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稲沢厚生病院

(愛知県 稲沢市)

伊藤 浩一 院長

最終更新日:2022/07/11

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地域住民に親しまれる「安心できる病院」に

稲沢市の西部、祖父江町に位置する「稲沢厚生病院」。秋になれば町中が黄金色のイチョウに彩られるこの地に戦後まもなく診療所として開設され、1951年からは「尾西病院」として親しまれてきた。2014年の管理棟竣工に伴い現在の名称に変更したが、今も「尾西病院」の名で呼ぶ人は少なくない。地域にとっては親しみやすく、なじみのある「かかりつけ病院」として、その存在は大きく頼りにされている。西尾張医療圏における二次医療を担う病院として、より高度で専門的な医療を行う三次医療機関と地域の医師たちとの間で橋渡し的な役割も担う。急性期から回復期まで長く患者を支えてくれる病院だ。伊藤浩一院長は「ここに行けばひとまず安心と思ってもらえる、地域の皆さんに信頼される病院でありたい」と話す。2022年夏からは病棟での無料Wi-Fiの整備や、初診の患者でも予約ができるシステムづくりなど、ますます患者目線の体制が整った。「地域に根づいた温かい医療が当院の持ち味」と話す伊藤院長に、同院の特色や展望などについて聞いた。(取材日2022年6月13日)

現在に至る病院の歴史について教えてください。

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当院は1945年、当時の中島郡祖父江町にて農業会や住民の要望から診療所として開設されました。その尾西診療所が愛知県厚生農業協同組合連合会の一員となり、1951年、「尾西病院」となった次第です。現在地に移転し、平成に入って在宅介護支援センター、訪問看護ステーションが開設されました。2005年、中島郡祖父江町は、稲沢市・平和町と合併し、稲沢市祖父江町に。2014年、管理棟の竣工に伴い、稲沢市西部の地域医療を担う病院として改めて認知していただくため、「尾西病院」から「稲沢厚生病院」へ名称変更しました。現在は内科から外科にわたる幅広い診療科があり、急性期病床151、地域包括ケア病床48、精神病床51を抱えて急性期から回復期までの患者さんを受け入れています。この地域でも高齢化は進んでおり、介護施設とも連携して住民の方々が住み慣れた地域で長く暮らせるよう地域完結型医療に力を尽くしたいと考えています。

地域における病院の役割や特色とはどんなことでしょうか?

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一つは、災害拠点病院でもあり二次医療機関として救急医療にも対応する稲沢市西部の中核的な病院であること。もう一つは、地域の医師と三次医療機関の中間にある橋渡し的な存在の病院であることです。開業医さんから紹介された患者さんを受け入れ、一方で、より高度で専門的な医療が必要な患者さんを一宮市にある三次医療機関へ紹介します。また大きな特徴としては半世紀ほど前から精神科を設けており、愛知県下では数少ない精神科の病床を有する総合病院ということでしょうか。複数の科があるため身体疾患を合併した精神科の患者さんを総合的に診療することができることに加え、作業療法やデイケアにも力を入れて社会復帰を支援しています。また当院は分娩のための設備がある病院でもあります。産婦人科医師は常勤5人、非常勤2人在籍しており、助産師は自らも出産経験のあるベテランばかりです。

先生ご自身や職員の方について教えてください。

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私自身は外科が専門で、かつて名古屋市立大学で生体肝移植が始まった頃はちょうど胆膵肝グループにおり、末席で関わらせていただきました。これまで胃がん、大腸がんなど消化器系の手術に多く携わってきましたが、現在は外来を週1回行っています。患者さんとのお話や治療の際には、誠実であることを心がけています。当院の職員は地元育ちで勤務年数が長い人が多く、患者さんとは顔見知りになっている人も。院内には温かい雰囲気があると思いますよ。病院は患者さん第一ですが、私は患者さんの満足度とともに職員の満足度向上も図りたいと考えていて、皆が働きやすく風通しの良い職場にしていきたいと思っています。職員が満足するためには医療の質の担保も重要。患者さんに質の高い医療を提供できる病院であってこそ、職員も満足感ややりがいを持って働けるでしょう。

開業医との連携はもちろん、住民との連携も強いと伺いました。 

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そうですね。開業医さんとは症例検討会やミニレクチャーなどを年に5~6回は開催しており、現在も新型コロナウイルス感染症の流行は続いていますがようやく再開のめどがたったところです。CTやMRIなどの利用については開業医さんからの依頼があれば、患者さんの利便性を考え、時間を延長して19時ぐらいまで対応しています。またJA(農業協同組合)の関連病院ですので、院内でJA朝市を開催していただいたり、逆に当院職員が地元のJA産直広場にて健康相談を月1回開催したりしてきました。他に、職員が地元の高校に出向いて講座を行い、医療を身近に感じてもらう取り組みも行っています。住民の皆さんとはできるだけ協力し合い、より良い地域のための活動をしていきたいですね。

今後の展望についてお考えをお聞かせください。

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このたび患者さんの満足度向上のための一つとして、病棟での無線Wi-Fiを整備しました。また待ち時間短縮と感染症対策のため、電話での予約運用を開始したところです。紹介状がなくとも初診の方でも利用していただけます。これからも、より患者さんに親しまれ、通いやすく、「ここに行けばひとまず安心」と思ってもらえる頼られる病院でありたいですね。急性期から回復期、社会復帰まで寄り添う病院として医療機関はもちろん介護・福祉分野とも連携していきたいです。昭和の時代から77年にわたってこの地に根づいてきた歴史や信頼を大切に、今後も地域の皆さんの健康と生活を守るため「より良質で安全な医療・保健・福祉を提供すると共に、医療人を育成し、安心できる地域づくりに貢献します」という理念を引き継いでいく所存です。

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伊藤 浩一 院長

1987年名古屋市立大学医学部卒業。同大学病院第一外科入局。関連病院に勤務し大学に戻り、肝再生の研究に従事。肝胆膵グループの助手として生体肝移植にも関わる。菰野厚生病院、多治見市民病院など関連病院勤務後、稲沢厚生病院に赴任。外科部長兼副院長を経て2019年より現職。日本外科学会外科専門医、日本消化器外科学会消化器外科専門医。

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