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医療法人伯鳳会 大阪中央病院

(大阪府 大阪市北区)

弓場 健義 院長

最終更新日:2024/08/07

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健診と専門医療に特化した、都市型病院

オオサカガーデンシティの一角にあり、地下道を経由すればJR線・大阪メトロ御堂筋線・阪急阪神線など大阪梅田エリア各駅から雨に濡れずたどり着くことができる「大阪中央病院」。1944年開業という長い歴史を持ち、地域医療の中核的役割を担う同院は、オフィスや商業施設が立ち並ぶロケーションで求められる「都市型病院」として、高度かつ親身に寄り添う医療をめざしている。2020年7月からは健康保険組合連合会より経営譲渡された医療法人伯鳳会グループの一員として、「平等医療・平等介護」を理念にリスタート。内視鏡治療や内視鏡下手術、ロボット支援技術を用いた手術などの先進的医療はもちろん、健康診断、MRIなどの精密検査、リハビリテーション、生活習慣病治療などに積極的に取り組む。2023年4月に院長に就任した弓場健義先生に、病院の成り立ちや健康診断の特色、注力する診療、地域医療についてなど幅広く話を聞いた。(取材日2024年6月19日)

病院の成り立ちと、地域における役割についてお聞かせください。

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当院は1944年、梅田曽根崎にあった「大同病院」を健康保険組合連合会が引き継ぎ「健康保険組合連合会 大阪中央病院」として設立されたのが始まりです。2000年には院名どおり「大阪の中央」ともいえるJR線の大阪駅に近接したオオサカガーデンシティに新築移転し、内視鏡手術、ロボット支援下手術など先進的な低侵襲治療に積極的に取り組み、特徴ある専門性の高い診療科を有する都市型急性期病院として発展するとともに、予防医療の観点から健診部門にも注力してきました。2020年7月からは「平等医療・平等介護」が理念の伯鳳会グループに加わり「医療法人伯鳳会 大阪中央病院」として新たなスタートを切っています。周辺地域はオフィスやホテル、商業ビルなどが立ち並ぶ場所で、このエリアの勤労者の方々および近畿一円からの紹介患者さんに向けた医療を中心に展開しています。なお救急車での搬送は当院通院中の患者さんのみ受け入れています。

注力されている健康診断について教えてください。

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当院の前身は健康保険組合連合会であることから、大企業の保険組合との契約のもと多くの健康診断を提供しているほか、主に中小企業が加入する協会けんぽでも1万人を超える健診受検者がおり、人間ドックと一般健診を合わせて年間約7万2000人(2022年4月~2023年3月実績)を受け入れています。また院内の合計3フロアを健康管理分野とし、人間ドックでは脳や心臓などに特化した検査メニューを設けていることも特色です。近年はエックス線写真の読影や内視鏡検査、疾病予測などでAIを積極的に活用するなど、医療DXも進んでいます。また女性にも安心して健康診断を受けていただけるよう、金曜日または土曜日の特定日に女性専用健診フロアを設置。健診受検者はもちろん、医師・看護師・臨床検査技師・受付らスタッフも全員が女性という日を設けています。再検査が必要なときの精密検査、治療までしっかりと行える包括的な医療を展開しています。

診療の特色や力を注ぐ診療部門についてお聞かせください。

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外科系を診療の中心に据え、先進的な低侵襲医療に重点を置いています。各分野のトップランナーであり続けることを目標に、ロボット支援手術、ロボット支援リハビリテーションにも積極的に取り組んでいます。整形外科では人工関節置換術を年間260症例超、泌尿器科では前立腺全摘術を年間30例前後を実施(2023年1月~12月)。また腹腔鏡下子宮内膜症手術で知られる松本貴副院長を中心とする婦人科には、全国から見学者が訪れています。眼科は年間400例に近い手術を行い、女性を含め6人の医師が在籍する肛門外科の手術数は年間1870例で、再発を繰り返す痔瘻など難治性肛門疾患を多く手がけています(2023年1月~12月)。直腸脱に関しては3cm以下は肛門外科で、4cm超は消化器外科での腹腔鏡下直腸固定術を年間82例(2023年1月~12月)実施しており、全国から患者さんをご紹介いただける病院であると自負しております。

病病連携、病診連携の取り組みについてはいかがですか。

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大阪市北区内にある7病院が参加する北区病院連絡会を中心に、大阪大学・大阪公立大学・兵庫医科大学などの大学病院、大阪国際がんセンター、大阪市総合医療センター、JCHO大阪病院、大手前病院、大阪警察病院、大阪医療センターなどの基幹病院との強固な病病連携を行っています。当院はこれまでお話したように特化した診療を提供する病院であり、すべての疾患に対応できるわけではありません。特にがんに関しては対応可能な一部を除き、大学病院やがんセンターに積極的にご紹介するなどすみ分けを意識し、手術だけでは対応しきれない非常に難治のがんケースでは大阪大学の先進のがんゲノム医療センターとも連携するなど、総合的な対応でご安心いただけるよう努めています。350を超える診療所との病診連携も含め、デジタルだけに頼らない人と人とのつながりを大切にした親密なネットワークを構築し、スムーズな連携を実現しています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

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大阪の中心ともいえる利便性の高いこの地で、先進的な低侵襲治療と予防医療を両輪に、AIやタブレット端末を利用した問診などを含めた医療DXを推進し、先進的な病院をめざしたいと考えています。ロボット支援下手術では、現時点では保険に適応していないものの、将来認められる可能性があると考えられるものについては、適応になりしだい対処できるよう、準備を進めていきたいと考えています。当院の健診部門は病院診療部門とシームレスにつながっており、健診で異常が判明した場合でも時間を置かず、迅速な診療へと進むことが可能です。またスタッフ・健診受検者ともに女性のみでの健診日・フロアの設置、女性特有の疾患に対応する婦人科の診療の充実化など「女性に優しい医療」をめざしています。どのような病気でも悩まず安心して診療が受けられるよう、また検査や診療は可能な限り1日で完了するよう予定を組むなど、さまざまな工夫を凝らしています。

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弓場 健義 院長

1981年大阪大学医学部卒業。国立呉病院(現・呉医療センター)、大阪大学医学部第一外科、大阪医療刑務所、豪州・シドニー大学ウェストミード病院への留学、大阪警察病院、大阪厚生年金病院(現・JCHO大阪病院)などを経て大阪中央病院へ入職。2023年4月より現職。日本外科学会外科専門医、日本消化器外科学会消化器外科専門医、日本消化器病学会消化器病専門医。医学博士。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック(半日ドック)/4万7300円~

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