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最終更新日:2024/06/11

独立行政法人国立病院機構選定療養費あり
長良医療センター

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  • 岐阜県岐阜市長良1300-7
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緩和ケア内科

診療科・部門紹介

すべてのがんに対応。がん患者とその家族が抱える「苦しさ」「つらさ」を解きほぐす手助けに力を尽くす

地域に暮らすがん患者が、安らかな最期を迎えられるよう、「長良医療センター」では2023年から緩和ケア内科の診療をスタート。消化器内科が専門の加藤則廣先生と産婦人科が専門の大西貴香先生、呼吸器内科が専門の松野祥彦先生、そして緩和ケアに従事したいと志願したスタッフが、がん患者とその家族が抱える「苦しさ」「つらさ」に寄り添い、前を向く手助けとなるような医療の提供に力を尽くす。名古屋市立大学から精神科医師が週に1回勤務し、医師や看護師向けに緩和ケア診療のノウハウや、グリーフケアなど遺族の心のケアに関する指導を行う。さらに、在宅医療にあたる医療機関との地域ネットワークづくりも進めている。

1

自宅のようにくつろげる環境が整う緩和ケア病棟

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皆と交流できる空間も完備

スタッフ紹介

責任者

Dr

加藤 則廣消化器内科部長

1981年岐阜大学医学部卒業。同大学医学部第一内科で文部教官助手、講師、助教授を経て2006年岐阜市民病院消化器内科部長、診療局長を併任。2021年に同院を定年退職後、長良医療センターに入職、現職に就く。

メッセージ

当院では新たに緩和ケア病棟を開棟し、2023年1月より診療を開始しました。私とともに診療を行う産婦人科医師の大西貴香先生も、分野を超えた総合的な経験を他院で積んできました。病床数は18床で全室個室、うち半分は無料個室で、有料個室には全3タイプの浴室をご用意しています。患者さんのご要望に最大限沿えるよう、一人ひとりの社会背景や経済面に応じた病室を設けているのが特徴です。立地における特性としては、当院の目の前に金華山が広がっており、南向きのお部屋は窓いっぱいに山肌を望めます。さらに当院の後方にも百々ヶ峰があり、閑静な雰囲気の中、緩和ケアを受けられる患者さんとご家族がゆったりと過ごせる環境です。また、当院では呼吸器内科・外科を診療の柱としており、肺がんの治療では豊富な診療実績があります。加えて、私は前職で消化器内科の責任者を務めていましたので、これまでの経験を生かし消化器領域の緩和ケアにも取り組んでまいります。大西先生はご自身の専門である婦人科系の緩和医療を得意とされています。緩和ケア内科としては疾患・診療科を問わずすべての症例に対応できるように診療体制を構築しています。

スタッフ

Dr1

大西 貴香先生

2009年岐阜大学医学部卒業。日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院で勤務医として研鑽しながら日本産科婦人科学会産婦人科専門医を取得。その後は出産を経てアメリカに滞在し、帰国後は岐阜県総合医療センターに勤務。2019年より長良医療センターの産婦人科で分娩や幅広い婦人科疾患の診療にあたる。

メッセージ

緩和ケア内科は、他科に比べると新しい分野です。私はさまざまな診療科の力を借りたいという当院の意向を受け、緩和ケア内科のメンバーとなりました。緩和ケアの世界では「医療としての正解」と「患者さん個人の正解」は異なると考えています。例えば、薬の使用は医療の観点からは適切であっても、患者さんが嫌がった場合はその選択を尊重します。もちろん前提として話し合いは必須ですが、痛みを我慢する必要がない旨をご説明し、その上でご本人が納得したのなら、個人に寄り添った医療を提供します。患者さんやご家族の望みはみんな違いますので、緩和ケア内科ではまず十分なコミュニケーションを取り、ニーズの把握に努めたいと思います。

紹介医療機関の先生方へ

当院では緩和ケアを行うにあたり、患者さんと「第2の患者さん」であるご家族を一体として捉え、対応する必要があると考えています。双方にご満足・ご納得いただける医療を実現し、さらに開業医の先生や医師会のメンバーからも信頼される病院になることが目標です。そのためにもチーム医療を重要しており、あらゆる職種に参加してもらうとともに積極的に意見・提案を取り入れ、より良い体制を整えてまいります。同時に患者さんへの啓発、そして医療スタッフへの学びの場の提供も必須と考え、地域連携も強化する予定です。患者さんとご家族を取り巻くさまざまな問題に全職種で向き合いたいと思いますので、ぜひご協力いただけますと幸いです。

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