独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)宇和島病院
- 愛媛県宇和島市賀古町2丁目1-37
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特徴
予防から治療、リハビリテーション、介護支援までサポート
目次
01外傷から関節疾患、脊椎疾患まで整形外科領域を幅広く診療
難しい症例にも対応する人工関節手術
幅広い整形外科疾患に対応する中で、変形性膝関節症や変形性股関節症に対する人工関節置換術にも力を入れている整形外科。最小侵襲手術(MIS)に努めており、筋肉をなるべく切らずに筋肉と筋肉の間から人工関節を入れることで、手術後の早い回復や、人工股関節の合併症である脱臼も少なくすることがめざせるという。さらには、股関節の変形が強く普通の人工関節置換術が難しい患者に対しても、手術で切除した骨の一部を移植して対応しているほか、やはり難しいとされる数十年前などに入れた人工関節を入れ替える手術も得意としている。ほかに、大腿骨近位部骨折の手術とその原因となる骨粗しょう症、脊椎疾患の治療にも取り組んでいる。
02あらゆる症状やどの診療科かわからない患者を受け入れる
総合診療部門が困っている患者に親身に対応
症状の原因がはっきりわからない、どの診療科にかかれば良いのかわからない、複数の病気があり単独の診療科だけではカバーしきれないなどの患者に対応する総合診療部門。いくつもの病院を受診してから訪れる高齢の患者が比較的多く、息苦しい、つらさが抜けない、気が遠くなるなどから、肛門の周囲が痛いなど、思いもかけないような症状を訴える患者もいると言う。ほとんどのケースで、検査などをしても悪いところが見つからない一方で、患者本人には深刻な問題であることから、診察ではとにかく話を聞くことを重視。話を聞くことで患者の安心へとつなげていく。
03患者のより早期の社会復帰や住み慣れた地域での生活をめざす
充実した環境でのリハビリテーション
各病棟でのリハビリテーションに加え、退院後の外来や訪問看護、併設された介護老人保健施設などで、理学療法士と作業療法士、言語聴覚士をはじめとする総勢50人以上のスタッフが質の高いリハビリテーションの提供に努めている(2022年12月時点)。全国的にも数少ないというハビリテーション専用のプールを備えており、理学療法士が専属で指導しながら、水の特性を生かした水中運動プログラムを提供。特に膝や股関節の人工膝関節手術など、整形外科治療後の歩行訓練の早期開始が可能である。また、脳血管疾患後においても後遺症に対する動作訓練が期待でき、患者のより早い社会復帰をめざしたサポートを行っている。
04明るく家族的な雰囲気の中で医療と介護、福祉のサービスを提供
病院とも密に連携「介護老人保健施設」
利用者の家庭復帰をめざし、明るく家族的な雰囲気の中で医療と介護、福祉のサービスを提供しているのが、「宇和島病院附属介護老人保健施設」だ。入所サービスからショートステイ、通所リハビリテーション、介護予防ショートステイ、介護予防通所リハビリテーションまでに対応している同施設。宇和島病院に隣接しており、夜間や休日も含めて24時間、入所者に何か異変があれば、病院と連携してすぐに受診や入院など、適切に対処できる体制を整備。入所者本人やその家族の大きな安心材料になっている。夏祭りやクリスマス会など、季節ごとにさまざまな行事を開催しており、入所者ができるだけ快適に過ごせるよう努めている。
05人々が健やかに働きながら年齢を重ねていけるようサポート
幅広い健診に対応する「健康管理センター」
健康管理センターでは、定期健診や特殊健診、生活習慣病健診(2万2000円)、日帰りの人間ドック(3万9600円~)、特定健診や特定保健指導、健診車による職場などでの巡回健診まで、生活習慣病に重点をおいた幅広い健診に加え、そのほかオプション検査(骨密度検査/2200円~)などにも対応。患者IDを病院と統一し、検査結果などを共有できるようになっており、健診の結果、何か異常が発見されてもスムーズに診察が受けられるよう体制を整えている。さらには、管理栄養士などによる健診後の保健指導にも力を入れるなど、地域の人々が健やかに働きながら年齢を重ねていけるよう、健康管理をサポートすることをめざす。