院長メッセージ( 彩の国東大宮メディカルセンター) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

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彩の国東大宮メディカルセンター

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藤岡 丞院長
Susumu Fujioka

プロフィール日本麻酔科学会認定の麻酔科専門医。1985年に金沢大学を卒業後、東京警察病院、帝京大学などで研鑽を積む。1999年に、上尾総合病院麻酔科科長として上尾中央医科グループに参加。2012年には、同グループのメディカルトピア草加病院副院長として、病院立ち上げに携わった。2019年1月に彩の国東大宮メディカルセンター院長に就任。気さくで明るい人柄で、院長室の扉は常に開放。カフェコーナーも設けられている。

充実のチーム医療でがん診療に注力

東武アーバンパークラインの大宮公園駅から徒歩9分。盆栽郷として知られ、国内外からファンが訪れる大宮公園北エリアに立つ「彩の国東大宮メディカルセンター」は、2015年にこの地に移転開院した病院だ。幅広い診療内容で地域の人々のニーズに応えるとともに、特に二次救急とがん診療に注力。がん診療では、内視鏡検査から外科手術、放射線治療、化学治療、緩和ケアに至るまで広く対応が可能で、医師や看護師をはじめ、管理栄養士や薬剤師、リハビリスタッフなどさまざまな職種が協同するチーム医療を実践し、それぞれの視点から「患者のために一番良い」ことについて意見を出し合うことで、患者一人ひとりに合わせたきめ細かなケアを行っている。緩和ケア病棟があるのも特徴だ。また、一方的な奉仕ではなく、ホスピタリティーの心で患者と感動を共有するという、お互いに気持ちの良い関係を心がけているのも同院の特徴。ホテルのような建物、エントランスに設けられた焼きたてパンの香りが漂う喫茶スペースなどもその表れだ。それらに込められた思いや診療方針、今後の展望について、2019年1月に就任した藤岡丞院長に聞いた。
(取材日2019年3月7日)

ホテルのようにおしゃれで過ごしやすそうな雰囲気ですね。
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ありがとうございます。病院の設計は「ホスピタリティーをどう表現するか」に非常にこだわりを持って、前院長がなされたのですが、このような病院らしくない病院、エントランスに焼きたてパンの匂いがして、患者さんだけでなく地域の方もロビーでくつろげるような病院というのは、僕の理想でもありました。患者さんは病気になっただけでもつらいのに、入院となったら余計つらいですよね。だからこそ、病院がもっとも重視すべきはホスピタリティーであって、医療者側の仕事のやりやすさや動線ではないはずなんです。もちろん施設だけでなく僕たちの意識についても同じことが言えるんですが、実際に総合案内スタッフの対応などからも、そういうホスピタリティーを持った職員はとても多いなと感じています。年に8回ぐらい健康講座を開いていますが、毎回100人ぐらいの方が来てくださるので、この機会を利用して積極的に病院への意見をいただいています。

特に力を入れている分野など、診療の特徴を教えてください。
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膠原病や血液内科など、専門性のある医師が在籍していることもあって、診療分野は幅広くカバーしています。心臓外科や産科はありませんが、診療内容の幅広さと治療内容のどちらについても、大学病院に劣らない自負があります。中でも特に力を入れているのは、がん診療と救急です。がん診療については、PET検査、内視鏡検査に始まって外科手術、化学療法、放射線療法まで、当院だけで受けていただけますし、また、緩和ケア病棟を設け、専門の医師3人と看護師が中心になったチーム医療を行っています。救急医療については、極力受け入れ要請を断らないことを心がけています。お断りした事例については毎月の委員会でその理由を検討し、改善につなげています。また、現在更なる治療の質の向上に向けて、委員会とは別の機能として副院長の担当制を導入し、救急、がん診療、地域連携、品質管理の4分野でプロジェクトが動いている所です。

チーム医療がとても充実していると聞きました。
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がんの緩和ケアチームを筆頭に、栄養療法提供チーム、感染対策チームなどのチーム医療を行っています。医師や看護師、リハビリテーション担当スタッフ、管理栄養士、ソーシャルワーカーなど、それぞれ得意分野がありますので、それぞれの職種の視点を集めて患者さんを全体的に診るのは、より良い医療を提供するには不可欠です。例えば、がん治療に栄養士さんの視点が入ることで、「こういう工夫をすればもっと食べられるかも」などこまやかなアドバイスが可能になります。チームがうまく機能するためには、お互いに信頼し合う関係であることと、俯瞰的に全体を見る目を持った調整役・コーディネーターの存在が必須ですが、どちらもスタッフが頑張ってくれて、うまくいっていると思います。ただ、もっとやれることはあるはずなので、例えば業務効率化アプリケーションなどコミュニケーションツールも取り入れて活用しながら、常により良い治療をめざしています。

常に「より良いもの」への努力を重ねているのですね。
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ええ、そこは力を入れています。前院長は非常に志の高い方で、当院は2017年に一般病院と緩和ケア病院の2項目について日本医療機能評価機構の審査を受けた結果、施設基準を達して認定病院となりました。ただし、これで終わりではなく、いかにそれを活用して業務改善を続けていくかが重要なので、各部署ごとに設けた委員会で改善活動を続けるとともに、2019年度からは指標を数値化して部署ごとに目標管理をすること、グループ内の他病院との比較で強みと課題を抽出し、業務改善につなげることにも取り組む予定です。もう1つ、今取り組んでいるのは職員満足度の向上です。医療の質を保つには、まず職員が気持ち良く、やりがいを持って働けることがとても大切です。院長就任時のあいさつで話したのですが、目標は「5年後には職員満足日本一」。患者さんに対してだけでなく、「お互いが顧客」との感覚を、カルチャーとして浸透させたいなと思っています。

最後に、今後の展望について一言お願いします。
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今後はまず、これまでにお話した取り組みをしっかり進めていきたいですね。2019年1月に院長に就任したばかりなので、すべての委員会に出て、どの部署にどんな職員がいて、それぞれどんな才能を持っているのかを把握することから始めています。2019年度からは、職員の顔写真入りデーターベースも構築する予定で、全員の顔と名前を覚えることや、360度評価、モチベーションの自己採点なんかにも活用していくつもりです。治療面では、腹腔鏡手術で用いる手術支援ロボットを早急に取り入れるのと、人材育成に力を入れ、緩和ケアをはじめ、専門分野に通じた認定資格を持つ看護師を増やしていきたいと思っています。目標は、地域の皆さんにとって、使い勝手の良い病院になること。そのために、病診連携のネットワークの更なる強化もしていきたいですし、どんどん地域に出て皆さんの意見を聞き、気軽に来てもらえる病院をつくっていければと思っています。

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