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所沢肛門病院

(埼玉県 所沢市)

栗原 浩幸 院長

最終更新日:2024/02/06

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日々研鑽を続ける肛門疾患診療の専門病院

西武池袋線小手指駅の北口から歩いて5分の地に「所沢肛門病院」はある。緑多い公園にほど近く、4階建ての本院に大腸検査施設が併設。1階ロビーから院内に入ると、待合室には診療を待つ多くの患者の姿があった。外科的な考えに基づいた独自の治療を実践している同院は、特に肛門疾患において多数の経験がある。遠方からも患者が訪れているという。併設の大腸検査施設では年間7671件(2019年1月1日~2019年12月31日)にものぼる大腸内視鏡検査を実施しており、予約なしでも受診可能。クチコミから近年受診者が増加しているそうだ。インタビューでは同院の診療ポリシーや肛門・大腸における診療の内容を、栗原浩幸院長に語ってもらった。(取材日2016年7月5日/記事更新日2024年1月12日)

まずは病院の成り立ちと歴史についてお聞きします。

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1981年に肛門科単科の専門病院として、金井忠男名誉院長が設立し、2023年に42年目を迎えました。肛門専門の病院は全国でも少なく、それだけに患者さんは県内はもちろん、県外、それも新潟、大阪など遠方からも来院されます。また、肛門病に関する論文発表なども行っていますので、紹介でこちらに来られる患者さんも少なくありません。過去、良性の肛門疾患は多くが軽視されがちだったため、医師の卵がこれらの治療について教育を受ける場面もほとんどありませんでした。当院の金井名誉院長をはじめとする肛門科の医師たちが発展させることに尽力し、ようやく現在は医師のみならず社会全体にその認知と必要性が広まってまいりました。肛門疾患は患者さんの日々の生活に直接関わるものであり、治療の成果がQOL(生活の質)に直結します。それだけに専門病院としての責任感をもって診療にあたっています。

先生のポリシーはなんでしょうか?

「服薬や塗り薬で完治が見込めるのか」あるいは「手術が必要なのか」をしっかりと診断し、早めに治療方針を患者さんへお伝えするよう心がけています。同時に、肛門疾患診療の砦となるべく、スタッフ全員が日々研鑽を怠らず、モチベーション高く診療にあたっています。肛門疾患に対しては、医学的な根拠に基づいた適切な治療を遵守しています。モットーは、病状に合わせた治療を通して再発のないきれいな肛門に治すことです。大腸疾患で肛門科を受診する患者さんが多いことから、比較的早期から大腸内視鏡検査を導入し、迅速な診断・治療に取り組んできました。肛門疾患に隠れて大腸がんが存在することもありますから、病変を見逃さないよう気を配っています。診断と簡易なポリープ切除までが当院の役割で、開腹手術が必要な場合は大学病院などにご紹介します。

肛門疾患にはどんなものがあるのでしょう。男女差はありますか?

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痔核(いぼ痔)、裂肛(切れ痔)、痔ろうを三大肛門疾患といいます。痔核に男女差はほとんどありませんが、裂肛は女性に多く、痔ろうは男性に多い傾向があります。急に血のかたまりができる血栓性外痔核は、10代の若い人でもなりやすいですね。排便のたびにいきむなどの癖や悪い習慣があると慢性の痔核ができてしまいます。野菜などの繊維質と水分を多く取って、便のかさを増すことが、痔を予防する生活の基本です。痔ろうとは、肛門と直腸のつなぎ目(歯状線)に空いている小さな穴に便が入りこみ、細菌感染により炎症を起こし、膿んでしまう病気です。われわれはこれらの複雑な痔ろう、特に後方複雑痔ろうに関して、実績を重ねてきました。

入浴施設や大腸検査施設に特色がありますね。

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お風呂に入ると肛門括約筋がゆるみます。痔の手術後に入浴すると痛みの緩和につながりますから、痔の専門病院には必要不可欠な設備といえますね。当院の個室にはそれぞれ浴槽があり、個室以外の患者さんには大きな浴室を利用してもらっています。痔の手術による入院期間は約1週間から10日程度。入院中は、術後の出血防止や傷口の洗浄、緩下剤を活用した排便コントロールなどを行います。併設の大腸検査施設では、1日数十人を検査する日もあります。大腸内視鏡や処置器具を適時滅菌消毒していますので、安心して検査を受けていただけると思いますよ。大腸ポリープは、小さいものであれば即日内視鏡的切除も可能です。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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当院はこれからも肛門疾患の正道な治療を継続し、肛門領域の治療の進歩に寄与してゆきたいと考えています。再発することなく、一度の手術で完治をめざせる医療を提供していくことが、当院の使命だと思っています。また予約なしで大腸の内視鏡検査ができて、熟練のドクターによる内視鏡検査も受けつけています。当院の医師は大腸内視鏡の経験も多く、麻酔なしでもほとんど痛くなくスムーズに挿入をしていますので、患者さんにも喜ばれていますよ。女性患者さんも来院されていますので、恥ずかしがらずに、早目に受診していただければ健康寿命を伸ばすことにもなると思います。肛門や大腸について困ったことがあれば、気軽に当院を受診していただきたいですね。

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栗原 浩幸 院長

1987年防衛医科大学校卒業。同院で研修を経験。1994年から所沢肛門病院で勤務し、2011年より現職。ドラマから影響を受け、外科の医師の道を志す。実務を経験したことで、より医療のやりがいを実感。院長となった現在も外科の医師として多くの手術や内視鏡検査を担当している。肛門科領域における後進の育成をめざし、各種講演会や出版物の発行にも注力。

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