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病院の歯科口腔外科が取り組む
専門性の高い外科的治療

医療法人 徳洲会 湘南鎌倉総合病院

(神奈川県 鎌倉市)

最終更新日:2022/10/21

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虫歯や歯周病の管理、日々のメンテナンスといった日常的な口腔にまつわる医療を担うことの多い歯科クリニックと違い、主に口腔がんやインプラントの手術など専門性の高い外科的治療に対応する病院の歯科口腔外科。救急患者やがん患者を断らない医療の実践をめざす「湘南鎌倉総合病院」では2021年4月に歯科口腔外科を開設。専門性の高い医療技術と先進の機器を用いて、口腔顎顔面領域の病気やケガの治療を行うほか、医科との連携、地域のクリニックとの協力体制づくりに力を入れ、地域住民が安心して受診できるようにしている。そこで、同院の飯田昌樹歯科口腔外科部長に、病院の歯科口腔外科で扱う疾患や治療、また同科が院内で担う役割について聞いた。(取材日2022年1月13日)

口腔がん治療やインプラント治療など専門性の高い外科的治療を行う。医科との連携で健康状態の改善もめざす

Q口腔がんにはどのような治療法がありますか?

A

落ち着いた雰囲気の待合室には幅広なチェアが置かれている

基本的には手術になります。ただ、進行がんの場合、病変の切除を図ると舌や顎を大きく取り審美性や機能が損われるケースもあり、人生に対する価値観によりますが、それは受け入れがたいという人も多くおられます。手術したくない場合や切除不能な場合は化学放射線療法を行いますが、通常の抗がん剤治療と放射線治療の組み合わせでは、手術に比べて根治をめざすことが難しいとされます。そこで当科では、超選択的動注化学療法にも応じています。口腔がんの栄養動脈にカテーテルで直接抗がん剤を入れながら放射線治療をするというもので、手術と変わらない根治性が見込めることと、大きく舌や顎を切除せず機能温存につながることがメリットです。

Q貴院のインプラント治療や外傷の治療について教えてください。

A

大学でも研鑚を積み、常に高度な治療を提供する飯田先生

インプラント治療では、骨移植や骨造成が必要な場合など専門性の高い外科処置を要するものを中心に行っています。また総合病院の強み、口腔外科を専門とする歯科医師の強みを生かし、クリニックでは対応が難しい糖尿病や高血圧、循環器系の疾患などの全身疾患や骨粗しょう症などのマネジメントが必要な人のインプラント治療にも対応しています。顔面外傷については、単に顎顔面の骨折を治すことだけではなく、噛み合わせと顎関節の機能の回復を重要視して治療を行っています。当院は神奈川県の指定自立支援医療機関であり、腫瘍切除や外傷で大きく顎骨を欠損した場合のインプラント治療は保険適用となります。

Q顎変形症についてはいかがでしょうか。

A

診察室はプライバシーの確保と感染制御に努めた造りとなっている

顎変形症とは顎の骨の大きさ・形態の異常により、噛み合わせや発音、顔貌に問題が生じる疾患で、よく噛めない、受け口、顔が曲がっている、出っ歯、下顎が小さい、口が閉じにくい、笑ったときの歯茎の露出が気になるなどの症状があります。治療は、術前矯正、顎矯正手術、術後矯正の流れで実施します。通常の矯正だけでは顎骨の問題は改善されないため、手術の併用が必要です。手術は口の中から行い、顔に傷が残ることはありません。経鼻胃管は入れず術後すぐに経口摂取を再開し、早期退院、早期社会復帰をめざします。噛み合わせの改善だけではなく、審美性の向上も期待できます。美容外科とは異なり一連の治療は保険診療で行われます。

Qその他、貴院の治療での特徴はありますか?

A

抜歯の様子。歯科医師と歯科衛生士の連携で痛みの少ない治療を

複数本の一括抜歯も含めた親知らずの抜歯や、持病がある人の抜歯、インプラント治療など、あらゆる局所麻酔手術を対象に、静脈内鎮静法を併用した1泊2日の短期入院手術を積極的に行っています。口の中の手術は、怖い、音が響く、口を開けているのがつらいという不安を感じる人も多いですが、鎮静剤を点滴し、ぼんやりした状態で治療を受けることで、こういったストレスの大幅な軽減が期待できます。また、全身麻酔手術前の口腔内チェック、がん治療中の患者さんに対する専門的口腔ケア(周術期口腔機能管理)、糖尿病の教育入院の患者さんの歯周病のチェックなど、他科で治療を受ける患者さんの口腔管理にも取り組んでいます。

Q摂食・嚥下の分野にも積極的に取り組んでいるそうですね。

A

医師、看護師、管理栄養士も一丸となって取り組んでいる

「お口から食べて楽しむ」というその方らしい生活のサポートを行うべく、多職種が組織を超えて取り組む摂食嚥下支援チームを立ち上げ、当科も主導的に参画しています。同チームは、歯科医師、医師、日本看護協会摂食・嚥下障害看護認定看護師、言語聴覚士、管理栄養士、薬剤師で活動しており、嚥下に問題がある入院患者さんに対して、安全に口から食べられる食形態の評価、必要なリハビリテーションの提案、栄養管理、口腔ケアなどを行い、誤嚥性肺炎を防ぎ、早期退院や転院ができるようサポートしています。周術期等口腔機能管理の枠組みとともに、入院患者さんの治療を安全に努めて行い、スムーズに退院していただくための支援を行っています。

患者さんへのメッセージ

飯田 昌樹 歯科口腔外科部長

2006年鹿児島大学歯学部卒業。長野赤十字病院での初期研修・後期研修終了後、2010年横浜市立大学大学院医学研究科顎顔面口腔機能制御学入局。2016年済生会横浜南部病院歯科口腔外科医長、2017年横浜市立大学附属病院歯科・口腔外科・矯正歯科助教。2021年4月より現職。日本口腔外科学会口腔外科専門医。

当科では口腔がん、顎変形症、インプラント、顎顔面外傷など、あらゆる口腔外科疾患に幅広く対応しています。そのどれもが高い専門性を持ち、また医科との強固な連携といった病院の強みを生かした診療です。お口を健康は全身の健康に直結しています。口腔をキーワードに命を守るのが口腔外科の役割だと考えています。気になることがあれば当科を受診してください。紹介状はなくても構いません。初診の方は土曜日も対応していますので、平日は忙しい人も気軽に受診していただければと思います。口腔外科の、怖い、痛いというイメージを払拭できるように、口腔外科専門のスタッフが患者さんに十分に配慮した優しい治療の提供に努めてまいります。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント(上部構造含む)/39万円~、骨移植/2万円~、骨造成/2万円~

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