副病院長メッセージ(医療法人聖俊会 樋口病院) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

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医療法人聖俊会樋口病院

開設から現在まで地域に根差した医療を提供。急性期医療から終末期医療まで支えるとともに予防医療にも注力

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樋口 俊哉副病院長
Toshiya Higuchi

プロフィール2007年藤田保健衛生大学医学部卒業。豊橋市民病院での研修を経て、2011年名古屋大学医学部消化器内科入局。消化器内科の診療において多くの研鑽を重ねた後、2018年1月に樋口病院副病院長に就任。また2018年4月に新設された樋口病院健診センターのセンター長を兼任。日本消化器病学会消化器病専門医、日本肝臓学会肝臓専門医。

地域とともに歩み、住民の健康を支える

諏訪町駅から徒歩5分に位置する「樋口病院」。開設当初より「急性期医療から終末期医療に至るすべての医療に対応すること」を基本理念に掲げ、地域医療を支えてきた歴史ある病院だ。長らく地域に根差してきた同院が、現在目を向けているのが「健康寿命の延伸」と「予防医療の充実」。新たな目標に向けて、施設を全面的にリニューアル。検査設備を充実させるとともに、4月には「樋口病院 健診センター」を新設した。これに伴い、女性医師や女性技師が検査・診察を行う体制や肝疾患などに対する専門的な診療を受けるなど、体制を刷新。2018年1月より副病院長に就任した樋口俊哉先生は、「病気にならないように、なったとしても早期に治療を開始することで、急性期医療の必要ない、健やかな生活を送れるように。当院の成長が、地域の皆さんの健康を支える一助となると考えています」と語る。消化器内科を専門とし、肝疾患の分野でも研鑽を深めてきた樋口副病院長に、同院のこれまでの歩み、地域における役割、そしてこれからの医療のあり方についてふんだんに語ってもらった。
(取材日2018年7月31日)

貴院の基本理念と、これまでの歩みについて教えてください。
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地域に根差した医療を提供するべく、私の祖父が戦後間もない1950年に開設しました。医療資源が十分に行き渡らない状況での病院開設から現在まで、その祖父の想いとそれを引き継いだ父の思いが土台として息づいております。 当院の基本理念は「地域に根差し、急性期医療から終末期医療まで、幅広く対応すること」。この思いを軸に、これまで成長を重ねてきました。そして現在、当院が特に注力しているのが、病気にならないことをめざす予防医療です。予防医療の充実は、私が当院に副病院長として戻ることが決まった時から、力を入れたいと考えており、その一環として、病院を全面リニューアルしました。計画段階から私も意見を出し、2018年1月より稼働。内覧会では1000人以上という、非常に多くの地域の皆さんに足を運んでいただきました。その光景を目にしたとき、当院に対する地域の皆さんの期待の大きさと、担う責任の重さを実感した次第です。

リニューアルにより、どのような変化があったのでしょうか?
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これまで中心に置いていた外科や整形外科、リハビリテーションに加え、検査・健診体制の充実を図りました。私が肝臓をはじめとした消化器全般を専門としていることもあり、経鼻内視鏡による上部消化管内視鏡検査、大腸内視鏡検査にも対応できるようにしました。また新たに開設した健診センターは、健康な方が利用されることが前提にありますので、足を運びやすい雰囲気づくりをすることにも重きを置くことに。病院を想起させるようなデザインではなく、ホテルのような雰囲気でまとめました。また、女性の方にもお気軽にご利用いただけるよう、女性専用エリアを設け、乳がん検診および子宮がん検診は女性医師および女性の検査技師が対応する体制を整えました。おかげさまで、健康診断や市の特定健診でのご利用も前年に比べ増えてきております。

リニューアルに伴い、診療内容にも変化があったとか。
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はい、新たに専門的な内容に対応する診療を設けました。一つは女性のためのもの。豊川市内には、「女性特有の悩み」を「女性医師」に相談できる医療機関は、あまり数が多くないのが現状です。それならば、その役割を当院が担えたらと考えたのです。この診療では10代からご高齢の方まで、幅広い年齢層の女性の悩みに対応しています。そしてもう一つが、私の専門でもある肝疾患の専門的な診療です。C型肝炎をはじめとしたウイルス性肝炎の治療技術の進歩は目覚ましく、現在は服薬による治療も進んできています。しかし治療が遅れれば、肝硬変から肝臓がんとなってしまうことも。がんを予防するためにも、肝炎の早期発見・早期治療が重要ですし、当院でも専門的な治療ができることを知っていただくことで、相談のきっかけになれたらと考えました。こういった専門的な診療を通して、少しでも地域の役に立っていきたいですね。

その他、診療の特色について教えてください。
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治療、という直接的なアプローチに留まらず、リハビリテーションなどの回復期を支えながら、「患者さんらしい生活」とは何かを真摯に考えていくことでしょうか。ただ治すだけ、命をつなぐだけではなく、患者さんがご自身らしい生活を送れるように、私たちに何ができるかを考えていくことも、地域医療を支える立場として欠かせないと感じています。療養病床があることから、他の病院や施設からの紹介も多く、患者さんを受け入れるとともに、「患者さんらしい生活」を支えられるように努めています。また、近年着目しているのが、口腔内ケアです。口腔内ケアが行き届かないと歯を失うことにつながり、それが食生活にも影響し、糖尿病などの慢性疾患を誘引すると言われており、また誤嚥性肺炎などのリスクも高まります。当院でも歯科医師である弟を招き、入院患者さんの口腔内ケアを行っており、予防歯科を含め、ファミリーで連携して患者さんに向き合っています。

地域における貴院の役割、今後の展望についてお聞かせください。
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当院がめざすのは、地域の皆さんの「健康寿命の延伸」、そして患者さん一人ひとりの「より良い人生」に寄り添っていくことです。治すことはもちろん、患者さんの人生を見つめていくこともまた、大切なことです。当院で療養の末、在宅医療に切り替えるケースもあります。今後は地域連携が一層求められてくるでしょう。地域医療を支える担い手として、さらに力を注いでいきたいと考えています。そして、患者さんだけでなく、当院に勤務するスタッフ、当院が存在する地域がそれぞれ幸せな生活を送れるよう、力を尽くしていくこともまた、役割であり目標と考えています。今後も変わらず、皆さんの健やかな毎日を支えられるよう、成長していきたいと考えております。どうぞ気兼ねなく、足を運んでいただけたら幸いです。

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