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医療法人社団慎正会 みやそう病院

(兵庫県 伊丹市)

守 克則 病院長

最終更新日:2026/01/07

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「出向く医療」で支える地域密着病院

伊丹市で半世紀近く、地域のかかりつけ病院として住民の暮らしを支えてきた「みやそう病院」。内科・整形外科をはじめとする外来診療に加え、地域包括ケア病棟を備え、急性期を脱した患者のリハビリテーションや在宅復帰まで幅広く対応している。循環器や呼吸器などを専門とした内科の医師が常駐し、整形外科を専門とする守克則病院長のもと、高齢者に多い外科的疾患から慢性期管理まで一貫した医療を提供している。2021年には「機能強化型在宅療養支援病院(連携型)」となり、在宅支援体制を強化。同グループの「みやそう病院在宅医療クリニック」と連動し、在宅・外来・入院が切れ目なくつながる医療をめざしている。また電子カルテのクラウド化やAI診療支援の導入を推進。情報の見落とし防止や業務効率化、患者と向き合う時間の確保など、新たな取り組みも進めている。2026年12月完成予定の新病院では、動線改善やリハビリ環境の拡充、診療科の増強により、これまで以上に地域ニーズに応える体制へ進化。「訪問診療を軸に、伊丹市を支えていく核となっていければ」と語る守病院長に、同院について詳しく話を聞いた。(取材日2025年11月12日)

病院の歴史や地域における役割についてお聞かせください。

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当院は1980年に開設され、長年地域に密着した医療を担ってきました。現在は地域包括ケア病棟49床、療養病棟48床の計97床を有し、入院・外来・訪問診療を一体的に提供しています。2021年3月には「機能強化型在宅療養支援病院(連携型)」となり、地域の先生方と協力しながら在宅支援連携体制を構築している点も大きな特徴です。その連携先の一つとして、同グループの「みやそう病院在宅医療クリニック」とも密に連携し、24時間365日の在宅医療を支えています。診療科は外科・整形外科、循環器・呼吸器内科を中心に、2026年度からは消化器内科、皮膚科・形成外科の医師も着任予定で、体制がさらに充実します。軽度急性期から回復期、長期療養、外来、訪問、予防医療まで、切れ目なくワンストップで提供できる病院として、これからも地域の皆さんとともに歩む医療をめざしてまいります。

訪問による「出向く医療」を強化されているそうですね。

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在宅医療をさらに充実させるため、2025年4月に「TEAM DEMUKI」を立ち上げました。病院とサテライトクリニックの医師・看護師・リハビリスタッフ・事務職員が一体となり、患者さんのご自宅へ伺う「出向く医療」を強化しています。クリニックの医師は当院にも在籍しているため、在宅で診ている患者さんが入院を必要とした場合も、主治医が変わらず継続して診療でき、患者さんにとっても大きな安心につながります。また緊急往診を依頼できる医療サービスとの連携により、24時間365日いつでも対応できるように体制を整えています。将来的には、訪問歯科や接骨院など地域の事業者とも協力し、医療・ケア・生活支援がシームレスにつながる「出向く医療」のプラットフォームを築きたいと考えています。地域の皆さんが住み慣れた場所で安心して暮らし続けられるよう、これからも在宅医療の質の向上とともに幅を広げていきたいと思います。

健診も充実しており、予防にも力を注いでいると聞きました。

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特定健診や企業健診、各種がん検診、人間ドックまで幅広く対応し、地域の皆さんの健康づくりに力を注いでいます。健診は病気の早期発見につなげるため、正確で質の高い結果を、迅速に提供することが大切です。近年はクラウド型電子カルテやオンライン情報共有システムに加え、AIを活用した診療支援の導入も進めています。IT・AI化によって膨大な情報を整理し、見落としを減らし、診療の質そのものを高めていくことが狙いです。例えばカルテ作業の負担が軽減されることで、医師やスタッフが患者さんと向き合う時間をより多く確保できるという大きなメリットがあります。在宅医療でも主治医・往診医・支援スタッフが情報をリアルタイムで共有でき、緊急時には出張先や他の訪問診療先からでも迅速な対応が可能になります。これからも地域の皆さんに、安心で質の高い医療を届けられるよう取り組んでいきたいと考えています。

地域のかかりつけ病院としての役割も大切にしているそうですね。

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当院は地域のかかりつけ病院として、日常の診療だけでなく「ちょっとした入院」やレスパイト入院にも柔軟に対応しています。地域包括ケア病棟を備えているため、急性期病院では入院が難しいケースでも受け入れが可能で、最大60日までの入院が認められています。自宅や施設で療養されている方のリハビリ、家族の急な用事で一時的な入院が必要な場合など、地域で暮らし続けるための支援を担う病棟として機能しています。また循環器内科・呼吸器内科などの医師が常駐し、私自身は整形外科を専門としています。高齢者に多い骨折などの外科的処置から内科的治療まで、さらに複数疾患を抱える人も、一貫して対応できる体制を整えています。急な体調不良でも「まずここに相談しよう」と思っていただける病院であることが私たちの目標です。地域の皆さんが安心して暮らせるよう、医療のハードルを下げ、気軽に頼れる存在でありたいと考えています。

今後の展望と、地域の方へメッセージをお願いします。

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2026年12月に完成予定の新病院は、現在地から徒歩3〜4分と、アクセスはこれまでとほぼ変わりません。面積が広がることで動線が改善され、待合やリハビリスペースも、よりゆったりと使いやすくなります。特にリハビリは、人との関わりを大切にしながら社会復帰をめざせる、“開かれた空間”を意識して整備。さらに消化器内科や皮膚科・形成外科の医師が加わり、内視鏡は2レーン体制へ。検査の待ち時間短縮だけでなく、診療の選択肢が広がることも期待できます。院内サイネージも充実し、検査案内やイベント情報などを、これまで以上にわかりやすくお伝えしていく予定です。今後は「TEAM DEMUKI」の連携をさらに強化し、病院・在宅・クリニックが一体となって、伊丹市全体で患者さんを支える仕組みを広げていきたいと考えています。そしてその「地域の核」として、より皆さんに頼りにされる病院をめざしていければと思います。

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守 克則 病院長

2006年関西医科大学卒業。大阪医科大学附属病院(現・大阪医科薬科大学病院)で初期研修を修了し、整形外科に入局。多くの関連病院で研鑽を積む中で、特に足部・足関節を中心に専門性を深めた。非常勤として勤務していたみやそう病院に2019年より常勤として着任し、2024年4月より現職。日本整形外科学会整形外科専門医。丁寧な説明と安心感のある対応を大切にし、患者に寄り添う医療を信条としている。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック/3万9800円(税込み)~

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