院長メッセージ(独立行政法人地域医療機能推進機構 大阪病院) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

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独立行政法人地域医療機能推進機構大阪病院

戦後から今日まで、大阪の医療を支え続ける地域医療支援病院

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西田 俊朗院長
Nishida Toshiro

プロフィール兵庫県出身。1981年大阪大学医学部卒業後、関連病院で研修。1990年米国タフツ大学へ留学。1994年より大阪大学にて勤務し、2002年同大学医学系研究科講師、後に同大学医学部附属病院教授。2009年より大阪警察病院外科系統括部長・副院長などを務める。2013年国立がん研究センター東病院院長、2016年より同センター中央病院院長を歴任し、2020年4月より現職。専門は胃がん、消化管間質腫瘍。

診療の特色を打ち出し地域住民の未来に貢献

大阪市福島区、広々とした下福島公園に隣接する「大阪病院」。大阪市民に「大阪厚生年金病院」の名で親しまれてきた同院は、2014年より独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)へと参入して病院名を変更し、2015年には13階建ての新病院で診療を開始。大阪市西部地区をはじめ関西一円を診療圏とする地域医療支援病院として、新たな歴史を刻んでいる。一般病床565床と幅広い診療科を有し、専門性の高い診療が特徴的な整形外科、母子医療センターなどを中心にさまざまな診療を展開。また、早くから医療現場の働き方改革に取り組み、院内保育所や短時間正職員制度などを導入している。臨床教育の場としても知られており、現在も研修医をはじめ多くの医療職が実践を学ぶ。2020年4月に院長に就任した西田俊朗先生は、大阪大学やその関連病院で長らく勤務したのち、国立がん研究センター東病院や同センター中央病院の院長を歴任。その経験から「当院ならではの強みを生かしつつ、これからの医療ニーズに見合う診療科をより充実させて、地域医療に貢献していきたい」と語る。(取材日2020年6月3日)

最初に、こちらの病院の歴史をご紹介ください。
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当院は1952年に開業しもうすぐ70周年を迎えます。当初は戦後に増えた肢体不自由の方にリハビリテーションや義肢の製作を行うべく、整形外科を中心とした54床の病院として開設されたそうです。このため院長は初代、第2代ともに整形外科領域に精通する先生方でした。現在、当院の整形外科が非常に専門性の高い診療や臨床研究を手がけるなど充実しているのは、このような歴史があるからです。その後当院は診療科を増やし、改築や増床を繰り返して、地域の総合病院として1970年代には560床を有していたそうです。救急医療や重症患者の集中治療、地域医療機関との連携にも早くから取り組み、地域で親しまれる病院となりました。2014年には地域医療機能推進機構法に基づき公的機関の見直しがなされ、独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)が発足し、当院も病院名を変更。2015年には新病院が完成し、新たな姿で診療にあたっています。

4月に院長に就任されたとのこと、抱負をお聞かせください。
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私は大阪大学出身で、大阪で長い間勤務していましたが、2014年からは関東へ移り、診療圏が全国に広がる国立高度専門医療研究センターにおりました。今回大阪へ戻り当院へ着任するにあたり、これからの地域医療について考えてみたのですが、まず何よりも、少子高齢化、特に高齢化に伴って増加する病気への対応が必要です。脳や心臓などの心血管系疾患、がんや認知症もそうですし、それから運動器に関わる整形外科疾患なども増えています。ただこれらは、身近な医療期間で一刻を争って治療しなければならない病気と、多少待つことができる、つまり遠方へ治療に出向くことのできる病気とに分けて考えられます。このような病気の特性と当院の診療状況、さらに地域の人口構成やニーズを考慮した上で当院の特色を明確にして、患者さんが今まで以上にわかりやすく、利用しやすい病院にしたいと考えています。

では、病院の特色となる診療分野を教えていただけますか。
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先ほどもふれたように、当院の整形外科には脊椎、人工関節、リウマチ、手の外科・外傷、スポーツ整形という専門部門が設けられ、各領域のエキスパートが非常に専門性の高い診療を行っています。高齢化に伴い、骨や関節の病気に悩む方は増えていますが、同時に整形外科疾患は治療まで多少「待てる」ものでもありますので、大阪市内のみならず京阪神全域から、治療を必要とする患者さんに受診してもらえればと考えています。もう1つは周産期医療です。昨今では少子化が危惧されていますが、JCHO大阪病院のある都心部のマンションには若い世代が多く、当院での分娩数は減っていません。当院の母子医療センターは規模が大きくNICUもあり、新生児医療も充実しており安心して出産してもらえるように体制を整えています。さらに今後は小児診療全体を拡充し、共働き世帯が周産期から子育て期間を通じて安心して働ける環境づくりへとつなげていきたいです。

今後、充実させていきたい診療分野はありますか。
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高齢化・地域医療への対応として、心血管系・循環器系疾患診療に力を入れたいです。脳卒中や心筋梗塞は、発症したら病院を選んでいる時間はありません。すぐ治療を始めないと救命できないことも多く、地域医療機関への期待が高い領域です。当院の循環器内科や心臓外科では現在も質の高さにこだわった治療が可能ですが、これからは頭部も含め、救急搬送をより積極的に受け入れることで、地域のニーズに応えたいです。もう1つは、加齢とともに増える病気で、私の専門でもある悪性腫瘍です。当院の消化器内科・外科は消化器がんの内視鏡治療と内視鏡外科手術を得意としていますので、今後は化学療法ができる医師を育成して、両者を組み合わせた包括的な治療を提供できるようにしたいです。がんも整形外科疾患と同じく「待てる」場合がありますので、専門性を高めることで、将来的には近畿一円から、当院での医療を必要とする患者さんに来てもらえればと思います。

最後に、地域の皆さんへメッセージをお願いします。
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今回の新型コロナウイルス感染拡大において、当院は1病棟を専門病棟に切り替え、大阪府に協力し府内の患者さんに対応してきました。今後も救急医療の充実を図るなど、公的な性格をもつ医療機関として、行政と協力しながら地域の医療を支えていきたいと思います。一方で、医療機関の働き方改革は急務で、当院でも「働きやすさ」と「キャリアの形成」が両立する勤務環境を考える時期に来ています。そうしますと、1つの病院ですべてを診療するのではなく、地域の医療機関が協力しあって、地域で医療が完結する必要があります。幸いにも大阪市内には特色ある診療を行う病院が多数あります。当院でも、今ご紹介した領域に加え、眼科でのぶどう膜炎など特徴的な診療を行う科が多数あります。今後は当院ならではの強みを育て、また当院の特徴を地域の皆さんに広く知っていただき、困ったときには安心して受診してもらえる病院にしていきたいと考えています。

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