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医療法人邦友会 小田原循環器病院

(神奈川県 小田原市)

杉 薫 病院長

最終更新日:2022/11/24

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循環器疾患の救急対応に注力し、地域に貢献

救急指定病院として24時間救急体制を敷き、広く地域医療に貢献する「小田原循環器病院」。心臓疾患、腎臓疾患の予防、診断、治療、リハビリテーションを中心とした運動療法を一貫して行う良質なトータル医療を提供すべく、中核医療施設として1981年に開院した。また、透析設備を備えた関連医療施設が小田原駅前と湯河原駅前にあり、その3施設が互いに協力・補完しながら、心臓・腎臓疾患の専門医療施設として地域社会に貢献を続けている。看護師や臨床工学技士、理学療法士、薬剤師などコメディカルの拡充も図り、各分野に精通した専門のスタッフが一丸となり患者とその家族をサポート。「地域社会に責任の持てる心のこもった医療の提供をしたい」と語る病院長の杉薫(すぎ・かおる)先生に、病院の特色や注力している治療、今後の展望などについて詳しく聞いた。(取材日2022年10月20日)

病院の特色について教えてください。

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この病院は病院名からもわかるように循環器系の疾患に特化した病院です。心臓疾患や腎臓疾患の予防から、診断、治療、リハビリテーションまで、一貫した医療サービスを提供しています。心臓疾患や腎臓疾患は、それらに付随していろいろな合併症が出ますから、循環器内科、心臓血管外科、腎臓内科を主軸としながら、泌尿器科、皮膚科の診療や糖尿病の治療にも対応しています。現在の小田原市の医療圏は、ある程度のすみ分けができていて、病病・病診連携も円滑に行われています。例えば、循環器に関することは当院へ、脳に関することは西湘病院へ、それぞれ24時間体制で急患対応をしています。当院は、神奈川県の中でも多くの救急搬送患者を受け入れており、西湘地域の循環器系疾患を一手に引き受ける気概を持って診療に取り組んでいます。

こちらではチーム医療を実践されているそうですね。

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当院の特徴の一つに、専門スタッフの充実が挙げられます。現在、医師13人、看護師120人、薬剤師8人、診療放射線技師7人、臨床工学技士21人、臨床検査技師20人、理学療法士6人が透析やカテーテルをはじめとする手術、CTやMRI検査において、チーム医療を掲げ、それぞれが専門性を追究しながら活躍しています。大学病院でもこれだけのコメディカルが充実している病院はなかなかないのではないでしょうか。加えて、各部門の連携がしっかり取れているので、診療も検査もスピーディーに対応できる体制が整っています。そして、毎月第一水曜には朝礼を行い、全スタッフに向けて、執行部の行動計画や皆の心構えについて話をしています。より質の高い医療をめざし、スタッフ全員の協力のもと、すべての医療業務に全力を注いでいます。

今後、注力したい診療は何でしょうか?

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循環器内科と心臓血管外科、透析中心の腎臓内科を主軸として注力する中、手技や治療におけるコンセプトがだんだん変化してきています。従来行われていた心臓血管外科での開胸手術だと1ヵ月以上の入院が必要でしたが、近年数多く行われるようになったカテーテル治療だと2週間ほどで退院が可能ですし、組織にダメージを受けていない心筋梗塞の場合は、退院までに1週間もかかりません。ただ、いろいろな病気からなる心不全という病態は、気づかないうちに心房細動になり心機能が落ちてくるんですよ。そのような場合にはいろいろな機器を使って治療を行わなければなりません。例えば、ペースメーカーを入れる場合、ペースメーカーと心臓の動きがずれないように、コンピューターで調整しながら心臓の収縮を促し、心機能の改善を図ります。このように先進の機器も患者さんの症状に合わせてどんどん活用していく必要があると思っています。

今後の展望について教えてください。

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1981年に開設した病院なので、所々古さが目立ちますし、だんだん手狭になってきているのですが、透析室やリハビリテーションルーム、カテーテル手術室などの移動を繰り返しながら、現在に至っています。将来的には、敷地内の違う場所に病院自体を新しく建て直す構想も持ち上がっているので、その際は、循環器のハイブリッドなオペ室の設置も検討することになるでしょう。さらに専門性の高い医療スタッフの増員を行い、患者さんのニーズに応えられる体制を整えられれば、地域の方々への貢献につながると考えています。

最後に、地域の方々へのメッセージをお願いします。

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当院を受診するのに紹介状は必要ありません。紹介状をもらうために地域のクリニックを受診し、再度こちらに来院するのは大変ですから、状態が悪い場合はすぐに来院してくださって結構です。私や医師だけでなく、看護師や臨床工学技士、検査技師、リハビリスタッフも、患者さんやご家族に接する人たちすべてが「病院の顔」だと思っています。スタッフのうち一人でも不親切で失礼な態度をとったら、それが病院全体のイメージとなって残ります。その点、当院は地域での評判が非常にいいと感じますね。それはきっと、スタッフが一丸となって、病院の理念にある心のこもった医療の提供に努めているからだと思います。循環器系で何かおかしいなと思ったら、いつでもすぐに当院にいらしてください。具合が悪くなったら「ちょっと小田原循環器病院に行ってみよう」と地域から頼られる医療機関でありたいと思います。

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杉 薫 病院長

1975年東邦大学医学部卒業後、同大学の医局に勤務。内科助手を経て、米国に電気生理学研究員として留学。その後、神奈川病院循環器科医長、東邦大学医学部助教授、東京労災病院循環器内科部長、東邦大学医学部教授、東邦大学医療センター大橋病院病院長を歴任後、2016年に小田原循環器病院病院長に就任、東邦大学名誉教授。心臓・腎臓の疾患の合併症まで含めたトータルケアを行い、地域に根差した医療を展開している。

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