病院で受ける
消化器内視鏡検査のメリットとは?
医療法人尚愛会 西田橋小田原病院
(鹿児島県 鹿児島市)
最終更新日:2026/02/20


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胃のもたれや痛み、消化不良から、腹痛、下痢、便秘まで、胃や大腸の症状に悩んでいる人も少なくないだろう。そして、かかりつけ医としての機能を持ち、内科全般の診療に幅広く対応すると同時に、糖尿病や循環器疾患、脳神経疾患、リウマチなどには専門的な診療も提供している「西田橋小田原病院」。同院で胃腸内科を担当しているのが、副院長の小田原成彬(おだわら・なりあき)先生だ。小田原先生は、胃や大腸、肝臓、膵臓、胆嚢・胆管など、消化器疾患を幅広く診療。中でも、内視鏡検査による胃がんと大腸がんの早期発見に力を入れている。そんな同院の消化器診療の取り組みについて、小田原先生に詳しく話を聞いた。(取材日2025年12月26日)
目次
苦痛の少ない消化器内視鏡検査に注力。消化器以外の症状も一緒に相談できるのもメリット
- Q胃腸内科で診る病気はどのようなものがありますか?
- A
まず、一番注意しなければならないのは、胃がんと大腸がんです。当院では、胃と大腸の内視鏡検査に対応しており、がんの早期発見に努めています。加えて、胃腸の一般的な症状も幅広く診療しています。近年では、胃の痛みや胃もたれ、胸焼け、吐き気などのつらい症状が慢性的に続いているのに、内視鏡検査を行っても異常が認められない「機能性ディスペプシア」や、器質的な病気がないにもかかわらず、腹痛と便秘、または下痢を慢性的に繰り返す「過敏性腸症候群」も増えています。さらに、肝臓や膵臓、胆嚢・胆管などの疾患も消化器内科の診療対象です。また、当院では糖尿病患者さんの消化器疾患の検査や治療にも力を入れています。
- Q胃や大腸の内視鏡検査は、どのようなときに受ければよいですか?
- A

内視鏡検査で、消化管がんの早期発見と適切な治療につなげる
胃の痛みや胃もたれ、胸焼け、吐き気などの症状が慢性的に続いている場合には胃の内視鏡検査。腹痛や便秘、または下痢を慢性的に繰り返している場合には大腸の内視鏡検査を受けることをお勧めします。また、健診での胃のバリウム検査や便潜血検査が陽性だった場合には、必ず内視鏡検査を受けていただき、その原因を突き止めておくことが重要です。内視鏡検査の目的は、胃や大腸をはじめとする消化管のがんの早期発見はもちろん、がん以外の病気の診断を行い、投薬や基幹病院への紹介など適切な治療につなげることです。さらには、それらの病気がないことを確認できるというのも、胃や大腸の内視鏡検査を受けるメリットです。
- Q消化器内視鏡検査で工夫していることはありますか?
- A

患者の苦痛の軽減に努めていると話す小田原先生
内視鏡検査でつらい思いをすると、次に必要なときに受けてもらえなくなる可能性があるので、できるだけ楽に受けてもらえるよう心がけています。胃の検査では、嘔吐反射を少なくすることが期待できる「経鼻内視鏡」を採用しています。大腸内視鏡検査では、希望に応じて鎮静剤を使用しています。加えて、豊富な経験を生かし、スコープを丁寧に操作することで患者さんの苦痛の軽減に努めています。また、大腸内視鏡検査のリスクが高い場合には、事前にCT撮影を行うなど、安全性にも配慮しています。ポリープが見つかった場合は、小さなものならその場で切除し、大きめのものは基幹病院などへ紹介しています。
- Qクリニックでなく病院で内視鏡検査を受けるメリットは何ですか?
- A

その日のうちに検査が行え、必要に応じて基幹病院への紹介も可能
消化器内視鏡検査自体には、それほど違いはありません。しかし、当院にはさまざまな診療科を専門とする医師がいますので、消化器以外の症状なども一緒に相談できることがあります。さらに、大腸内視鏡検査にリスクを伴う患者さんもいます。例えば、すでに大腸がんがある程度まで進行しているケースです。それに気づかずに検査を進めてしまうと、腸閉塞を引き起こして命に関わることもあります。そのため事前に問診などをしっかりと行い、リスクがあると判断した場合には、先にCT撮影などをして確認する必要があります。当院にはCTがありますので、その日のうちに検査が行え、必要なときには基幹病院などへすぐに紹介できる点もメリットです。
- Q腹部超音波検査では、どのようなことがわかりますか?
- A
腹部超音波検査は、肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・腎臓などの臓器のがんの早期発見に役立つ検査です。加えて、「脂肪肝」「胆石」「胆嚢ポリープ」「腎結石」などもわかります。当院では、糖尿病患者さんの脂肪肝や、服薬によって肝機能障害の数値が上がってきた場合などに、超音波検査を行うことが多いです。また、膵臓の検査をすることもありますが、膵臓はおなかの奥にあるため、超音波検査だけでは見えない部分も多くあります。そのため、CT撮影を同時に行って総合的に診断します。超音波検査は基本的にスクリーニングですが、おなかにゼリーを塗り、専用の機器で超音波をあてるだけという侵襲の少ない検査で、安心して受けていただけます。
自由診療費用の目安
自由診療とは上部内視鏡検査/約2万5000円、下部内視鏡検査/約3万1000円





