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医療法人財団明理会 新松戸中央総合病院

(千葉県 松戸市)

松尾 亮太 院長

最終更新日:2021/03/23

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患者の「より良い人生」の実現に力を尽くす

「患者さんに向き合うときは、医療人として接する前に人として接すること」。「新松戸中央総合病院」の松尾亮太院長は、スタッフと共有する信念についてそう話す。おごらず、謙虚に患者と向き合う姿勢の大切さを説き、意欲さえあれば学びを深められる環境を整えることで、医療人に求められる心と技の両方を兼ね備えた若手の育成に力を注いできた松尾院長。受診した患者の安心につながる温かなコミュニケーションと、質の高さを追求した医療が特徴の同院の様子からは、そうした努力が着実に実を結んでいることがわかる。「どんな疾患のどんなステージにおいても、患者さんの人生をより良くするために力を尽くしたい」と話す松尾院長に、同院の強みや展望について聞いた。(取材日2021年3月1日)

地域のニーズに応じて着実に機能を強化しておられる印象です。

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1979年の設立時は、内科、外科、整形外科、小児科、眼科の診療を行う218床の病院でしたが、40年以上の月日を経た今では23科、333床を有する総合病院へと成長を遂げています。私は2013年の新棟竣工時に着任し、救急部門の整備、呼吸器外科や心臓血管外科・循環器内科が連携して診療にあたる心臓血管部門の設立などを進めてきました。2020年9月には、呼吸器内科・呼吸器外科を統合した呼吸器部門を設立。「咳や息苦しさなど呼吸器の症状があるけど、内科と外科、どちらにかかるべきかわからない」という患者さんをまずは受け入れ、症状を拝見した上で適切な治療につなげられるようになりました。地域ニーズの多い整形外科も強化し、3人の常勤医師が積極的に外傷手術を行うほか、高齢者から小児まで幅広い年齢層の疾患に広く対応しています。

ロボット支援手術の範囲も拡大しているそうですね。

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ロボット支援手術は、3Dカメラで患部を見ながらのきめ細かな手術が可能で、かつ身体的な負担も少ないため、患者さんにとって非常にメリットの大きい方式といえるでしょう。2020年6月の導入によって、これまで各領域で行ってきた腹腔鏡手術と並ぶ優れた選択肢を患者さんに提供できるようになりました。消化器外科、呼吸器外科では既に多数の手術を行っており、かなりアクティブに稼働しています。2021年には、ロボット支援手術に長けた若手のドクターが2人泌尿器科に加わりますから、こちらも軌道に乗せていきたいですね。10年後には、多くの診療科でロボット支援手術がスタンダードな方式として活用されるようになるでしょう。これまで多くの腹腔鏡を得意とする医師を輩出してきましたが、今後はロボットを自在に操り、その良さを生かした手術を行えるドクターの育成にも注力したいと思っています。

強みの一つであるがん治療についてはいかがですか。

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特に患者さんが多い消化器がんでは、手術の際はすべて鏡視下手術を採用。肝臓疾患の治療にも強みがあり、肝硬変から肝臓がんへ進行するすべてのステージにおいて診療が可能です。血液内科があり、白血病やリンパ腫などにも対応しているのも特徴ですね。また、がんの診療においては、「治す」こと以外に、「看取る」こともまた重要です。そこで、緩和ケアの外来において、外科医師、麻酔科医師、精神科医師がチームを組んで患者さんを総合的にケアする体制を整えました。食事が取れないときや関連する症状がつらいときは外科医師が担当し、病気そのものの疼痛や手術の伴う痛みには麻酔科医師が、気持ちの落ち込みや不安などには精神科医師が対応します。がん治療で最も大切なのは、より良い時間、より良い人生を患者さんに過ごしていただくこと。在宅医療に取り組む医療者の皆さまとも連携しながら、患者さんの暮らしを守っていきたいですね。

今後注目していきたい分野はありますか。

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採取した血液などからがんのゲノム異常を検出する研究に注目しています。これは、がん組織から逸脱してきた血液中のわずかな遺伝子を機器で増幅し、がん診断に応用していこうというもの。血液を採取するだけで、肺がん、食道がん、胃がん、大腸がん、肝臓がん、膵臓がん、腎臓がん、胆管がん、頭頚部がん、甲状腺がん、前立腺がん、乳がん、子宮頸がん、卵巣がん、脳腫瘍などの発見ができるように開発が進められています。実用化された場合、内視鏡検査よりさらに負担が少ない検査となると思いますので、これからの発展に期待しています。

最後に、読者にメッセージをお願いいたします。

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新型コロナウイルスの感染拡大時には、感染の不安から受診をためらう方がいらっしゃいました。当院では、以前から日本感染症学会感染症専門医、日本看護協会感染管理認定看護師が在籍しており、ICT(感染管理チーム)の指導管理のもとで院内感染防止対策を徹底していますから、安心して受診していただきたいと思います。各診療科も進歩を続けており、救急診療のニーズが高い脳神経外科では、開頭手術に比べて格段に負担が少ないカテーテル治療の専門家が加わったことでさらに体制が強化されました。向上心ある人に学ぶ機会を与え、医療人としての人生を実りあるものにできるようサポートしてきた結果、患者さんの人生の質を第一に考えて向き合えるスタッフが集まりつつあることも当院の強みの一つだと思っています。地域の皆さまに「ここに来れば安心」と思ってもらえる病院で在り続けられるよう、スタッフ一丸となって充実の医療の提供に努めてまいります。

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松尾 亮太 院長

1994年筑波大学卒業。板橋中央総合病院、東京女子医科大学消化器病センターを経て、筑波大学附属病院にて臨床准教授を務める。龍ケ崎済生会病院の外科部長として数多くの手術にあたった経験も。2013年に新松戸中央総合病院の院長に就任。高度で先進的な医療と患者の心に寄り添う温かな医療の共存をめざし、病院改革を進めている。日本消化器外科学会消化器外科専門医。

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