健康寿命の延伸と予防を重点におき、地域に根差した医療を提供する樋口病院 | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

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医療法人聖俊会樋口病院

開設から現在まで地域に根差した医療を提供。急性期医療から終末期医療まで支えるとともに予防医療にも注力

健康寿命延伸と予防を重点に
豊川に根差す地域医療を提供

名古屋鉄道諏訪町駅から徒歩5分。市役所や市の体育館が周囲にあり、市政の中心に位置している『樋口病院』は、開院以来70年近く、地域に根差した医療で住民に頼られ、愛されてきた。
礎となる基本方針「誠実・責任・技術練磨・融和協力」を原点に、常に地域の人々を見守り、地域の医療や介護のニーズに応え続けようとする思いがある。豊川市に救急医療が不足していた時代は救急医療、急性期医療に注力してきたが、超高齢化時代に突入した今、医療療養病床を核に高齢者の慢性期医療を提供しながら、「健康寿命の延伸」と「予防医療の充実」を目標に掲げて、新たな取り組みを展開中だ。平成30年1月には、病院を全面改装し、同年4月に健診施設と内視鏡施設を新設した。特に上部消化管内視鏡、下部消化管内視鏡の検査設備が充実。ホテルのようなロビーや待合室など、健康な人が定期的に健診を受けたくなるような雰囲気も特徴だ。
また、豊川市内に女性特有の悩みを相談しやすい医療機関が少なかったため、女性医師による女性の外来を開設し、思春期から老年期まで幅広い悩みに対応し始めた。樋口俊哉副院長が得意とする肝臓疾患の専門診療に力を注いでいる。地域住民が安心して頼れる身近な病院をめざして、これからも進化を続ける。

理事長メッセージ

樋口 俊寛先生

理事長/院長
樋口 俊寛先生

1976年昭和大学医学部卒業。名古屋大学医学部第2外科、愛知医科大学第1外科、蒲郡市民病院外科勤務を経て、樋口病院で勤務スタート。1981年に院長就任。2012年から愛知県医師会理事。学生時代、アイスホッケーで国体に出場した経験もある。

落ち着きのあるデザインで清潔感漂う待合室

患者と真摯に向き合い、コミュニケーションを重視している

高齢者の慢性期医療を中心に
地域で連携して安心を支える

昭和25年の開院以来、豊川市の地域医療にまい進してきた樋口病院。時代のニーズに応えて、救急医療から高齢者の慢性期医療に軸足を移し、医療療養病床や老人保健施設で長期療養や在宅復帰支援を展開。長年の信頼関係で、地域の医療機関と密に連携しながら、住民の安心を守っている。

同院は、常に地域の期待に応えることを目標に進化してきた。昭和50~60年代の豊川市では交通外傷が多発し、救急医療体制の整備が課題であったため、樋口俊寛理事長は近隣5病院に声をかけて輪番制を確立し、24時間365日の救急応需を実現した。
時代は移り、近年は超高齢社会への対応が課題となったが、豊川市医師会でも熱心に活動する樋口理事長は「市民病院が1つだけという現状も踏まえ、開業医が連携し、在宅医療も含めて時代に合った医療体制を築きつつあります」と説明し、「その中で、当院は医療療養病床を持つ特長を生かしながら、慢性期医療を中心に高齢者が安心して地域で暮らすために全力でサポートします」と方針を語る。同院には高齢者ケアのスキルや経験が豊かな看護師、介護職などが数多くそろう。病院での治療後、病気のある人が生活し、在宅復帰をめざす施設である老人保健施設も運営。豊川市内で在宅医療を行うクリニックとも良好な関係を築き、緊密に連携している。 一方で、「これからは慢性期の病院も、ある程度の急性期対応は必要になるでしょう」と樋口理事長は展望。そのためにスタッフの資格取得やスキルアップを病院が積極的にバックアップし、待遇にも反映する仕組みを築いた。自身も「日々新た、日々決心、日々真剣、日々成長、日々勉強」の言葉を胸に、挑戦し続けているそうだ。
「私も副院長も豊川で生まれ育ちましたので、住民の方々とコミュニケーションが取れていると思います。この地域の方々の医療的なお世話ができるのは何よりの喜びです」

相談員による対応

患者・家族の思いをくみ取り
入院生活と退院後をサポート

医療相談員は、患者や家族の療養生活や退院後の生活をサポートする専門家だ。入院してきた患者と家族に面談して希望をくみ取るとともに、病院の機能や医療費を改めて説明して理解を得る。同時に患者の希望や問題をもとに、院内の各職種をつなぐ役割がある。また、退院後の生活を考えて、在宅医療を行うクリニックや入所可能な介護施設、高齢者住宅、介護サービスなどの調整を行う役割も。患者にとって「頼れる病院の窓口」といえる存在だ。

医療相談員の佐藤一志さん。資料などを使い、患者や患者家族へ丁寧な対応を心がけている

医療相談員の佐藤一志さん。資料などを使い、患者や患者家族へ丁寧な対応を心がけている

健診施設

樋口 俊哉先生

副院長/健診センター長
樋口 俊哉先生
2007年藤田医科大学医学部卒業。豊橋市民病院、八千代病院勤務を経て、樋口病院副院長。日本消化器病学会消化器病専門医。日本肝臓学会肝臓専門医。学生時代はバスケットボール、野球、バトミントンと、スポーツに励んでいた。

快適さと受診しやすさを追求
女性専用エリアや託児所も完備

平成30年4月のリニューアルで新設された同院の健診施設。ホテルのように快適な環境とホスピタリティーあふれる接遇によって、健康な人々が「受けてみたい」「毎年、受けたい」と思えるような施設をめざした。そこには、豊川市の健康寿命延伸に貢献したいという願いが込められている。

豊川市では年間500人ががんで亡くなっているという。糖尿病有病率も高く、がん検診や特定健診の受診率が低いことが課題だ。同市は平成29年からワンコインがん検診「さつき健診」を開始するなど、健診受診率向上に取り組み始めたが、「当院も、地域でまだ少ない健診施設を整備することで、重大な疾患を早期発見し、健康寿命の延伸に貢献したいです」と樋口俊哉副院長は話す。同施設では特定健診、さつき健診のほか、人間ドックなど多様な健診が受けられる。
特長の一つは、女性専用エリアがあること。女性が健診を受けやすい雰囲気をつくることで、「これまで健診を受けてこなかった方にも、ぜひ受けていただきたいのです」と俊哉副院長は熱い思いを口にする。子どもを預けて健診を受けたい女性のために、施設内には保育士のいる託児所もある。コンセプトは「五感を満足させる施設」。ホテル並みのラウンジや待合室、人間ドック受診者に向けてホテルのシェフが作った弁当など、満足度を高める設備や接遇でもてなし、健康を管理する上で重要な、毎年の継続受診につなげたいという。 疾患が見つかった場合は、同院の消化器内科、循環器内科が連携して診療を行うほか、豊川市民病院などの急性期病院に適切に紹介することが可能。今後、脳ドックの充実、遺伝子検査の導入にも取り組んでいく方針だ。
「健診を受けるのは、現時点の自分の体の地図をつくるのと同じです。将来、なりやすい病気がわかり、健康でいるにはどのようにすれば良いのかがわかります。私たちは、それを示す羅針盤になろうと思います」

健診施設の待合室。ゆったりとしたソファが特徴的だ

健診施設の待合室。ゆったりとしたソファが特徴的だ

ホテルのような広々とした空間

ホテルのような広々とした空間

院内には託児室も

院内には託児室も

健診施設スタッフ

全員が笑顔と優しさあふれる女性
検査時にもきめ細かい配慮を実践

健診施設のスタッフは、全員が優しい笑顔とホスピタリティーにあふれた女性たちだ。笑顔が採用時のポイントになっているほか、定期的に接遇研修を受講して日頃からスキルを高めている。スタッフたちは常に「どうすれば受診者さまが喜んでくれるか」の視点で考え、改善を重ねているそうだ。例えば、心電計の電極を温めてつける、検査時に恥ずかしく感じない程度に照明の明るさを落とすといった、きめ細かい配慮をしているという。

全スタッフが明るく優しい笑顔で対応。接遇研修の受講などの取り組みもしている

全スタッフが明るく優しい笑顔で対応。接遇研修の受講などの取り組みもしている

スムーズな診療のために

効率的な施設レイアウト
短時間で健診が受診可能

病院らしくない、ホテルのように快適な空間が広がる健診施設。ワンフロアを健診の手順どおりにレイアウトしたため、受診者の動線は短い。人間ドックであれば、順序どおりにフロアを1周すれば終了。その他の健診は必要な検査だけを受けるが、同じ方向に移動すれば良いので間違えにくい。さらに、職員同士がインカムで情報交換し、混雑時には空いている検査から案内するなど、短時間で検査が終わるように工夫している。検査後、人間ドックでは弁当、生活習慣病予防健診ではサンドイッチ、その他の健診もコーヒーなどを無料で提供。ゆったりと過ごすことができる。

 

健診の受け方例

1.受付・問診

受付・問診

受付・問診

スタッフから問診票を受け取り、必要事項を記入。反時計回りに検査室を進み、一周するとすべての検査が受けられる構造になっている。

2.採血・身長体重測定

採血・身長体重測定

採血・身長体重測定

受診者が緊張しないよう、看護師やスタッフは笑顔で接することを心がけているという。採血や身長体重測定など一つ一つの項目を丁寧に行う。

3.検査

検査

検査

超音波(エコー)検査やCT検査など、項目はコースにより異なる。上部内視鏡とバリウムの選択など、受診者のニーズに合わせた設定ができる検査項目も。

4.結果・休憩

結果・休憩

結果・休憩

検査や診察を終えたら、その後はレストランラウンジで休憩できる。健診コースによってはお弁当や軽食がつく。

施設DATA

樋口病院 健診施設

T E L:0533-95-2211
所在地:豊川市諏訪2-145
休診日:木(不定休)/日/祝・年末年始
駐車場:有(58台)

樋口病院 健診施設

内視鏡検査と肝臓の専門診療

内視鏡検査を行う俊哉副院長。病気の早期発見に注力し、丁寧かつスピーディーに検査を実施

内視鏡検査を行う俊哉副院長。病気の早期発見に注力し、丁寧かつスピーディーに検査を実施

経験値の高いスタッフが検査をサポート。安全面への配慮だけでなく、患者の精神的なフォローも行う

経験値の高いスタッフが検査をサポート。安全面への配慮だけでなく、患者の精神的なフォローも行う

消化器がんの死亡率ゼロが目標
早期発見・早期治療に全力注ぐ

同院の内科が力を注ぐ分野は、俊哉副院長が専門にしてきた内視鏡検査と肝臓疾患の治療だ。胃がん、大腸がんの早期発見・早期治療、あるいはがんの原因となるウイルス性肝炎の進行阻止などにより、この地域の胃がん、大腸がん、肝臓がんの死亡率をゼロにすることが願いだ。

食道がん、胃がん、逆流性食道炎、ピロリ菌による慢性胃炎などを早期に診断できる上部消化管内視鏡検査は、同院の場合、口から入れる内視鏡と鼻から入れる内視鏡の2種類から、患者の希望に合わせて選択することが可能だ。また、下部内視鏡検査は大腸がん、炎症性大腸炎などの早期診断に欠かせない。早期の大腸がんやポリープは内視鏡で切除することもできる。「粘膜表面の早期がんなら1〜2日で切除することも可能なので、40歳以上の方は、ぜひ一度は胃と大腸の内視鏡検査を受けてほしいですね」と俊哉副院長。
一方、日本肝臓学会肝臓専門医でもある俊哉副院長は、脂肪肝、アルコール性肝障害、ウイルス性肝炎などの早期発見と治療にも力を注ぐ。B型肝炎、C型肝炎は肝臓がんの原因にもなるが、内服薬でウイルスを抑えることが可能になってきた。「この地域で、胃がん、大腸がん、肝臓がんで亡くなる人をなくす」という目標に向かって、走り続ける。

整形外科 リハビリテーション

患者がリハビリテーションに前向きになれるよう、リハビリスタッフ全員が明るく接し、社会復帰をサポート

患者がリハビリテーションに前向きになれるよう、リハビリスタッフ全員が明るく接し、社会復帰をサポート

広々としたリハビリテーション室。さまざまな状況想定をしたリハビリが可能

広々としたリハビリテーション室。さまざまな状況想定をしたリハビリが可能

急性期から慢性期まで寄り添い
継続的な治療とリハビリを実施

急性期から慢性期まで、継続的なリハビリテーションが可能な同院。骨折直後の入院リハビリから、家に戻って生活しながらQOL(生活の質)を高める通院のリハビリまで対応し、骨粗しょう症の早期発見・早期治療や骨折の予防にも取り組む。地域密着の病院らしい、アットホームな雰囲気が魅力だ。

充実したリハビリテーション設備を備える同院では、現在、5人の理学療法士・作業療法士が中心となって機能回復の訓練を行い、助手を務めるスタッフの資格取得を後押しするなどレベルアップに努めている。俊哉副院長は、「昔からある地域の病院なので、気軽に世間話ができる雰囲気があります」と話す。ふれあいを大切にして、患者がリハビリに積極的に取り組めるように導くという。整形外科は、週2回外来診療を行い、子どもから高齢者まで、骨折など幅広い外傷や痛みの診療、骨粗しょう症の早期発見と進行予防に力を注いでいる。今後は骨折予防のリハビリにも力を入れるそうだ。
同院には医療療養病床が43床ある。療養病床は寝たきりの患者が入る病床というイメージもあるが、同院では骨折や肺炎など急性期の患者も受け入れ、積極的にリハビリを行って自宅や施設に戻れるようにサポート。医療介護相談室で退院後の介護サービスの調整を行うなど総合的に支えている。

女性の外来

女性特有の疾患の検査や治療にも対応。さまざまな悩みが寄せられる

女性特有の疾患の検査や治療にも対応。さまざまな悩みが寄せられる

女性特有の多様な悩みに
婦人科の女性医師が対応

同院では、「女性特有の悩みは女性医師に診てほしい」というニーズに応えるため、平成30年4月から、女性の外来の診療を開始した。乳がん、更年期障害、不妊の診療のほか、生理不順、不正出血、生理痛など生理関連の悩み、エイジング、排尿トラブル、アレルギーなど、思春期から老年期まで幅広い年齢の女性のさまざまな悩みの相談に、時には漢方・サプリメントなどを用いながら女性の婦人科医師が対応する。豊川市内には女性医師の診療する婦人科医療機関が少ないため、多くの患者が訪れているという。より専門的な治療が必要な場合は、適切に専門の医療機関を紹介する。

看護部の取り組み

左から介護主任・中西、看護主任・松井、看護師長・五十川、リハビリ主任・穂浪。

左から介護主任・中西、看護主任・松井、看護師長・五十川、リハビリ主任・穂浪。

病院で働くスタッフは、全員が明るく患者と接し、健康意識の向上へも心を配る。過ごしやすい雰囲気づくりもスタッフのきめ細かなサポートがあってこそ。看護師と介護職員の密接な連携も不可欠だ

病院で働くスタッフは、全員が明るく患者と接し、健康意識の向上へも心を配る。過ごしやすい雰囲気づくりもスタッフのきめ細かなサポートがあってこそ。看護師と介護職員の密接な連携も不可欠だ

介護職、リハビリ職と密に協力するチーム医療
入院・外来を問わず、笑顔できめ細かく看護

患者の尊厳を大切にしながら、その人らしい療養生活を送れるように、献身的に看護を行う同院の看護師。「介護職員やリハビリスタッフも含めて、ミーティングや業務の中での意見交換を頻繁に行い、チーム全員で患者さんをサポートしていることが特長です」と五十川看護師長。子育て中で勤務時間に制約がある女性看護師も多いが、その分、コミュニケーションを密にして互いに補い合う意識が高いという。患者と家族の話をしっかり聞いて、女性らしいきめ細かな気配りで長期の療養生活が快適に送れるようにサポートする。
医療療養病床には医療と介護が両方必要な患者が多数入院しているが、同院は介護職員が充実しているため、看護師が看護に集中できる環境にあり、高い医療水準を保てていることも見逃せない。「自分の身内を入院させたいと思えるように」がスタッフ共通の目標だ。また入院時だけでなく、外来でも地域の人々が何でも看護師に相談できるように、「常に笑顔を絶やさず、話しかけやすい雰囲気づくりに気を配っています」と話す。

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