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一般財団法人同友会 藤沢湘南台病院

(神奈川県 藤沢市)

熊切 寛 病院長

最終更新日:2021/11/30

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地域のニーズに応える藤沢北部の基幹病院

1932年の開院以降、徐々に診療科や各種の病棟を増やし、地域の医療ニーズにこまやかに応えながら発展を遂げてきた「藤沢湘南台病院」。藤沢市北部に位置する基幹病院として「地域を守る」というミッションを掲げ、約90年の歴史をもつ。専門医療や救急患者に対応する急性期から、リハビリテーションや医療療養、緩和ケアなどの慢性期まで診療科と病棟を備える。さらには、介護老人保健施設や健康増進施設なども併設しており、地域に必要とされる医療から保健、福祉までのニーズに幅広く応えることで地域包括ケアシステムにおいて中心的な役割を担っている。また、手術支援ロボットなどの新しい医療機器の導入を積極的に行う。2021年4月から院長として就任した熊切寛先生。昨今の感染症の流行に際して、緩和ケア病棟を新型コロナウイルス感染症専用病棟に転換、またワクチン接種にも積極的に取り組む。今後は「地域の住民が気軽に集える場所」としてITシステムを駆使した構想も視野に入れている。地域や時代の要求に柔軟に応える同院。熊切院長に、注力する取り組みや今後の展望について話を聞いた。(取材日2021年9月21日)

まずは病院の特徴について教えてください。

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当院は藤沢市の北部に位置し、地域医療の最前線で地域を守り貢献することをミッションに掲げています。その精神は1932年の開業以来一貫して持ち続け、地域のニーズに応えながら大きくなってきました。外科系と内科系、専門診療部門など多くの診療科をそろえ、ICU、一般急性期から回復期リハビリテーション、医療療養、地域包括ケア、緩和ケアまでの各病棟を備えることで急性期から慢性期までの病気の治療に対応する基幹病院です。また、医療から介護、福祉まで当院で完結できるように、地域と連携しながら地域包括ケアシステムの中核としての役割がとても大切だと思っています。患者さんは年齢や体調だけでなく家族関係や経済面など、それぞれの悩みをお持ちです。医師や看護師、薬剤師、理学療法士、MSWなど多職種のスタッフが一丸となり、患者さんに寄り添いながら生活状況に配慮し、さまざまなケースの治療や療養に対応できるのが当院の特徴です。

先進の医療機器の導入にも注力しているとお聞きしました。

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最近では、手術支援ロボットの導入をしました。これは外科の直腸の手術と、泌尿器科の前立腺の手術に使用しており、症例数も増えてきています。ロボット支援手術は、視野と操作性に優れ外科手術を一変させるような革新的な技術と感じています。メリットの方がかなり大きいですね。他には、消化器内科の内視鏡処置では、胃がんや大腸がんに対しESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)というテクニックを導入しました。紹介例も多く非常に伸びている分野となっています。このように新しい医療機器の導入を積極的に行うことで、地域に必要な医療ニーズにさらに応えることができます。また、当院は医師の臨床研修指定病院でもありますから、若い医師や看護師に先端の医療を学び、最新の知識や技術を得られる機会を広く与えるためにも必要であると考えています。

感染症の専門病棟をつくるなどの対応をなさったそうですね。

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新型コロナウイルスの感染拡大で神奈川県内も非常に病床が逼迫するという事態が生じてきた頃、当院はどうするのかというテーマが当然出てきました。最初は、一般病棟の個室6床を「コロナ病床」としていたのですが、それでは足りないということで、どこかを専用病棟に変えないといけないということになりました。どこが一番適しているかと考えたときに、比較的隔絶され導線も独立している19床の緩和ケア病棟を専用病棟に変えるということが案に上がりました。なるべく早期の対応をめざし計画をスタートさせてから1ヵ月弱で感染患者さんを受け入れ始めることができました。いろいろな苦労がありましたが、このパンデミックの時代に、地域に貢献し続けたいという一心で、スタッフ全員が力を集結させたことで実施できたと感じております。

その他に、どんな新しい取り組みをされていますか?

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2021年4月に脳神経外科を新設しました。脳神経外科の常勤の医師がいる病院というのは、藤沢市北部にはありませんでした。今までは、転倒や交通事故などによる頭部外傷の患者さんを南部にある藤沢市民病院まで搬送する必要があり、救急車で20分はかかっていたんですね。重症の場合は命に関わるということにもなりかねないので、近隣の救急隊からは脳神経外科をつくってほしいと以前から言われていました。新しい科をつくるというのは医師を集めないといけないですし、難しくてなかなかできなかったのですが、横浜市立大学病院と連携が取れるようになって実現しました。現在では、脳卒中など脳関連の急性疾患の患者さんが非常に増えています。これも地域の救急医療に対する要望に応えたいという想いから。今後も地域に貢献するために、一つ一つ実践していくという一貫した姿勢をもち、新しいことにさらに取り組んでいく予定です。

最後に今後の展望と、地域に向けてのメッセージをお願いします。

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地域を守るというミッションを達成するために、当院が心がけていることは3つあります。1つ目としては皆さんに安心を提供する病院でありたいということです。現在、懸命に取り組んでいる新型コロナウイルスワクチンの接種や専用病棟をつくったことも、地域に安心を与えることに関わっています。2つ目は選ばれる病院です。地域の住人の方々、そればかりでなく地域の医療機関、医学生や看護学など将来の医療従事者にも選ばれるということが大切です。そして、3つ目は働いているスタッフが誇りを持てる病院です。多職種が有機的に連携し一人ひとりが生き生きと活躍できる場をつくっていくことが質の高い医療の提供にもつながっていくでしょう。これからも苦しんでいる人や困っている人に手を差し伸べ、医療を通じて地域の方に安心を与え、お役に立てる病院をめざしていきたいと思っています。健康に関して気になることがありましたら、気軽に利用してください。

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熊切 寛 病院長

1990年筑波大学医学専門学群を卒業後、三井記念病院にて4年間、研修を積む。その後横浜市立大学第一外科に入局。横浜労災病院、横浜市立港湾病院などを経て、2000年より同院に勤務。2010年外科部長、2016年副院長、2021年4月より現職。「地域を守る」というミッションのもと、地域のニーズに柔軟に対応。先進の医療機器やITシステムを積極的に導入するなど、新しい取り組みに力を込める。

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