理事長メッセージ(社会医療法人社団 健脳会 千葉脳神経外科病院) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

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社会医療法人社団 健脳会千葉脳神経外科病院

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湧井 健治理事長
Kenji Wakui

プロフィール1980年信州大学医学部卒業、同大学脳神経外科入局。研修後、関連病院医長、部長を歴任。1990年信州大学医学部脳神経外科文部教官助手。1992年アメリカ合衆国アリゾナ州立大学(Barrow Neurological Institute)に留学。2000年千葉脳神経外科病院院長就任。2005年理事長就任。日本脳神経外科学会脳神経外科専門医。日本医師会認定産業医。専門は脳血管外科。

脳卒中は時間が勝負。疑いがあれば即受診を

脳梗塞や脳出血、脳腫瘍などさまざまな脳の疾患の急性期病院として重大な役割を担っているのが「社会医療法人社団 健脳会 千葉脳神経外科病院」だ。「患者さんが命を託せる病院」という基本理念を掲げ、脳疾患の重篤患者を24時間体制で受け入れている。率いるのは湧井健治理事長兼病院長。湧井院長は2000年に病院長に就任後、地域完結型の脳疾患医療をめざすべく地域連携課を新たに立ち上げ、患者の逆紹介をスタートさせたという。その結果、地域との連携も深まり、今ではその輪は千葉市のみならず八千代市、習志野市など近隣の市や山武郡まで広がっている。脳血管血行再建術などを得意とする湧井院長は、ここ数年の医療機器の進展によって低侵襲で予後の良い治療が可能になったと話す。「ただ脳卒中は時間との戦い、Time is Brainです。少しでも疑われたら様子を見ることなどせず、ただちに受診してください」と湧井院長。脳神経外科専門病院ならではの特徴について聞いた。(取材日2017年5月15日)

病院の成り立ちと基本理念について教えてください。
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当病院は1986年、脳神経外科疾患を専門とする急性期病院として開設されました。当時、千葉市には脳神経外科の急性期を治療する病院施設が千葉大学医学部附属病院と国立千葉病院(現・国立病院機構千葉医療センター)ぐらいしかなく、人口の割に医療資源が足りなかったのですね。それで脳疾患を専門に扱う地域医療の拠点としてスタートしました。基本理念は「患者さんが命を託せる病院」です。脳卒中や脳腫瘍、頭部外傷などのさまざまな脳の障害に対して、患者さん本位の医療、急性期医療の推進、地域医療への貢献、向上心といった基本方針のもと、専門病院だからこそ可能な高度な医療を実践しています。実際、脳疾患の手術件数は、2014年1~12月で435例、2015年1~12月で330例と全国的にみても高い実績だと自負しています。

病院長になられて最初に手がけられたことはどんなことですか。
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就任当時は再診の患者さんがとても多かったのですね。手術や治療後もずっと診ていたのですが、医療機関の機能分化や地域完結型の医療をめざそうと、2001年に医療連携課を立ち上げました。そして、再診の患者さんを地域のクリニックへ逆紹介したのです。かかりつけ医のいない方も多く、それぞれ地域のクリニックに紹介しました。当時はまだ電子カルテではなかったですから、紹介状を書く手が腱鞘炎になるほどでした(笑)。逆紹介を続けているうちに、クリニックからの紹介も増えてきましたね。現在は地域の医療機関の方々と年に1回、医療連携の会を開催し意見交換を行っています。顔の見える関係を築いていますので、お互いの信頼関係もより深まっていると思います。連携の輪は千葉市だけでなく八千代市、習志野市、八街市、四街道市などの近隣の市町村、さらには山武郡まで広がっています。

病院の特徴について教えてください。
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現在5人の常勤と12人の非常勤の医師がおり、それぞれ日本脳神経外科学会脳神経外科専門医に加えて、日本脳神経血管内治療学会脳血管内治療専門医や麻酔科標榜医など、サブスペシャリティを持っています。2015年度の入院患者数は全部で1548人でしたが、脳梗塞の患者さんが約半数を占めています。脳梗塞の治療は迅速な対応が重要で、発症から4.5時間以内なら血栓を溶かす薬t-PAが有効的ですが、太い血管や発症後時間が経っていると効果がないため、デバイスという医療機器を使って血栓を絡め取る血栓回収という血管内治療も行っています。2016年からは急性期の脳卒中専用病室SCU(脳卒中ケアユニット)を6床設置して、専門チームによる治療を行っています。先進技術を駆使した手術器具も数多く導入しており、脳神経内視鏡手術や血管内治療など侵襲性が低く予後の良い治療を行っている点も当病院の特徴です。

リハビリテーションや脳ドックも行っていますね。
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脳がダメージを受けると体に麻痺が残ったり失語症に陥ったりすることもあります。こうした後遺症を軽くするために、急性期からリハビリテーションを行っています。リハビリ室は400平方メートルと広く、17人の経験豊かなスタッフが指導・治療を行っています。脳ドックは、先代の理事長時代にすでに開設していており、日本における脳ドックの草分け的存在だと思います。脳ドックでは、MRI・MRA検査、心電図、頸動脈エコー、脳の大動脈の血流を調べるTCD(頚頭蓋骨脳血管ドップラー)などによって脳卒中のリスクを調べます。その日のうちに検査結果について医師が説明し、何か異常があればすぐに外来を予約します。単に脳ドックをして終わりというのではなく、早期に治療につなげられるという点も大きな利点だと思います。

今後の展望と読者へメッセージをお願いいたします。
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今後も地域の脳疾患専門の急性期病院として24時間365日体制で重篤な患者さんを受け入れていきたいと思います。脳神経外科の治療法や医療機器は日進月歩で進歩していますので、より侵襲性が低く優れた治療法を地域医療の中で提供していきたいですね。脳卒中は、時間との戦い、Time is Brainです。脳梗塞が疑われる症状として「FASTチェック」があります。顔にゆがみがないか(Face)、片腕に力が入らないか(Arm)、言葉が出ない、ろれつが回らないか(Speech)、これらが一つでも出ていたら発症時間を確認して(Time)、すぐに受診するようにしてください。少し様子を見ようなど思うかもしれませんが、ただちに受診することが重要です。当病院では脳卒中が疑われるようであれば紹介状や予約なしで診察、検査をし診断結果まで1日で終える体制を整えていますので、いざという時ぜひお役立てください。

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