外科(社会医療法人社団蛍水会名戸ヶ谷病院)

最終更新日：2021/08/11

外科

診療科・部門紹介

断らない救急で緊急手術に24時間体制で対応するほか、内視鏡検査で予防にも注力

年間多くの手術を手がけている外科。東葛エリアにおける急性期医療の拠点病院として、地域の医療機関とも連携を行っている。24時間体制で救急症例を受け入れ、搬送から1時間もかからずに外科手術をスタートすることができるのが強み。臓器別に外科診療が分かれる病院が多い中、外科疾患全般に対応する総合的な診療を行っているのも特徴である。結腸切除術や気胸の手術に数多く対応するほか、地域に根差した病院として、緊急の虫垂炎、総胆管結石、胆石、胆嚢炎、脱腸、鼠径ヘルニア、胃潰瘍、など身近な疾患の治療にも力を入れている。

がん手術の実績も豊富

24時間体制で救急にも対応

スタッフ紹介

スタッフ

高橋一昭副理事長

1980年千葉大学医学部卒業。同第一外科学教室入局。大学では腫瘍免疫の研究に従事したのち1987年より当院に入職。その後は外科の医師として救急医療の標準化教育に関わり、消防学校や看護学校の講師も務める。専門は一般外科、特に腫瘍外科および外傷外科。日本外科学会外科専門医。日本救急医学会救急科専門医。

メッセージ

当院は開院当初より“救急車を断らない”“患者さんをたらい回しさせない”医療を24時間・365日体制でこの地域に展開してきました。それはひとえに医療の格差を是正し、患者さんの立場に立った医療を提供したいという故・山崎誠前理事長の思いを職員が一丸となって実行してきた結果です。私たちは今後も理念に掲げる“全人的医療”をめざしていきます。予防医学（人間ドック・検診など）から始まり、急性期医療からリハビリなどの亜急性期医療にとどまらず、在宅医療・介護・福祉に至るまで、皆さんが安心してこの地域で生活できるよう質の高いトータル医療サービスを提供していくことをお約束します。どうぞよろしくお願いいたします。

森健副院長／外科部長

1998年東京大学医学部卒業。日立総合病院、茨城県立中央病院、東京大学医学部附属病院での勤務を経て、2012年から現職。専門領域は大腸・肛門外科だが外科全般の診療に対応する。日本外科学会外科専門医。地域に密着した医療を心がけ、患者さんとのコミュニケーションを大切にしている。

メッセージ

大腸がんや胃がんは、症状が出てからでは治療の選択肢が限られてしまう場合がありますので、症状が出る前に定期検査によるスクリーニングを行い、早期診断・早期治療につなげましょう。大腸がんでも早期に見つけることができれば、内視鏡で処置することが可能です。私たちは患者さんの症状をなるべく早くに取り除き、早い退院をめざすことで、スムーズに普段の生活に戻っていただきたいと考えています。当院のがん治療では、術前術後の化学療法やリハビリテーション、在宅医療まで経過を診ながら長く関わっていくため、一貫した医療を提供できます。おなかが痛い、便通に異常があるなど気になる症状があれば、ぜひ受診してください。

多田訓子医師

2003年香川医科大学卒業。東京大学医学部腫瘍外科医局所属。日本外科学会外科専門医。

紹介医療機関の先生方へ

お近くの医療機関の先生方は、ぜひお気軽に患者さんをご紹介ください。当院ではがんの手術も積極的に行っています。がんを疑う患者さんを送っていただければ、ガイドラインに沿って診断をし、大腸がん、胃がん、膵臓がん、胆嚢がんといった固形がんに関して標準治療を提供します。検査のご依頼をいただくことも可能ですし、より専門的な治療が必要な場合は、連携先の東京大学医学部附属病院にスムーズに患者さんをお送りしますのでご安心ください。新病院は手術室が9室に増え、さらに多くの症例に対応できる体制が整いますので、これまで以上に地域の先生方と連携を取っていきたいと考えています。