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腎臓の働きとそれを代替する
人工透析について

医療法人生寿会 かわな病院

(愛知県 名古屋市昭和区)

最終更新日:2021/07/09

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  • 保険診療

血液をろ過し、余分な水分や老廃物を尿として出す働きを担っている腎臓。24時間、体内の水分や血液濃度のバランスを整え続け、さらには血圧調整やカルシウム強化にも役立っている働き者だ。その腎臓が、何らかの原因で働きに異常を来してしまい、健康な人の10分の1以下まで機能が低下した場合には、人工透析が必要になる。衰えた腎臓の代わりに、機械を通して血液をろ過し、体内へ戻すという作業だ。「かわな病院」の「透析センター」では透析導入から維持管理まで継続した治療を提供し、朝9時から夜11時までの1日3クールで透析を行っている。長年、人工透析に携わってきたかわな病院の石田治院長に、人工透析についてじっくり話を聞いた。(取材日2021年5月28日)

週に3回、4時間の人工透析で日常生活の維持をめざす

Q人工透析とはどんな治療なのでしょう?

A

日本透析医学会透析専門医であり、同院で透析治療を行う石田院⾧

老廃物や不要な水分が尿から適切に排泄されなくなってしまった腎臓の代わりに、人工的な方法で、血液から老廃物などを除去するのが人工透析です。多くの人が利用しているのが血液透析で、人工腎臓のフィルターを通して血液を循環させる方法です。当院では、週に3回通院していただき、1回につき4時間かけて透析をします。健康な腎臓では24時間休まず血液をろ過しているところを週3回のろ過で補うわけですから、人工透析の場合は1分間につき200mlの血液を外に出してまた戻すことになります。血管にも負担がかかるため、注射針を刺す腕の血管の手術が必要です。人工透析治療を受けることが決まったら、まずはシャント手術をします。

Q通院は大変そうです。どんな工夫をされていますか?

A

ゆったりと過ごせるよう配慮された透析室

週に3回の通院というのは、働いている方には大変ですよね。当院では、仕事帰りの夜6時に来院して10時に帰るということも可能です。ベッドにはテレビモニターもついていますから、テレビを見たり、パソコンで仕事をしたり、読書や仮眠をしたりと、患者さんは各自、治療時間を有効に使っていらっしゃいます。また、個室もありますので、新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症にかかったとしても人工透析が可能です。治療のためには、太い注射針を刺さなければいけませんが、それも患者さんにとって苦痛の一つ。看護師たちは、穿刺技術を高め、患者さんの苦痛を減らす努力をしています。

Qかわな病院の透析治療の特徴を教えてください。

A

鶴舞線より徒歩5分のかわな病院透析センター

透析治療というのは患者さんの生活の一部になっています。患者さんは年齢もさまざまですし、ほかの病気を抱えている方もいらっしゃいます。年齢や持病だけでなくライフスタイルも考慮し、できるだけ患者さんに寄り添ったきめ細かい透析ができるよう心がけています。例えば、管理栄養士による食生活の管理や、腎臓病の患者さんの骨折を防ぐ目的で骨粗しょう症の検査も適宜行っています。また、透析中の血圧管理も重要です。血圧が変動しやすいため、特に高齢者の体には負担がかかります。当院では先進の透析療法の機械を導入し、負担軽減をめざしています。

Q通院が難しくなった際は、どうするのでしょうか?

A

一人ひとりに合わせた透析方法の案内をしている

当院では送迎車をご用意しています。また、隣に法人グループが運営する介護施設もありますので、要介護の方も利用しやすくなっています。通院できないような骨折やほかの病気になった場合は入院設備を備えています。整形外科の医師も常駐していますので、入院療養しながら透析を続けることが可能です。腹膜透析という方法でご自宅でも透析治療を受けている方もいっしゃいますし、その方に応じたさまざまな方法がございます。どうぞお気軽にご相談ください。

患者さんへのメッセージ

石田 治 院長

1989年産業医科大学卒業、1997年産業医科大学大学院医学研究科修了。医学博士。旭労災病院糖尿病・内分泌内科部長、白楊会病院副院長などを経て白楊会虹ヶ丘介護老人保健施設、白楊クリニック院長に。2009年医療法人生寿会かわな病院副院長、透析センター長、糖尿病センター長を歴任し、2018年より現職。患者の生活環境も考えた最適な治療を心がけている。日本透析医学会透析専門医、日本糖尿病学会糖尿病専門医。

コロナ禍で不安な毎日を送られている人工透析の患者さんは多いかと思います。当院では当日に結果が出せるPCR検査体制も整え、新型コロナウイルス感染症の患者さん専用の病床も用意しています。人工透析が必要になる病気としては、慢性腎不全、糖尿病などがあり、高齢化に伴い、動脈硬化によって腎臓が悪くなる腎硬化症も増えています。これらの病気になれば腎機能の回復は見込めませんが、腎臓の働きを代替する人工透析を行うことで日常生活の維持を図ることは可能です。人工透析は生活に密着した治療であるため、私たちも医療面はもちろん精神的な面でのバックアップにも力を入れ、患者さんを全力でサポートしていきます。

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