院長メッセージ(国立大学法人 岐阜大学医学部附属病院) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

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国立大学法人岐阜大学医学部附属病院

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吉田 和弘院長
Kazuhiro Yoshida

プロフィール1984年広島大学医学部卒業、1989年広島大学大学院外科系専攻修了、医学博士。英国オックスフォード大学・ジョンラドクリフ病院留学。広島大学講師を経て岐阜大学大学院医学研究科腫瘍外科学分野教授。同大医学部附属病院がんセンター長、手術部部長、先端医療センター副センター長などを併任、2018年4月より現職。臨床試験や若手外科医師の育成に尽力し、米国や欧州の学会での講演経験もある。

地域医療の最後の砦となるべく幅広く対応

岐阜市の郊外、緑の山々を近くに望む広大な敷地にある「岐阜大学医学部附属病院」。1875年に岐阜県公立病院として開設されたのが始まりで、戦災による建物の一部焼失からも立ち直り、地域住民の健康を守り続けてきた。2004年、岐阜市司町から岐阜大学本部のある柳戸に移転。救命救急、がん、エイズ、肝疾患などの分野において専門的な治療の提供を行うだけでなく、特定機能病院として高度な医療の提供や技術開発、研修も行っている。がん治療では腹腔鏡や胸腔鏡視下手術、さらにはロボット手術の導入が進む。ベースにあるのは「信頼と安心」、そして「患者中心のチーム医療」という理念だ。吉田和弘院長は一医師として「病気で来られる患者さんの思いを共有したい」と語る。人材育成や地域医療機関との連携にも力を注いでおり、「世界水準で高度な治療を地域全体に提供すること、そしてそれを行う人材を育てることで、岐阜の皆さんに貢献できれば」とも。地域に軸足を置きつつグローバルにも躍進を続ける同院について、特色やめざすところを聞いた。(取材日2019年1月25日)

病院の歴史や、先生が着任されてからについて教えてください。
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当病院は1875年に岐阜県公立病院として始まり、1944年に岐阜県立女子医学専門学校附属病院となりました。その後、幾度かの改称を経て1964年、岐阜県立大学が国立岐阜大学に移管され、当院は現在の名称に。大きな転機となったのは2004年現在地に移転したことです。電子カルテが導入されたのをはじめ、高度な救命救急医療の提供が可能な病院として新たに生まれ変わりました。私が腫瘍外科の教授として着任したのは2007年、その翌年に高度救命救急センターに、さらにがん診療連携拠点病院など機能強化が進みました。若手医師の技術向上のための内視鏡外科手術トレーニングセンター、術前術後の患者さんのケアや、外来患者さんのための専門部署も設置されるなど、幅広いサポート体制も整いました。

さまざまな部門で専門的な医療を実現されている病院なのですね。
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当院は、5疾病・5事業に対応する病院として、この地域の最後の砦となる大きな役割があります。5疾病とは、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病および精神疾患であり、5事業とは、救急医療、災害時における医療、へき地の医療、周産期医療、小児医療です。ドクターカー、ドクターヘリも備えていますので、高度な治療技術が必要な患者さんを当院まで搬送し、早期に適切な治療を開始できるよう、体制を整えています。当院の高次救命治療センターは急性期の重症患者さんを担当し、24時間体制で治療を行っています。また2人に1人ががんといわれる時代にあって、がん治療は抗がん剤治療と外科療法を組み合わせて治療成績の向上をめざし、患者さんに負担の少ない低侵襲医療を提供するようにしています。小児がんや、思春期、若い女性の妊孕性(にんようせい)に関する医療も行っています。

がん医療における低侵襲の手術とはどういうものですか?
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低侵襲の手術は、傷を小さく出血を少なくして術後の痛みを軽減し、早期の回復を促すものです。10cmほどの大きな腫瘍であれば開腹手術になりますが、早期がんや進行がんの初期段階であれば、体に小さな穴を複数あけて内視鏡など器具を体内に挿入し、そのカメラが映す画像をモニターを見ながら行う腹腔鏡・胸腔鏡の鏡視下手術となります。消化器では、大腸がんや、早期の胃がん、リンパ節転移のない食道がんなどの多くの場合に用いています。近年ではロボット手術を、消化器、泌尿器科、婦人科、呼吸器外科で積極的に推進しています。特に前立腺がんはほぼロボット手術です。保険適用であることと、質の高さを追求する医師が着任したことも大きいですね。

大学附属病院としての研究や人材育成についても教えてください。
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当院では、国立がん研究センター東病院と共同研究を行っているがんゲノム医療をはじめ、多くの治験薬・臨床研究が進行しており、新たな標準治療を創成することをめざしています。「標準治療」よりも「最先端の治療」が良いと思われがちですが、標準治療というのは、実はその時代の最先端の治療なのですよ。新しい標準治療をつくるとなれば、いろいろな機関との連携や、世界の高いレベルの人たちとの共同研究が重要になり、ここで研修したいという若い医師も増えるでしょう。現在、フランス、カナダの大学と提携しており、2019年はアメリカ、韓国、シンガポールの大学との提携を予定しています。医師だけでなく学生同士も交流しており、薬剤師、看護師などメディカルスタッフも育成していくことが目標です。新しい薬や機械をここで評価し、高度な医療ができる人材を育て、そうして、その時代における日本での最も良い医療を地域の皆さんに提供したいですね。

今後の展望についてお聞かせください。
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さまざまな分野でAI(人工知能)の技術が進んでいますが、当院でも、周術期にある患者さんのAIによるモニタリングについて分析中であり、病院間の電子カルテの共有化も研究段階にあります。地域連携に関しては、市中病院やクリニックとスムーズな患者さんの行き来ができるようにしたいと考えており、年に2回、医師会の先生方との研究会開催や、開業医さんが混み合う17~19時の時間帯に対応する部署の院内設置などをしています。この1月には当院と県内の急性期病院が、一つの協同事業体として団結していくことが決まりました。また今後、岐阜大学と名古屋大学の運営法人が統合されれば、病院も臨床研究などで協力しあうことになるでしょう。先進の医療を提供できるシステムをつくり、県民の皆さんに貢献したい。そして当院が、患者さんやご家族にとって、「来てよかった」と安心、信頼していただける存在でありたいと思っています。

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