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一般社団法人巨樹の会 所沢明生病院

(埼玉県 所沢市)

鈴木 昭一郎 院長

最終更新日:2020/11/25

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充実した陣容で所沢西部の救急医療を担う

所沢西部地区で救急医療の拠点となっている「一般社団法人巨樹の会 所沢明生病院」。所沢市山口の小高い丘の上に立つ地下1階、地上4階建ての急性期病院だ。救急に力を入れて地域に貢献しているほか、外来でも周辺住民のさまざまな疾患に対応している。特に近県では、整形外科、血管外科、脳神経外科などに注力し、新しい治療法も積極的に導入しながら多数の手術を行っている。「患者さんが元気になって退院していく姿を見るのが私たちのモチベーション」と語る鈴木昭一郎院長は、開院して間もない時期から同院に勤務し、時代とともに移り変わる同院を見守ってきた。インタビューでは、同院の医療や入院施設の特長、さらには近未来ビジョンまで、たっぷりと語ってもらった。(取材日2015年12月10日)

病院の開院から現在までの経緯をお聞かせください。

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この地域の人口増加に対応し、1989年に一般病院として開院しました。当時の病床は200床で、その後、医療施設の基準変更に伴って150床となり、2009年に経営組織再編成が行われて病院は2つに分かれました。当院は50床を有する地域の救急医療拠点として再スタートを切りました。片方は、狭山ヶ丘駅近くにある「明生リハビリテーション病院」として独立しました。現在はどちらも一般社団法人巨樹の会傘下にあり、「手には技術、頭には知識、患者様には愛を」を基本理念としています。当院は救急病院ですから重症のけがや急病に対応することが第一義です。所沢市は西武池袋線より北にはいくつか救急病院がありますが、南側は当院だけです。1分1秒を争う場合は、できるだけ近い病院に運べればそれに越したことはありません。そのため南側はもちろん東側の狭山線沿線からも患者さんが運ばれてきます。地域に密着した救急医療機関として、できる限り対応しています。

診療の特色はどんなものでしょうか?

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救急外科の病院であることです。常勤医は4人で、日本外科学会専門医の僕が一般外科を担当、日本心臓血管外科学会専門医の志水正史副院長、日本整形外科学会専門医の安岡宏樹先生、日本脳神経外科学会専門医の玉置裕一郎先生がそれぞれの分野を担当しています。消化器系などは非常勤のドクターに担当してもらっています。私自身、医師としてやりがいを感じるのは、やはり治療した患者さんが元気になって退院していく姿を見たときですね。中も印象深いのは、電車に駆け込み乗車しようとして胸を強打して来院した患者さんです。画像診断したら肺がんであることがわかりました。偶然発覚したわけですが、すでにリンパ腺転移が認められる状態でしたから、すぐに手術しましたが、今はお元気でお過ごしです。別の病気で元気な顔を見せてくださいますが、そのたびに地域の救急病院として役割を果たせて本当によかったと思います。

どんな手術や治療を多く行っているのですか?

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それぞれの医師が専門性を生かして、心臓、脳卒中、食道を除くさまざまな臓器、傷病の手術に対応しています。近年、整形外科と循環器外科は特に手術件数が伸びています。整形外科の手術のうち、半分は脊椎です。高齢者中心の患者層ですから骨粗しょう症の圧迫骨折も多い。これに対して、風船によるセメント注入療法(BKP)を行っています。骨折した椎体に風船を挿入して膨らませて空間を復元し、そこにセメントを入れて固める治療です。2011年から保険適用になりましたので、最近ではかなりこの術式を用いていますが、遠方からも来院されますね。循環器外科で多いのは下肢静脈瘤の治療で、保険適用の日帰りの血管内レーザー治療を毎週数例行っています。これらの治療は、従来の外科手術より体への負担が小さくて、回復も早いのが特徴ですね。最近、力を注いでいるのが脳外科の手術です。MRIなど設備もそろっていますから、ゆくゆくは専門医も増員していく予定です。

入院施設やその他の特長を教えてください。

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入院施設は2009年から2012年までの間に順次、改装を実施してきました。個室を増やし、2人部屋4人部屋もゆったりとスペースを取った病室にしました。元は200床の病院でしたから50床になってスペースに余裕ができたのです。また、術後の経過観察用にICUに近い機能を持った広い部屋も設けました。一方、「明生リハビリテーション病院」と緊密に連携していることも特長です。当院に入院された時点でカルテをはじめとしたデータベース共有がなされていますので、リハビリテーションの必要性がある方は、あちらのベッドが空き次第、転院できる体制となっています。もともと同じ病院だった施設ですし、先方に送った患者さんを、当院の医師が時々、様子を見に行くこともあります。あとは院内のイベントが多いこと。マラソン大会、納涼会、慰安旅行などを救急病院なので部署ごとに実施していますが、僕もなるべく顔を出すようにして、チーム医療の意識を育てています。

院長先生が医師になった理由や今後の目標をお聞かせください。

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実家は農家で医学とは無縁の家庭で育ち、高校時代は建築家をめざしていました。ただ、目標としていた大学に行けなくて浪人しようとしたら「学費がかからない防衛医科大学校に行ってくれ」と父に頼まれまして(笑)、合格していた防衛医大に進みました。大学は所沢にあり、地縁がありますし、当院の副院長や整形外科部長も大学OBで、外来のドクターも大学の医局から来てくれる人が多いですから、人の縁もあります。このネットワークは地域医療でも生かせていると思っています。近い将来の目標は現在50床の病床を増やすことです。救急の患者さんはなるべく断らない姿勢で臨んでいますが、50床では限界がありあますから。もう少しベッドを増やすプランを県に申請し、新たな病院を建設することが決まりました。今後は先進的な医療技術の導入にも積極的に取り組むなど内容の充実をめざします。何かお困りのことがありましたら、気軽に足を運んでご相談ください。

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鈴木 昭一郎 院長

1982年防衛医科大学校卒業。防衛医科大学校の医局から派遣され、1989年から所沢明生病院に勤務。その後、院長に昇格し、救急医療体制の充実に力を注ぐ。専門は胸部外科。日本外科学会専門医。身体障害者指定医でもあり、一般外科全般を担当。病院職員がたすきをつなぐ100kmマラソンに自ら参加するなど、チーム医療の意識を高める努力を続けている。

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