医療法人 瑞頌会尾張温泉かにえ病院
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- 愛知県海部郡蟹江町大字西之森字長瀬下65-14
- 内科
- 脳神経内科
- 循環器内科
- 糖尿病内科
- 整形外科
- リハビリテーション科
- リウマチ科
特徴
開院から長年地域に根差す病院として患者の生涯とともに歩む
目次
01在宅療養支援病院として回復期から在宅療養を支える
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病院の役割を語る真野寿雄理事長
医療、リハビリテーション、介護の連携
海部医療圏の高齢化率は愛知県の平均より高いといわれているが、救急医療など急性期医療については、隣接する名古屋市の病院にかかる人が多いという。同院は海部医療圏で回復期リハビリテーション病棟と地域包括ケア病棟を抱える民間病院として、急性期治療後の患者へ入院・外来治療、訪問看護・リハビリテーション、介護リハビリテーションといった切れ目のない医療・介護サービスを提供。また、在宅療養中の患者の緊急受け入れやレスパイト入院に対応することにより、住み慣れた地域での療養支援をし、急性期病院とかかりつけ医との間に位置する、「地域密着型」の病院であることをミッションとする。
02地域のかかりつけ医として救急対応と在宅療養支援を充実
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きれいで過ごしやすい環境が整っている
在宅や施設の療養者の治療に対応
これまで回復期リハビリテーション・地域包括ケア・療養病床からなる3病棟118床を抱えるケアミックス病院として機能してきた同院。2023年12月に療養病床32床を廃止し、既存の地域包括ケア病床26床と合併し全58床の地域包括ケア病棟にリニューアルした。地域包括ケア病棟では、急性期病院からの患者に加え、地域の診療所・施設からの受け入れについても要請が高まっているという。今後は、地域の医療機関との連携をさらに深め、地域包括ケアシステムの一員として地域包括ケア病棟の利用を促す計画だ。回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病棟の両輪で、海部医療圏における幅広いニーズに応えていく。
03リハビリテーション専門の医師とスタッフによる取り組み
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広々としたリハビリテーション室
「活動の医学」として体にも心にも寄り添う
「リハビリテーションは活動の医学」という理念のもと、循環器内科・糖尿病内科などとも連携し、脳血管の病気や整形外科領域のけが、急性疾患に伴う安静などにより発生する廃用症候群からの機能・動作の回復をめざし、質の高いリハビリテーションを行う。急性期治療後から速やかにリハビリテーションを開始し、日常生活への復帰を支援。在宅でのリハビリテーションでは、患者と家族の希望も取り入れつつ、より良い日常生活を送れるよう介護に関するサポートも積極的に行う。入院・外来・在宅に関わらず、医師・看護師・ケアマネジャーなど患者に関わる多職種が協力し合い、体の不具合だけでなく、患者の不安な「心」に寄り添うことを大事にする。
04リハビリテーションを支えるセラピストチーム
経験豊富な専門職のスタッフが対応
リハビリテーションを専門とする医師、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、温泉入浴指導員などが所属するセラピストチーム。地域密着型の病院であるため、地域包括ケアを幅広く経験したスタッフが多く在籍し、患者の生活を想定した治療を行えることが強みだ。退院後の自宅生活に不安を抱える患者に対しては訪問リハビリテーション、通院可能な患者には、外来リハビリテーションや通所リハビリテーションでフォローアップを実施。一人ひとりの患者に対し、治療計画に関するカンファレンスを月2回以上実施し、心身機能の回復と社会復帰に向けて検討を行っている。
05多職種一体となって患者が安心・安全に過ごせる看護を
自分を高めつつ働き続けられる環境づくりも
「安全で安楽に安心して過ごせる看護・介護」という理念を掲げる看護部。ベテランの看護部長のもと、新たに経験豊富な看護師長も迎え、現場の体制や教育の質がより高まった同院。医療療養病床を地域包括ケア病床に転換し増床するリニューアルに伴い、新たに入職する看護師の教育プログラム作成も順調に進む。以前から「患者に優しくすること」を実践してきた誇りを大切に、さらに技術・教育ともに高みをめざす。日々の研鑽には、看護師・介護職員ともにeラーニングを取り入れ、個々のレベルアップも欠かせない。看護師が優しくあるためには看護師自身の心の余裕が大事としており、子育て中であっても働きやすい環境づくりがされている。