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専門的な視点から原因や治療法を探る
成人のアレルギー相談

医療法人沖縄徳洲会 湘南鎌倉総合病院

(神奈川県 鎌倉市)

最終更新日:2021/08/30

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  • 自由診療

日本人の約2人に1人が、気管支喘息やアトピー性皮膚炎、花粉症、食物アレルギーなど何かしらのアレルギー疾患にかかっているといわれる現代。その中には、重症の気管支喘息や長引く咳、治療をしてもなかなか良くならないアレルギー性の血管炎など重症のアレルギー疾患で困っている人も少なくないという。それらの重症アレルギー疾患に対し、より専門的な視点から原因や治療法の究明に力を注ぐのが、臨床アレルギー学の専門家であり、現在は「湘南鎌倉総合病院」の免疫・アレルギーセンター長兼臨床研究センター長として成人アレルギー相談を担当する谷口正実先生だ。これまでのキャリアで培った豊富な知見を生かし、日々多くの患者に向き合う谷口先生に、同院で行う「成人アレルギー相談」について詳しく話を聞いた。(取材日2021年2月22日)

治療を続けていても良くならないアレルギー疾患に対し、診断内容や適切な対処方法をアドバイス

Q成人アレルギー相談とは、どのようなものですか?

A

長年アレルギー疾患の治療に取り組んでいる谷口先生

当院では、一般外来での診療とは別に、自由診療による成人アレルギー相談に対応しています。18歳以上の重症喘息や長引く咳などはじめとするアレルギー疾患全般に関して、診断や治療方針が確定してない方のご相談やセカンドオピニオンをお受けし、アレルギーの原因を突き止めて正しい診断に導き、適切な治療法、対応法をアドバイスしています。なお、国内では混合診療が認められていないため、同日に保険診療となる検査や薬の処方はできませんが、2回目以降の診察では、保険診療で検査や薬の処方が可能です。

Qどのような相談内容が多いのでしょうか?

A

2020年春から成人アレルギー相談も開始した同院

長引く咳、次に重症の喘息、3番目に好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(血管炎)、4番目が好酸球性肺炎やカビアレルギー、5番目が薬のアレルギーです。これらの患者さんが9割を占めます。日本人における成人喘息の有病率は5%で、そのうち約1割が重症の患者さんといわれています。症状が良くならず苦しんでいる患者さんが実は非常に多くおられます。また、長引く咳はアレルギーが原因でないことも多いのですが、10年以上も症状が続く難治性疾患は合併症をもっておられたりするため、診断や治療方法はガイドラインだけでは判断できません。私の知識や経験に加え、臨床研究から得られた成果や海外情報なども生かし、問題の解決を図っています。

Q成人アレルギー相談の流れについて教えてください。

A

正確な診断を行うため、過去の検査結果について問診を行う

まず問診を行いますが、ほとんどの患者さんは当院に相談に来るまで複数の医療機関を受診し検査結果をお持ちですので、問診のデータとそれらのデータを詳細に検討します。次に行うのが鑑別診断。年齢や性別なども考慮し、可能性の高いものから当てはめたり除外したりして、まるで謎を解いていくような感じです。原因やその症状が起こる機序がわかると、適切な薬の種類や量、あるいは薬をやめるなどの方法をアドバイスします。ほとんどのケースでは1回の診察で解決はしませんので、2回目以降の診察は、私の一般外来を受けていただきます。また、遠方の患者さんには紹介状を書いて、地元の医療機関で治療を続けてもらうこともあります。

Qなぜ、このようなかたちでアレルギー相談を行っているのですか?

A

症状に悩む多くの患者のためにアレルギー相談を行っている

私は昨年、当院に着任したのですが、その前の21年間はアレルギー疾患対策基本法の中心拠点病院である国立病院機構相模原病院でアレルギー科の代表を務め、セカンドオピニオンを求めて全国から来られる難しいアレルギー疾患の患者さんの相談を受けて、問題の解決をめざしてきました。もともとは一般外来の診療で相談を受けていたのですが、多くのデータを持参してもらうので1回の診察に時間がかかったり、予約が1年以上も先になってしまったりして、ほかの患者さんが診られなくなってしまったのです。そこで、特に重い症状で困っている方を診るために、アレルギー相談に特化した自由診療の外来を開始し、当院でも引き続き行っているのです。

Q利用する際の注意点などはありますか?

A

相談は紹介状がなくても予約可能なので、気軽に利用しやすい

お薬手帳などの服用している薬のリストや検査結果、簡単な病歴、お持ちであれば主治医からの紹介状やエックス線、CTの検査画像も持参してください。紹介状をもらいにくいという方もいると思いますが、そのような場合はなくても構いません。アレルギー相談にかかる時間は40分から1時間程度です。完全予約制のため、事前に電話で予約してください。費用は自由診療で、全額自己負担です。また、成人の食物アレルギーには対応しておらず、私が以前いた相模原病院にそれらを専門とする優秀な医師がいますから、そちらを受診していただくのが良いでしょう。またじんましんやアトピー性皮膚炎などは皮膚科に該当するため、皮膚科にご相談ください。

患者さんへのメッセージ

谷口 正実 臨床研究センター長

浜松医科大学卒業、同大学大学院にて成人喘息の研究で医学博士取得。藤枝市立志太病院(現・藤枝市立総合病院)呼吸器科医長、米国バンダービルト大学肺研究センター客員研究員、国立病院機構相模原病院アレルギー科医長・喘息研究室長、国立病院機構相模原病院臨床研究センター ・センター長を経て、2020年1月より湘南鎌倉総合病院免疫・アレルギーセンター長、今年4月より現職を兼務。順天堂大学大学院客員教授など兼任。

2015年にアレルギー疾患対策基本法が施行され、国としてもアレルギー疾患対策に力を入れてきましたが、今もなお、多くの方が重いアレルギー疾患で困っているのが現実です。アレルギー疾患の患者さんの中には真面目に治療に取り組むあまり長期に症状が改善されていなかったり副作用が出ていたりするのに、同じ薬を継続している方もいます。そのような時は医師を変えるなど、患者さん自身で自己防衛することも大切です。当院の成人アレルギー相談では、全国の専門施設に受診しても難治のアレルギー症状が残る患者さんに対して、数多くの診療を行ってきました。アレルギー疾患の重い症状や長引く症状にお困りの方は、受診をご検討ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

成人アレルギー相談/3万3000円

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