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医療法人社団東光会 北総白井病院

(千葉県 白井市)

小木曽 実 院長

最終更新日:2020/04/01

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愛し愛される病院をめざして笑顔を大切に

白井市の南西部に位置する「医療法人社団東光会 北総白井病院」。新京成線、鎌ヶ谷大仏駅より船橋新京成バス(北総白井病院行き)にて約13分でアクセスできる。白井市内の数少ない病院の一つとして、長きにわたって地域住民に寄り添った医療を提供してきている。小木曽実院長は、「スタッフ一同笑顔とあいさつを大切にしています。つらい思いや不安を抱えた患者さんに少しでも笑顔になって帰っていただきたいですね」と話す。会話の随所に冗談が混じり、その明るいユーモアに心を和まされる患者も多いようだ。幅広い診療を提供する同院だが、中でも脳神経外科および脊椎脊髄外科領域の診療が特徴だといい、2019年からは専門性の高い手術を数多く手がけてきた医師が在籍し、難症例の執刀を担当している。同院の特徴や地域での役割などについて小木曽院長に話を聞いた。(取材日2020年3月3日)

こちらの診療の特徴はどんなことが挙げられますか。

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当院では住民の方々が必要とする地域医療を主に提供しています。一般内科、外科、消化器外科、整形外科、泌尿器科、脳神経外科、人工透析内科、大腸・肛門外科などのほか、前院長が耳鼻咽喉科の医師だったこともあり、耳鼻咽喉科の外来も行っています。人工透析内科では外来透析に加えて入院透析や終末期透析にも対応しています。大腸・肛門外科では、他院からの相談窓口としての機能も担い、消化器がんの腹腔鏡手術なども行っています。脳疾患や整形外科疾患などの治療後のリハビリテーションにも力を入れており、現在、理学療法士や作業療法士などのスタッフが40人以上在籍し、急性期からのリハビリテーションを行っています。そのような中でも、現在当院が最も力を入れているのが脳神経外科です。

その脳神経外科について教えてください。

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2019年から脳神経外科および脊椎脊髄外科領域を専門とする北原功雄先生に来ていただいて、数多くの手術を手がけています。北原先生は、脳神経外科の専門病院である塩田病院附属福島孝徳記念病院の院長を務めた経験もあり、国内でも脳神経外科の診療で知られた医師です。これまで聴神経腫瘍や頭蓋底腫瘍、三叉神経痛、顔面けいれんなどの手術や脳動脈瘤クリッピングなどの難しい症例の手術に数多く携わってきています。当院では今後そのような患者さんを多く受け入れて、手術を積極的に行っていきたいと考えています。同時に、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの脳疾患や、その後のリハビリも含めてしっかりと対応できるよう体制を整えていきたいと考えています。

院長として心を砕いていることはどんなことですか。

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当院の基本理念は「愛し愛される病院」です。地域の方々に親しまれるよう、スタッフ一同笑顔とあいさつを大切にしています。あいさつは患者さんやご家族だけでなく、どなたにでも明るく元気よく、を心がけています。外来に来られる患者さんには少しでも笑顔になって帰ってもらいたいと思っています。患者さんはつらい思いや不安、悩みを多く抱えてここに来られていることでしょう。その症状がすぐに治れば一番良いのですが、そうならない場合もあります。ただ、すぐに治らなくても、ここに来て少し気持ちが軽くなった、少し安心したと思っていただけるよう努力しています。そのためにはわかりやすい説明が大事ですね。難しい専門用語は使わず、できるだけかみ砕いてお話ししています。話し方も大切ですね。少しでも患者さんの心が和らいで、にこっとしていただければと思っています。私は冗談が好きで、駄じゃれなどもよく言っているんですよ(笑)。

訪問診療も行っていると聞きました。

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訪問診療は私が現在、週に2回行っています。私の専門は外科ですが、内科診療もできますし整形外科も診ることができます。患者さんの状態に応じて、痛みの緩和治療なども行っています。今後は、さらに地域の高齢化が進み訪問診療のニーズも高まりますので、医療スタッフを増員し、力を入れていきたいと考えています。また、訪問リハビリも行っており、理学療法士が計画的にリハビリを行っています。当院のそばには同じグループの「船橋ケアセンター」という介護老人保健施設があり、長期療養やデイケア、ショートステイなども連携して行っています。急性期治療後や慢性期の方、在宅の方にご利用いただいて、もしも体調が悪くなったら当院で治療を受けていただくなど、密な連携によって在宅医療や地域医療を支えていきたいと思います。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

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今後は先ほどお話ししました脳神経外科および脊椎脊髄外科領域の疾患に幅広く対応し、数多くの手術を担っていきたいと考えています。さらにその後はリハビリを重点的に行い、早期の在宅復帰を実現したいと考えています。同時に、地域医療として必要な内科、外科、整形外科などの領域を充実させて地域の困っている方々をサポートしていきたいですね。当院は、どんな領域も高い専門性で診られるような大きい病院とは異なりますが、地域の二次医療機関として、患者さんお一人お一人に誠心誠意、真摯に対応して、少しでも早く良くなっていただけるよう、さらに質の良い医療を追求していきます。これから脳神経外科での医療体制が成熟した段階で、他科との連携によってどのような医療を提供していくのが最適かを探りながら、地域医療にさらに貢献していきたいと思います。

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小木曽 実 院長

1979年東京医科大学医学部卒業。東京医科大学病院、牧野記念病院に勤務後、1997年より北総白井病院副院長。2006年より現職。日本外科学会外科専門医。専門は下部消化器外科。「愛し愛される病院」を理念に高齢化に対応するべく地域医療に尽力。外科の外来診療に加えて訪問診療にも携わる。明るくユーモアあふれる会話が印象的。ストイックに筋力トレーニングにも励む。

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