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医療法人財団博仁会 共済病院

(埼玉県 さいたま市緑区)

星野 徹 院長

最終更新日:2024/12/18

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総合診療と連携強化で質の高い医療を提供

「安全で思いやりのある医療を提供し地域を支えます」を基本理念に、地域とともに60年以上の歩みを続けている「共済病院」。約10年前には建物を一新し急性期医療を中心に、救急から健康診断や人間ドック、在宅医療まで一貫して取り組む体制が築かれた。現在は地域医療の核となる存在として、近隣の基幹病院や医療機関、介護施設などとも連携。患者を幅広い視点で診ることのできる総合的な診療で、質の高さにこだわりながらも迅速な医療を患者に届けている。中でも整形外科は脊椎手術、股関節・膝関節手術などに取り組みつつ、高齢者に多い大腿骨頸部骨折に対する手術や骨粗しょう診療にも取り組んでおり、消化器内科では内視鏡診療でがんの早期発見につなげ、消化器外科では黎明期から導入し得意としている腹腔鏡で、大腸がん、胆嚢結石、ヘルニアなどに対する腹腔鏡下手術を多く行っている。さらに在宅医療にも積極的で、地域住民を一生にわたり見守るような存在になっている。そんな共済病院を率いる星野徹院長に話を聞いた。(取材日2024年10月10日)

開設より60年以上地域とともに歩んでこられました。

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当院のそもそもの始まりは隣接する社会福祉法人の診療所です。その後診療所を拡大し病院として1961年に分離独立する形で医療法人として開設されました。以来、地域で欠かせない病院としてこれまで歩んでまいりました。開設から約半世紀後、老朽化した建物を一新する話が出たときに、当時どちらかというと療養のほうに比重が傾いていた病院の形態を、より一層地域に必要とされる病院となるべく、再び急性期医療を中心とする体制にしようという機運が職員から盛り上がりました。そこで老朽化した施設や設備を一新し、急性期医療が地域に必要であるという職員、役員の一致した思いを形にした新病院建設計画がつくられ、2013年に今の急性期病棟80床、地域包括病床と療養病床で構成される療養型病棟37床、計117床の新病院が完工いたしました。現在の病院の利用状況を見ると、当時の判断は正解であったと思っております。

どのような医療が行われていますか?

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当院は私の出身でもある自治医大を卒業した先生や自治医科大学附属さいたま医療センターでの勤務経験のある先生が多く、総合診療や地域医療に対するマインドを持ちつつも高い専門性を生かした診療が行われている点が特徴です。専門分野に特化した医療も時には必要でしょうが、ご高齢の方など多くの患者さんは複数の疾患をお持ちだったり、特定部位の治療だけでは解決できない病気もあります。最初から患者さんが自分のどこが悪いと特定して受診するのも難しいでしょう。広い視野と対応力で患者さんを診ることのできる総合診療が、当院の医療の質を高めていると実感しています。また基本理念である「安全で思いやりのある医療を提供し地域を支えます」を職員とともに心に刻み実践していきたいと思っています。私個人としては自治医大の「医療の谷間へ灯をともす」という言葉も大切にしており、医療に取り残されてしまう人がないよう日々取り組んでいます。

救急、検診から急性期、在宅まで一貫した体制が築かれています。

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新病院に建て替えるときに検診センターを新設しました。健康診断、各種がん検診、人間ドックなどで病気が見つかれば迅速に急性期の医療へとつなげられますし、必要に応じて専門性の高い治療が受けられる病院を紹介し、その後の在宅医療にも道筋をつけられる。そんな体制を整えています。地域の方々には、家族ぐるみ、地域ぐるみで頼っていただけるように、患者さんに一生にわたって頼りにしていただけるように、と思っています。また二次救急医療機関として急患対応も行っていて、救急の現場では当院の特色である総合診療の良さが生かされています。特定の診療科に対応する患者さんしか受け入れられないということはありませんし、救急の現場では素早く診断をつけ適切な医療へつなげることが重要ですが、幅広い診療が可能なので、患者さんがどのような状態なのか、ご紹介の必要性の有無などを迅速かつ適切に判断することができます。

地域内での連携体制も築かれていますね。

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地域密着の病院として地域の方々の日常的な医療や健康増進のサポートを行いつつ、高度な医療が必要であれば基幹病院へ紹介し、また基幹病院からリハビリテーションや療養の継続目的での転院を受け入れ、かつ、地域の開業医の先生方からの入院要請にも対応するなど、患者相談室を中心に病診連携、病病連携におけるキーとなるべき位置づけと役割を担っていると自負しております。その一方で、大切な患者さんをお願いし、またお任せいただくのですから、顔の見える信頼関係は大切だと思っています。懇親や会話の機会を持ち、互いにわかり合えるよう積極的に努めていますし、常勤の医師は全員浦和医師会に所属して、地域での関係性を強化すべく尽力しています。さらに院内の横の連携の良さも当院の特徴です。当院のような規模だからこそ横との連携も取りやすく、診療の質を高めています。医局を診療科別ではなく総合医局としているのも効果を発揮していますね。

地域の方へのメッセージをお願いします。

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当院では、職員が笑顔でやりがいをもって働ける環境を整えることにも注力しています。やはり職員が生き生きと元気に働いていないと、患者さんを元気にして差し上げることはできないと思うからです。そして職員が自分が働くことにより地域や社会に貢献していると誇りを感じられる病院でありたい、職員も役員もワンチームとして取り組む意識を持てるようにしたいとも思っています。今後はニーズの高い内視鏡検査に応じるべく消化器内科を強化し、在宅リハビリテーションにも取り組んでいきたいと思っています。「地域の皆さんにいつまでも愛される病院でありたい」それが私たちの願い。地域を支え、地域に支えられながら、地域の皆さまとともに歩み、地域の皆さんが共済病院が地域にとってなくてはならないものと思い親しみを感じてくだされば、これ以上の喜びはありません。ぜひ何かお困りのことがあれば共済病院を頼りにしていただければと思います。

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星野 徹 院長

1984年自治医科大学卒業。自治医科大学附属さいたま医療センター勤務を経て、2006年共済病院院長就任。2007年理事長就任。現在は再度院長を務める一方で、診療や手術の現場でも活躍している。日本外科学会外科専門医。日々の生活に運動を無理なく取り入れるのが勧めている健康法。晴れた日は自転車通勤をし、院内はなるべく階段を使うようにしており、階段ですれ違う職員とのちょっとしたふれあいを楽しみにしている。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック(日帰りコース)4万4000円

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