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国際医療福祉大学市川病院

(千葉県 市川市)

大谷 俊郎 病院長

最終更新日:2023/03/31

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地域のかかりつけのような病院をめざして

矢切駅から徒歩3分。広々とした敷地に立つ「国際医療福祉大学市川病院」は、急性期から回復期、慢性期まで地域に必要な医療をシームレスに提供している大学病院。幅広い診療科に加えて充実したリハビリテーションや神経難病に対する診療、結核専門病棟など高い専門性も有している。2021年から病院長として同院を率いているのが大谷俊郎先生だ。大谷病院長は院長就任後、消化器内科、消化器外科、皮膚科などの医師を拡充し診療体制を強化してきた。また、専門の整形外科においてもあらゆる運動器疾患に対応できるよう体制を整えている。大谷病院長に病院の特徴などについて話を聞いた。(取材日2023年1月20日)

病院の成り立ちについてお聞かせください。

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当院は1939年に結核症に対する化学療法の研究医療施設として開設されたのがそもそもの始まりです。その頃は結核の予防、治療が国家的な課題となっており、その治療研究の功績から、当時の宮内省から青山御所の建物の一部を譲り受けたこともある歴史ある病院です。地域の方々からは「科研(科学療法研究所附属病院)さん」と長く親しまれていましたが、2005年に当大学のグループが事業継承しました。その後、本館の新築や研究棟、東棟の増改築、デイケアセンターや人工透析センター、回復期リハビリテーション病棟の開設など医療体制を充実させてきました。2017年に国際医療福祉大学の成田キャンパスに医学部が新設されたことを機に、本大学の5番目の附属病院として「国際医療福祉大学市川病院」に名称を変更しました。

診療面での特徴について教えてください。

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当院は歴史的な経緯もあり、結核専門病棟を持っています。昔と比べれば結核の患者さんも減少し、結核専用病棟を閉鎖する例も多いですが、今でも命を落とすことがある感染症ですので、結核病棟45床を備えて、使命感を持って治療にあたっています。一般的な診療分野では、充実したリハビリテーションが大きな特徴です。当院では急性期病棟、回復期病棟それぞれに広いリハビリテーション訓練室があり、患者さん一人ひとりの症状に即したリハビリテーションを提供しています。日本リハビリテーション医学会リハビリテーション専門医はじめ、経験豊富な理学療法士や作業療法士、言語聴覚士、看護師らによるチーム医療、チームケアを実践しています。本学は理学療法士や作業療法士などの養成と地位向上を目的として開学しており、当院においても多職種連携による医療を実践しています。

消化器内科なども拡充なさったと伺いました。

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2022年4月に消化器内科、消化器外科、皮膚科の常勤医師を拡充しています。特に消化器分野では、消化器病や肝臓疾患、内視鏡などを専門とする医師が複数着任し、さらにパワーアップしています。胃や大腸のがんに対する内視鏡検査や内視鏡治療、肝膵領域への内視鏡治療、消化器がんの化学療法、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患の治療など幅広い疾患に対応しています。また、神経難病センターではパーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症などの難治性神経疾患に対して専門的な知識と豊富な経験を持つ脳神経内科医や専門スタッフが診療をサポートしています。私の専門である整形外科においては、手、肘、肩、脊椎脊髄、膝、股関節、足などすべての運動器疾患に対応しており、筋肉や靱帯などへの負担の少ない人工関節手術や低侵襲内視鏡手術を行うなどその方の症状に即したトータルケアを行っています。

地域での役割についてはいかがでしょうか。

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市川市周辺、千葉県北西部は大規模病院が数多く林立しているエリアで、患者さん側も病院を選べる環境にあります。当院は急性期から回復期、慢性期にわたってリハビリテーションも含めて患者さんの状態に合わせてオールラウンドに対応している病院です。これまで地域の方々に長く親しまれてきた歴史もあります。これからも何かあればここに来ればいい、安心できる、と思っていただける病院でありたいですね。当院では紹介状がなくても特別な料金はいただいておりません。お一人お一人の患者さんを大切に思い、地域のかかりつけ医のような大学病院をめざしています。また、結核診療については千葉県内の医療拠点として引き続き重要な位置を占めています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

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強化された消化器内科、消化器外科をはじめ整形外科、リハビリテーション科、神経難病センターなど当院ならではの高い専門性や特徴を生かしながら地域の方々に寄り添った医療を提供していきたいと思います。消化器がんの治療や炎症性腸疾患などこれまで遠くの病院に行かなくてはならなかった疾患も、当院で治療できますのでご相談ください。また在宅の方に向けて訪問リハビリテーションやデイケアを利用しての通所リハビリテーションも行っています。予防医療にも力を入れており、人間ドックや各種健康診断を行っていますのでぜひご利用いただきたいと思います。健康意識をより高めていただけるようさまざまなテーマの「けんこう教室」も随時開催していますのでご参加ください。

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大谷 俊郎 病院長

1980年慶應義塾大学医学部卒業。同大学看護医療学部教授、医学部整形外科教授、同大学医学部スポーツ医学総合センター教授、同大学院健康マネジメント研究科教授などを歴任 。2021年4月より国際医療福祉大学医学部教授、国際医療福祉大学市川病院病院長。日本整形外科学会整形外科専門医。専門は人工関節置換術、関節鏡下靭帯再建術、半月板手術などの膝関節外科、関節のバイオメカニクス、およびスポーツ整形外科。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック/4万4000円~

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