院長メッセージ(医療法人社団草芳会 三芳野病院) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

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医療法人社団草芳会三芳野病院

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草野 淳院長
Jun Kusano

プロフィール1977年生まれ。2002年帝京大学医学部卒業後、大学病院に勤務。専門は代謝内科(糖尿病、動脈硬化などの代謝疾患を扱う)。2013年より医療法人社団三芳野病院の院長を務める。

不調を感じたら、いつでも気軽に来てほしい

東武東上線ふじみ野駅から送迎バスで約10分。住宅地の中に立つ「三芳野病院」は、地域社会とともにあることを理念に掲げ、1988年の開院時から地元の医療ニーズを一手に引き受けてきた総合病院だ。現在は内科と整形外科を中心に、耳鼻咽喉科や精神科、リハビリ科なども完備。MRIやCTなどの検査体制も整っている。クリニックや近隣の老人保健施設などからの紹介患者もいるが紹介制ではなく、患者の大部分は直接病院にやって来る人たちで、「困っている人がいればまず診て診断し治せるものは治す。高度な治療が必要なときは適切な医療機関に紹介する」が原則。一方、97床の一般病床を持ち、二次救急や在宅診療のバックアップの柱にもなっている。院を訪ね、草野淳院長に院の特徴や力を入れている診療、将来の展望などについて聞いた(取材日2017年8月28日)

病院の成り立ちから教えてください。
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開院は1988年で、当時は父が院長を務めていました。父は産婦人科の医師で3人兄弟の長男だったんですが、次男が整形外科の医師、三男が薬剤師で、この3人で病院を立ち上げたのが始まりです。そこに内科の医師である僕の母も加わり、他の科については父の出身大学である日本大学や近くの防衛医科大学の先生方に来てもらって、診療を続けてきました。現在は、父が歳を取って引退したことと、近くに大きな病院ができ、そちらで産科・婦人科を一括して診ていることから産婦人科はやめ、内科と整形外科を中心としつつ、外科、皮膚科、耳鼻科などの診療も行っています。この辺りは大きな病院がいくつかあり、患者さんの取りあいになってしまっているところがあるのですが、うちは送迎バスの沿線沿いと徒歩圏内の近隣の患者さんが中心。完全にこの地域に密着した病院となっています。

病院の特徴はどんなところにあるでしょうか?
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「何か特殊な疾患に対して特別な治療を行う」という専門性はあまり高くありません。それより、困っている人がいればまず診て診断し、当院で治せるものは治療し、高度な治療が必要であれば適切な医療機関に紹介するという街医者としての診療が中心です。患者さんはおじいちゃんおばあちゃんが多いので、高齢者医療の需要が高く、整形外科ならロコモティブシンドロームの予防や骨折、骨粗しょう症、内科なら食欲不振や肺炎などの症状がみられることが多いです。整形外科手術も結構多く、脊椎や股関節、ひざなどについて年に300~400件ほど(2016年4月~2017年3月)行っています。また件数的には週2~3件ですが、救急対応も2.5次救急ぐらいまでは頑張っていますね。院の周りにある老人保健施設や特別養護老人ホームとも連携しており、往診にも行きますし、病床も97床ありますので、体調を崩された患者さんの入院・治療も受け持っています。

病院として、診療の際に重視していることは何でしょうか?
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医師としての基本だとは思いますが、専門科目に関わらずまず患者さんを診ることです。例えば僕は「代謝内科」という糖尿病や動脈硬化が専門ですが、皮膚科や泌尿器科の疾患でも専門外だからと断るのではなく、まずは診察して、最適な診療科や病院を判断して紹介することを大事にしています。街医者のポジションなので、何より大切なのは地域の方々が調子が悪いときに気軽に来られる病院であること。しっかり検査をして、大きな病気があれば早く見つけて高度医療機関につなげる窓口的な存在になれればと思いますね。今の患者さんの大部分は長く通って来てくれている人が多く、病気のことはもちろん、その人の背景や普段の様子についても知らないことはない、という具合なので、診察室や待合室での様子がどこかいつもと違うことから、病気の発見につながることもあります。それは、患者さんとの距離が近い病院ならではかもしれませんね。

先生が院長に就任されてから工夫されたことなどはありますか?
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何を変えたというのはなく、自分のできることを一生懸命やっているという感じです。院長就任前は大学病院に勤務しつつ、ここの内科でも勤務していたのですが、3~4年ほど前に父と交代する形で院長になりました。以前は医師としての仕事一筋だったので、今経営について勉強しているところです。スタッフに対しては、月並みですがよく話を聞くこと、人伝てではなくて直接話を聞くこととあまり無理をさせないことは大事にしていますね。例えば、あまりにも残業が多かったらその理由を調べたり、家庭までは踏み込みませんが、困り事がありそうなら困っていることについて聞いたりはします。お子さんがいらっしゃる看護師さんが多いので、子どもの世話が大変とか、家庭の問題は意外と耳に入ってくるんですよ。看護師さんや看護助手さん、近隣のうちの施設の介護士さんたちの子どもを院内の保育室で預かったりと、働きやすい環境づくりも整えています。

最後に、今後の展望をお願いします。
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まず、もう少しリハビリを強化すること。フィジカル面もそうですが、言語療法や作業療法などさまざまなリハビリを強化したいと思います。リハビリはニーズが大きい分野ですし、マッサージや鍼灸なども併設したいですね。また将来は電子カルテを導入も考えています。病院の今後の方向性としては、住まい・医療・介護・予防・生活支援を一体的に提供する地域包括ケアシステムに積極的に関わっていくことをメインに、在宅医療にも力を入れていきたいと思っており、訪問診療の専門セクションと訪問看護ステーションを立ち上げて、できれば24時間の訪問看護をやっていきたいですね。最期は病院より自宅で迎えるという流れになっていますので、医療を通じてその手助けができればいいかなと思います。究極的には病院がうまく存続し、地域の患者さんのニーズに応えられる病院であり続けることが大切ですから、そうしていきたいと考えています。

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