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社会医療法人財団石心会 埼玉石心会病院

(埼玉県 狭山市)

石井 耕士 院長

最終更新日:2021/09/22

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地域医療を支える「断らない医療」が理念

1987年4月に設立された「社会医療法人財団石心会 埼玉石心会病院」は、狭山、入間、所沢、飯能、日高の5市にまたがった埼玉西部地区の患者の救急・急性期医療を担っている。2017年11月には西武新宿線の狭山市駅から徒歩圏内に新病院をオープン、地域の医療ニーズを取り入れながら「断らない医療」・「患者主体の医療」・「地域に根ざし、地域に貢献する医療」に取り組んでいる。特に昨年、新型コロナウイルス感染症の診療を行いながらも救急患者の100%応需をめざして職員が一つになって取り組んだ。その結果、病院の総合力がアップしたと石井耕士院長は話す。救急と同じく力を入れている低侵襲脳神経部門、心臓血管部門についても専門性の高い先端医療を提供するほか、各診療科が地域医療を支えるために幅広い疾患に対応。どんな患者も受け入れられる体制が整えられていることが大きな強みだ。「当院の良さは人。質の高い急性期治療を行いながらも郊外の病院ならではの温かさもあるのがとても良いところです」と話す石井院長に、同院の特徴や地域への思いなどを聞いた。(取材日2021年7月26日)

貴院が力を入れて取り組んでいることや強みを教えてください。

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当院は急性期診察を強みとしています。断らない医療を理念の一つに掲げる中、昨年は、コロナ禍であってもいかにして発熱患者や新型コロナウイルスの感染症患者、そして通常の救急患者を受け入れていくか試行錯誤しながら取り組み続けました。“断らない医療”という理念が現場のスタッフに浸透していたことに加え、スタッフの努力や精神的な強さのおかげで対応することができています。これまでの積み重ねは病院の総合力アップにもつながっていると思います。

心臓や脳神経の治療にも積極的な病院という印象があります。

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心臓や脳疾患のように1分1秒を争うものについては、24時間365日受け入れ、高度な治療を行う体制を確立しています。例えば脳梗塞が起こったときの血栓回収をする治療や脳血管内治療、心筋梗塞のカテーテル治療、大動脈解離に対する緊急手術も積極的に行っています。患者さんを待つだけではなく、迎えに行くドクターカー運用をしており、スピーディに治療まで辿り着くように積極的に取り入れています。

その他の診療科等についてはいかがでしょうか?

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救急、総合診療、集中治療の専門の医師がジェネラリストとしての役割を担い、各スペシャリストが専門領域で力を発揮できる体制が整いつつあり、理想的な急性期病院になってきています。またコメディカルスタッフのレベルが高く各診療科の診療レベルの底上げになっていると思います。

院長として、また医師として大切にしていることはありますか?

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われわれの理念の一つに「患者主体の医療」があります。患者さんがもし自分の家族だったら、どのように対応するか?を常に自問自答して行動するようにしています。患者さんにとって何が最高の医療かをスタッフ自ら考えて行動できるようになってほしいと思いますし、院長としてサポートしていきたいです。

最後に今後の展望と地域の方へのメッセージをお願いします。

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石心会は1973年、地域のための医療を行いながら先端の医療を提供していきたいという思いからスタートし、その気持ちは今も受け継がれています。今急性期医療に力を入れていくことで、断らない医療を実践するとともに、各診療科がさらに高度な医療を提供できるように体制を整えます。また災害医療にも目を向け、地域の皆さんから「あの病院があるから不安なく暮らせる」と思っていただけるような存在になるために努力し、地域貢献をしていきますのでよろしくお願いいたします。

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石井 耕士 院長

2001年北里大学医学部卒業。2001年〜2003年湘南鎌倉総合病院での初期研修を経て、2004年横浜市立大学整形外科入局。2012年川崎幸病院整形外科、2015年同院救急・総合診療科を兼務。2017年埼玉石心会病院副院長に就任。ER総合診療センター長就任。2021年6月より現職。日本整形外科学整形外科専門医。

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