最終更新日:2024/08/01
医療法人社団筑三会筑波胃腸病院
- 茨城県つくば市高見原1丁目2-39
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がん温熱療法部門
診療科・部門紹介
熱を利用してがん細胞を死滅させる目的のハイパーサーミアで、より効果的ながん治療をめざす
消化器がんの診療に取り組む中で、県内でも対応する施設が少ないハイパーサーミア(がん温熱療法)を導入している。ハイパーサーミアは、正常な細胞に比較してがん細胞が熱に弱いという性質を利用。専用の装置で体に電気を流すことで発生する熱で患部をピンポイントで加温し、がんを縮小させることをめざしている。手術や放射線治療、薬物療法などと組み合わせて実施することで、治療効果を高めることが望めるという。保険診療で受けることが可能で、1回約1時間の治療を2ヵ月の間に患者の状況に合わせて複数回実施。幅広い臓器のがんが対象でステージを問わないなど適応が広く、侵襲や副作用が少ないため多くのがん患者が受けることが可能だ。
治療当日は事前検査の後に治療開始し、治療後は血圧・体温測定を行ってから帰宅となる
スタッフ紹介
責任者
永井 健太郎副院長
2001年筑波大学卒業。同附属病院、土浦協同病院、筑波メディカルセンター勤務などを経て2019年より同院。2023年より現職。日本外科学会外科専門医。専門は消化器疾患。医学博士。
紹介医療機関の先生方へ
がん患者さんへの治療の選択肢を広げるためハイパーサーミアを導入し、2024年4月からは紹介患者さんの受け入れも開始しました。現在は、消化器のがんを対象にしています。ハイパーサーミアは、県内でも対応している医療機関が少ないことに加え、大きな病院だと治療開始までに時間がかかることもあると思います。当院では、患者さんをできるだけお待たせしないよう努めています。また、基本的にハイパーサーミアは当院で実施し、手術や放射線療法、化学療法などは主治医の医療機関で受けていただきます。紹介のハードルが低い病院をめざしていますので、患者さんからの希望や問い合わせなどがありましたら、ぜひ当院に紹介してください。