院長メッセージ(独立行政法人地域医療機能推進機構 JCHO 千葉病院) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

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独立行政法人地域医療機能推進機構JCHO 千葉病院

腎センターを中心に、地域医療に貢献する中核病院

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室谷 典義院長
Noriyoshi Murotani

プロフィール東京大学薬学部製薬科学科卒業後、千葉大学医学部進学過程入学。卒業後、千葉大学医学部第二外科に入局。消化器外科において手術などを担当する。1991年に当時の千葉社会保険病院(現・JCHO千葉病院)に赴任後は、透析・外科にて手術と管理を担当している。日本透析医学会透析専門医、千葉県透析研究会会長も務める。

腎疾患をはじめ質の高い医療に努め地域貢献

千葉市中央区の「独立行政法人地域医療機能推進機構 千葉病院(JCHO千葉病院)」を訪ねた。同病院は千葉県の透析医療の中心的な存在として、健康管理施設や介護老人保健施設なども併設。内科、腎臓内科、外科、整形外科をはじめ幅広い科に対応している。治療が難しいとされる透析患者の合併症については、千葉県内をはじめ他県からの紹介も多く、病院や地域の医院との連携にも力を入れているそうだ。今回は、千葉県透析研究会の会長も務め、「自分で歩き、ごはんもおいしく食べられる、元気な透析患者をめざして治療をしたい」と話す室谷典義院長に、人工透析についての話や、地域での取り組みなどについて聞いた。(取材日2017年5月16日)

JCHO千葉病院の特徴を教えてください。
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入院施設は200床、1971年に始まった人工透析施設がひとつの柱になっています。人工透析のベッド数は70床あり、現在は約260人の患者が透析を受けています。現・名誉院長の嶋田俊恒先生が、当時、千葉県内で人工透析のできる施設が少なかったことから、当院に人工透析施設を設けたのが始まりです。人工透析を初めて行うことを「導入」といいますが、当院では導入が必要な患者さんを多くお預かりしているのも特徴といえますね。人工透析には動脈と静脈をつなぐ手術をする必要があり、慣れないうちは手間もかかりますので、導入ができる施設は限られているのです。安定してきたら、ご自宅に近い病院やクリニックで人工透析を受ける患者さんもいらっしゃいますよ。また、千葉県の透析医療の中心施設として千葉県透析研究会の事務局を置き、千葉県内に160ヵ所ほどある人工透析施設との連携を強化しています。

人工透析の合併症にも対応しているそうですね。
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人工透析の患者さんは、年数が長いほど合併症が出てきます。一番多いのは心臓の合併症で、心不全や心筋梗塞、弁膜疾患が起こりやすいです。心臓が悪くなると脳の血管障害も起きやすいですし、足の血管障害により切断が必要になることもあります。がんの発生率も高いですね。要するに、人工透析の患者さんも、さまざまな病気になったり、骨折したりする、ということ。しかし、透析患者は骨がもろく、背骨も弱いという特徴があり、一般の患者さんより治療や手術後の管理が難しいのです。多くの病院や大学病院は、透析患者の治療や手術を引き受けたがりません。そのような場合は当院でお預かりし、人工透析をしながらがんの治療、心臓病の治療を行っています。入院施設の200床のうち、約60床は他の病院からお預かりしている患者さんです。当院の先生方は、どの科の先生も透析患者について熟知していますし、各科の医師同士の連携も大切にしています。

患者は地域の方が中心ですか?
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病気によって違います。人工透析に関しては、千葉県全体から来院しています。腹膜透析の最大の合併症である被嚢性腹膜硬化症(EPS)という病気がありますが、これに関しては、他県からの紹介も多いです。腎臓以外の病気では、近隣の患者さんが多く来院されています。循環器系では心筋梗塞の方、消化器系では肝臓の治療を行う先生もいますし、がんの手術、胃がん、大腸がん、肝臓がんなどの手術も行っています。腎臓内科では、人工透析を行うまでにはいかないけれど、腎臓が悪いという方のフォロー、整形外科では骨折や背骨の治療も行っています。当院には、人工透析を行う施設のほか、健康管理施設があり、人間ドックに関しては毎年多くの方が利用しています。また、100床の介護老人保健施設があり、在宅介護になる前の間や、認知症の患者の生活をサポートしています。

地域のなかでの役割をどう考えていらっしゃいますか?
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地域に高齢者が増えてきて、病院に行きたくてもいけなかったり、老々介護、高齢者の一人暮らしという問題があり、地域での見守りが必要になっています。当院においても、地域と連携してそうした問題に取り組んでいけたらと考えています。現状としては、住民が困ったときに相談する安心ケアセンターや、地域で開業し、訪問診療をしている先生方と連携し、入院が必要になれば当院でお預かりするという形で、地域に貢献していけたらと考えています。当院には地域包括ケア病棟という病棟もあり、急性期の症状は落ち着いてきたものの、自宅で通常の生活を送るのはまだ難しいという患者さんに対し、日常生活に早く戻れるようリハビリなどを通じてお手伝いもさせていただいています。2017年4月からは、看護師による訪問看護も始めました。

室谷院長ご自身の、医療に対する考え方を教えてください。
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私はもともと消化器外科が専門ですが、当院に赴任してから、透析患者の外科手術と管理を担当しています。長く診ている患者さんも多く、回診のときにはいつも「歩いてる?」「食べてる?」と聞くようにしています。なぜなら、歩けなくなると、あっという間に寝たきりになりますし、認知症も一気に進行するからです。自分で歩けて、ごはんをおいしく食べられる元気な透析患者さんをめざし、治療をしています。長く臨床をしてきて嬉しかったのは、ご主人の入院中、そばについていた奥さまが、ご主人を亡くして数年後に「今回は私が調子悪いから、みてください」と訪ねてきたことがありました。信頼していただけていたのだなと感じ、うれしかったです。われわれの病院で診た患者さんに対しては、「この病院で診てもらえてよかった、生まれ変わったらまたこの病院でお世話になりたい」と思ってもらえるように、医療や看護を提供していけたらと思っております。

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