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公益社団法人地域医療振興協会横須賀市立うわまち病院

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  • 神奈川県横須賀市上町2-36
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近隣医療機関との密接な診療連携で
地域完結型の地域のための医療に尽力

沼田 裕一先生

病院管理者
沼田 裕一先生

1982年自治医科大学医学部卒業後、熊本赤十字病院で研修を受け、7年間熊本県のへき地医療に従事。1991年から熊本赤十字病院循環器内科で冠動脈インターベンションを中心に診療し、2002年より現職。医学博士。日本循環器学会循環器専門医。日本心臓リハビリテーション学会評議員。

病院は病院らしく専門医療と救急を中心機能とすべきという運営方針のもと、地域完結型の地域医療、救急医療、災害医療、医療従事者の自己研鑽、将来の地域医療を担う人材の育成を基本とする『横須賀市立うわまち病院』。急性期病院の機能に特化した同院は、救急車の受け入れ台数が年間6000台以上。患者の紹介率は90%、逆紹介率は95%と地域医療に貢献。
また良好な経営で総務大臣から評価されている同院は現在、高水準の診療を保つため働き方改革に注力。本館の建て替えも予定され、さらなる機能向上が期待される。近隣医療機関が安心して紹介でき、患者が安心して受診できる地域医療支援病院をめざす。
「理念は『優しい心、深い知識、高い技術』です。スタッフ一同熱い想いを持って診療しますので、皆さんの受診をお待ちしています」と病院管理者の沼田裕一先生。

循環器内科

岩澤 孝昌先生

副病院長/循環器内科部長
岩澤 孝昌先生

1992年自治医科大学医学部卒業。大学病院や秋田県内の病院で内科診療に従事し、2001年より横須賀市立うわまち病院の前身である国立横須賀病院に勤務。2008年より現職。日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会循環器専門医。

対象となる疾患

・心不全、不整脈、心臓弁膜症、心筋症
・虚血性心疾患
・急性心筋梗塞
など

増加する心不全への対策を強化
患者に寄り添う緩和ケアにも注力

急性心筋梗塞、心不全、急性大動脈解離など急性期医療に特化した診療を行っている同科。狭心症などの救急患者も受け入れ、24時間体制でカテーテル治療を実施。心臓発作後の再発防止のため三次予防にも取り組むほか、心不全対策も強化している。

同科の主軸となるカテーテル治療では新たな取り組みとして、専門の医師によるカテーテルアブレーションを開始。新たに心房細動へのアブレーションにも対応可能となった。
また、増加する高齢者の心不全への対策を強化するため、診療連携の体制を強化した。地域のかかりつけ医と協力し、薬剤師やリハビリテーションスタッフ、看護師など多職種で心不全の再発防止に取り組むと同時に、心不全の患者への緩和ケアにも注力する。心不全の終末期に対し、諦めの医療ではなく積極的な医療を提供するためアドバンス・ケア・プランニングを実施し、余生をどう過ごしたいか、どんな終末期医療を求めているか、なるべく早い段階から介入してその人らしさに寄り添っていく。
「心不全の方を支える地域の取り組みが始まっています。息切れ、呼吸困難、体重の増加、足や顔のむくみなどがあれば、早めにかかりつけの先生を通じて受診してください」と岩澤孝昌先生。

呼吸器内科

上原 隆志先生

呼吸器内科部長
上原 隆志先生

1994年日本医科大学医学部卒業。日本医科大学千葉北総病院、東京都老人医療センター、横浜労災病院での勤務を経て、2017年6月より現職。日本呼吸器学会呼吸器専門医、日本内科学会総合内科専門医。専門の職業性呼吸器疾患を中心に幅広く対応している。

対象となる疾患

・肺がん、間質性肺炎・肺線維症
・アスベスト健康被害
・COPD
など

即時性を重視し多様な疾患を診療
三浦半島全域の呼吸器疾患治療を担う

地域に根差した診療を行う呼吸器内科では、肺がんや肺炎などの感染症の治療、間質性肺炎の管理に取り組む。また、慢性閉塞性肺疾患や気管支喘息の診療は、地域の医療機関との連携で対応。アスベスト健康被害の診断・治療も専門的に行っている。

同科では即時性を重視しており、迅速な治療や悪性腫瘍に発展する可能性を早期に見つけることに注力。病気への不安をなるべく早く払拭できるように、初診の患者についてはできる限り、当日中に必要な検査を包括的に実施している。
また、三浦溥太郎先生と上原隆志先生が得意とする、悪性中皮腫など石綿関連疾患の診療も行っており、さらに石綿健康管理手帳に基づく健診は年2回実施。
「早く対応することが患者さんのためになりますからね。若い医師への指導も含め、心遣い、言葉の表現に気をつけた診療を行っています」
市立病院の宿命として幅広い疾患に対応するため、今後は地域の医師の協力のもと難治性気胸の治療も積極的に行う。
「当院は市立病院ですが、三浦半島全域、湘南東地区を中心により多くの患者さんを受け入れられるように、診療をしていきたいと思います」

呼吸器外科

大森 隆広先生

呼吸器外科部長
大森 隆広先生

1995年山口大学医学部卒業。神奈川県立循環器呼吸器病センターなどを経て、2015年から現職。日本外科学会外科専門医、日本呼吸器外科学会呼吸器外科専門医、日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医。日本呼吸器外科学会評議員。専門は呼吸器外科全般、胸腔鏡手術など。

手術対象となる疾患

・肺がん、肺良性腫瘍、自然気胸
・胸部外傷
・縦隔腫瘍、胸壁腫瘍、膿胸
・悪性胸膜中皮腫
など

多くの症例で完全胸腔鏡手術を導入
体への負担が少ない治療を追求

肺がんや自然気胸など手術が必要な疾患の治療を行う同科は、開胸しない完全胸腔鏡手術を数多く実施。できる限り患者の負担が少ない治療をめざす。一方で、気管支形成や血管形成などに対しては確実性と安全性を考え、開胸手術を提供している。

同科の手術症例106件(平成29年4月〜平成30年3月実績)のうち、約半数は原発性・転移性の肺がんで、ほかは自然気胸などだ。「自覚症状が出るほど進行した肺がんは手術による治療が難しい場合も。検診で再検査になった方は、自覚症状がなくても精密検査を受け、早期の治療を検討してほしいです」と大森隆広先生。患者の症状や希望をもとに完全胸腔鏡手術を多く実施。早期肺がんや小さな腫瘍では区域切除に対応するなど、日常生活への影響を極力抑えている。
肺がんとともに患者数の多い自然気胸については、令和元年9月に気胸部門を新設。呼吸器外科および呼吸器内科の医師がオンコール制で地域の開業医と密に連携できるようにし、これまで以上に迅速な患者の受け入れが可能となった。
「気胸部門の設立によって、自然気胸の患者さんを迅速に受け入れられるようになりました。ぜひご紹介いただけたらと思います」

外科

菅沼 利行先生

外科部長
菅沼 利行先生

1986年防衛医科大学校医学科卒業。その後、1995年から1年間の海外留学期間を除き、防衛医科大学校病院や各地自衛隊の病院で外科診療に従事。2008年から現職。日本外科学会外科専門医、日本消化器外科学会消化器外科専門医。

手術対象となる疾患

・胃潰瘍、食道がん、胃がん、虫垂炎、痔ろう
・胆石症、肝臓がん、胆管がん
・乳がん、乳腺良性腫瘍
など

外科診療と腹部救急疾患を柱に
安全性と根治性を高めた治療を

胃、小腸、大腸、肝胆膵など消化器のがんや乳がんなどに対する外科診療と、腹部救急疾患の治療を2本柱とする同科。救急では24時間対応で患者を受け入れる。平成30年、乳がんをはじめとする乳腺疾患の患者への専門的な診療を行う外来を開設。

顕著に高齢化が進むこの地域。がんなどで手術を要する人は循環器・呼吸器疾患や認知症を含めた脳神経疾患を抱えることがほとんどで、治療選択に必要な身体・精神・社会的要因の評価が難しいことが多いそうだ。そこで同科は他科や集中治療室、病棟スタッフ、医療ソーシャルワーカーと連携し、安全性や根治性、術後の生活も考え治療を決定。院内の高精度放射線治療施設での治療や抗がん剤治療も選択肢とし、常に最新の治療導入に努めている。
「まずはかかりつけの先生に相談し、状況に応じて紹介状を頂いてから受診してください。緊急の手術には24時間対応します」と菅沼利行先生。
最近マンモグラフィが更新され、乳腺の外来も開設。乳がんの検診や診断、手術、薬物・放射線療法などすべて自施設内で実施可能となった。
「乳腺の外来をぜひご活用ください。早期発見が極めて大切ですから、検診も含め乳腺でお困りの方はお越しください」

脳神経外科

廣田 暢夫先生

脳神経外科部長/脳・血管外科部長
廣田 暢夫先生

1988年昭和大学医学部卒業。大学病院や地域の総合病院、専門病院で脳神経外科の診療に従事し、2008年より現職。2013年より脳・血管外科部長。日本脳神経外科学会脳神経外科専門医。

手術対象となる疾患

・顔面痙攣、顔の激痛
・てんかん、脳腫瘍
・脳梗塞、脳血管障害、くも膜下出血、破裂脳動脈瘤
など
そのほか各種カテーテル治療

カテーテル治療や顕微鏡手術で
難しい症例でも治癒をめざす

同科では脳神経領域のカテーテル治療に広く対応。三浦半島全域から患者が訪れているという。中でも得意としているのは、カテーテルによる脳動脈治療だ。また、三叉神経痛と顔面痙攣については、高い技術を要する顕微鏡手術を積極的に実施。

脳の健康診断で見つかることが多い脳動脈瘤にはカテーテル治療を採用。開頭手術に比べ術後の回復が早く、入院期間も短い上、経過観察も1年に1度と患者の負担が少ないという。
また、頭蓋内で神経と血管が触れることで起こる顔面痙攣と三叉神経痛は、顕微鏡手術で神経と血管を離すことで多くの場合治るといわれている。
「三叉神経の痛みは一部、脳腫瘍によって発症している場合もあるので、症状がある場合は、必ず脳神経外科で各種検査を受けてください」と廣田暢夫先生。
三叉神経痛は歯が痛いという症状から発覚することもあるため、神奈川歯科大学附属病院からの紹介患者も多く、歯科との密接な連携で病気の早期発見にもつなげているそうだ。
「当院はこれらの疾患の治療経験が豊富で、手術やカテーテル治療以外に薬による治療や経過観察なども行っています。十分検討し説明した上で、ニーズに合った治療を提供いたします」

心臓血管外科

安達 晃一先生

心臓血管外科部長
安達 晃一先生

1994年自治医科大学医学部卒業。大学病院や総合病院の内科・外科治療に従事した後、複数の病院で心臓血管外科部長などを歴任。2016年から現職。日本外科学会外科専門医、日本心臓血管外科学会心臓血管外科専門医。自身のブログで、低侵襲治療についての発信をしている。

手術対象となる疾患

・虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞、心筋梗塞後合併症)
・心臓弁膜症(大動脈弁、僧帽弁、三尖弁疾患)
・大動脈疾患(胸・腹部大動脈瘤、大動脈解離)
など

負担の少ない低侵襲手術により
高齢者の治療にも積極的に対応

狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患、心臓弁膜症、大動脈疾患、成人の先天性心疾患のほか閉塞性動脈硬化症や下肢静脈瘤など、外科手術が必要な心臓・血管疾患を広く担当している同科。救急科との連携で、24時間体制で対応している。

低侵襲手術が増えていることを実感していると話す安達晃一先生。平成30年1月〜12月の心臓胸部大血管手術約110件のうち、3分の1が小開胸手術、心臓弁膜症の治療では7〜8㎝の小開胸、冠動脈バイパス手術も小切開が増加しているという。
「回復が早く、感染などの傷のトラブルが起こりにくいのと、退院までの期間が短いので、高齢者で問題のない人には積極的に行っています」
低侵襲手術を主流とすることで、合併症などが減っているという。
患者の多くは横須賀地区の住民だが、緊急搬送されてくる人の中には横浜市からの患者も。安達先生の前任地である埼玉県の人から相談を受け、送迎をして受け入れを行うこともあるという。
「患者さんの中には90歳以上で、100歳まで生きたいと話される元気な方もいらっしゃいます。状況が良ければ手術も可能ですので、ご相談ください」

乳腺外科

吉田 達也先生

吉田 達也先生

1997年自治医科大学医学部卒業。神奈川県立厚木病院で初期研修後、同病院外科、神奈川県立藤野診療所、山近記念総合病院、神奈川県立足柄上病院、神奈川県立がんセンター乳腺内分泌外科での勤務を経て、2018年6月より現所属。日本乳癌学会乳腺専門医・評議員、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医。

対象となる疾患

・乳がんを中心とした乳腺疾患
・線維腺腫、葉状腫瘍
・乳腺炎
など

専門の医師による外来を開設
豊富な経験と知識で地域に貢献

同科では平成30年に、横浜市立大学附属病院乳腺・甲状腺外科の吉田達也先生による乳腺の外来を設置。手術や内分泌療法、抗がん剤治療など治療の選択肢の幅が広い乳がんについては、丁寧な診療を行い、院内での治療完結をめざす。

地域ニーズに応えて開設された乳腺の外来では、高精度なマンモグラフィでの画像診断と精密な病理診断で、手術や薬物・放射線療法など多彩な治療法から適切に選択する。
「乳がん治療では患者さんごとに全摘や部分切除などの術式、抗がん剤・内分泌療法などでの薬物の選択、治療法の順序も違います。この点を複雑に感じる方もおられるので、治療方針については時間をかけて説明しています」
また近年注目される遺伝性乳がん卵巣がん症候群など、乳腺疾患に関わる新しい情報も広く提供したいという吉田先生。外来では市の乳がん検診も行っている。
「欧米ではマンモグラフィ検診により50~74歳での死亡率低減が報告されています。40歳台では検診による不利益も指摘されていますが、乳がんの好発年齢が40~50歳と欧米との分布が大きく異なる日本においてはむしろ推奨されています。ぜひ乳がん検診を受けてほしいです」

泌尿器科

黄 英茂先生

泌尿器科部長
黄 英茂先生

1995年北里大学医学部卒業後、同大学医学部泌尿器科学教室に入局。2000年から米国メモリアルスローンケタリングがんセンターに留学。帰国後は東京医科大学泌尿器科学教室助手、東大和病院泌尿器科医長を経て、2009年から現職。日本泌尿器科学会泌尿器科専門医。

対象となる疾患

・泌尿器科疾患一般
・前立腺疾患
・排尿機能障害
など

内科的治療から外科的治療まで
多様な泌尿器疾患を幅広く治療

腎臓、副腎、尿管、膀胱、前立腺、尿道など泌尿器全般の疾患を診療し、内科的、外科的の両治療を行う同科。排尿痛や尿失禁などの排尿機能障害、各臓器のがんの治療にも力を入れ、前立腺がんに対しては手術支援ロボットを活用した治療も行う。

地域の医療機関で入院が必要と診断された患者を受け入れ、泌尿器全般の診療を行う同科。前立腺肥大症では薬物療法の効果が不十分な場合、レーザーによる手術を実施。前立腺がんについてはロボット支援手術により、これまで外科手術は難しいとされていたがんにも対応可能になった。また、腎・尿管結石で自然排石が見込めない場合は、尿管鏡やレーザーでなるべく体への負担が軽い手術を行っている。
「患者さんへはインフォームドコンセントを重視し、わかりやすくかみ砕いた説明に努めています」と黄英茂先生。三浦半島全体での医療連携が盛んで、泌尿器疾患のほとんどの治療は地域で完結できると話す。今後はがんの化学療法を中心に、がん免疫療法を柱として取り組んでいく。
「泌尿器疾患については安心してこの地域で暮らしていただければと思います。何か気になることがあれば、かかりつけの先生にご相談の上、受診してください」

小児科

宮本 朋幸先生

副管理者/地域周産期母子医療センター長/小児科部長
宮本 朋幸先生

1990年筑波大学医学専門群(現・医学群)卒業。筑波大学附属病院、神奈川県立こども医療センターを経て、2004年から横須賀市立うわまち病院小児科勤務。

対象となる疾患

・小児疾患一般
・児童精神疾患、精神発達遅滞
・小児循環器疾患、小児外科疾患、小児腎臓疾患
・アレルギー疾患
・小児神経、てんかん
・川崎病
など

すべての小児疾患に対応
地域のニーズに応え診療を拡大

先天性心疾患や小児外科疾患など多様な疾患の治療に取り組む。小児循環器、新生児、小児外科の領域では高度医療にも精通。平成30年より重症心身障害児への在宅医療やてんかんに特化した部門もスタートした。

専門医療や救急医療が必要な子どもへ高度医療を提供する同科。地域周産期母子医療センターの役割を担い、NICU(新生児集中治療室)では1000g未満の低出生体重児をケア。24時間対応し、救急科との連携でICU(集中治療室)での治療も行う。
平成30年より、これまで週1コマであったアレルギー専門の外来を週2コマにし、増加傾向にある紹介患者に対応できるようにした。また、周囲の在宅診療所がカバーし切れない地域の小児訪問診療を開始。小児在宅医療のさらなる充実を図っている。
「小児科医にとっては、患児さんが自宅でご家族とどう過ごしているかを把握することも大切です。当科のような地域の中核的小児科で研修を行う医師も、学ぶ必要がある領域だと思います」と宮本朋幸先生。
また、てんかんや成人先天性心疾患の診療部門があり、小児期から成人期への移行期医療の中心として機能している。

眼科

西本 浩之先生

眼科部長
西本 浩之先生

1985年北里大学医学部卒業後、同大学医学部眼科学教室に入局し診療に従事。1996年から同大学医学部講師を務め、2009年より現職。日本眼科学会眼科専門医。専門は眼形成手術、白内障など。診療連携を重視し医師会活動にも積極的。診療では「聴く力」を発揮する。

対象となる疾患

・白内障、緑内障
・眼瞼下垂、結膜弛緩症、ドライアイ
・未熟児網膜症
など

重症・難症例の患者を受け入れ
患者主体の医療でめざす「卒業」

同科では緑内障の早期発見と治療、白内障手術、糖尿病網膜症治療、眼形成を主軸とし、合併症の治療まで幅広く対応。地域の医療機関と密に連携し、地域で診る患者、病院で診る患者を精密な診断で見極め、患者に寄り添う医療を実践している。

これまでのスピーディーな診療から、より患者に寄り添う医療を重視するようになったという同科。「高齢の患者さんが多いので、家族も交えてゆっくりと明るく大きな声でお話しすることを心がけています」と眼科部長の西本浩之先生。高度な治療や手術が必要な患者を優先的に診療し、状況の良い人は市中のクリニックへ逆紹介することで、地域連携も深めている。
「より重症・難症例の方を積極的に受け入れ、手術などで改善へ導き、『卒業』つまり終診にしてあげたいですね」
治療は医師が治すのでも患者だけが努力するのではなく一緒に取り組むことが大切と西本先生。患者には具合が悪くなった原因や検査の数値、疑問などを記入するまとめのノートを用意してもらうことで、主体的な治療につなげている。
「地域の方はクリニックの先生の紹介状を持ってお越しください。こちらでの治療後、地域に無事にお帰りいただくために尽力していきます」

救命救急センター

本多 英喜先生

副病院長/救命救急センター長
本多 英喜先生

1993年自治医科大学医学部卒業後、主に熊本県内の救急医療、へき地医療に約10年従事。2003年に横須賀市立うわまち病院の救急総合診療部部長に就任。2013年に同院が救命救急センターに指定されると同時に現職。日本救急医学会救急科専門医。

24床を構える救命救急センター。日々分け隔てなく患者を受け入れ、昼夜稼働している

24床を構える救命救急センター。日々分け隔てなく患者を受け入れ、昼夜稼働している

高齢者や社会的弱者の搬送に注力
三浦半島のセーフティーネットに

救急車受け入れ要請があった7224人の99・5%に応需(平成29年4月〜平成30年3月実績)。救命救急センター病床24床、ICU8床、ドクターカー2台を整え、7人の専任医師が365日対応する。横須賀三浦地区の重要な救急医療機関だ。

三浦半島地域の高齢化に伴い、高齢の救急患者が増えている同センター。体調の悪い高齢者や社会的弱者が、自宅に面倒を見てくれる人がおらず救急車を呼ぶケースも目立つという。
「当院の医師は皆優しい先生ばかり。患者さんが困っているのであれば助けてあげたい。救急ではそれが今一番の目的になっています」と本多英喜先生。
内科、脳神経外科、循環器内科などの診療科との密な連携で「断らない救急」に取り組む同センターでは、緊急手術が必要なケースから命に関わらない病気への対応、全科の協力で完結した治療ができるのが大きな強みだ。
三浦半島全域での救急診療体制は、近隣の横須賀共済病院とともに地域住民にとってのセーフティーネットとなっている。ほかにも三浦市立病院や米海軍横須賀病院とも協力し、地域の現状や特徴を捉え、市町村の枠を超えて三浦半島全域の医療を行っている。

高精度放射線治療部門

大泉 幸雄先生

高精度放射線治療部門長
大泉 幸雄先生

1974年三重県立大学医学部卒業後、三重大学医学部附属病院放射線科で研修医、助手を務める。1977年より東海大学医学部放射線治療科学教室助手。講師、助教授を経て2002年から教授に。1992〜1993年にカナダBritish Columbia Cancer Agency留学。2014年4月より現職。

対象となる治療

・前立腺がんをはじめ腹部・骨盤内腫瘍に対するIMRT
・肺がん・肺転移、肝がん・肝転移に対する体幹部定位照射
・脳転移・聴神経腫瘍髄膜腫に対する脳定位照射
など

照射位置を精密にコントロール
強く優しく安全性の高い治療をめざす

IGRT(画像誘導放射線治療)、脳や体幹部への定位放射線治療、照射の強さを操るIMRT(強度変調放射線治療)などを実施。放射線の精密なコントロールでがん細胞を狙い撃ちし、正常な組織への影響をできる限り抑える治療を行っている。

先進の高精度機器の導入や照射範囲の精密な管理により、がん細胞以外への影響を極力抑えた治療を実践する同部門。開設から6年目を迎え、院外からの紹介患者も増えているという。
IMRTでの治療は、自由な線量分布で副作用の軽減が期待できるのが大きなメリットだ。また、ピンポイントに照射する定位放射線治療も得意とし、脳以外に肝臓や肺にも適応、手術と同等の治療効果が見込めるそうだ。
また、治療時のCT画像と治療計画時の画像を重ね、そのずれを補正しながら照射を行うIGRTも、高精度放射線治療だけでなく一般の治療にも活用される。
「こうした治療は『患者さんに優しく、腫瘍には強く、安全性は高く』をめざせます。私たちも、どんな方にも優しくを信念に、患者さんに一番合った治療を選んでいます」と大泉幸雄先生。
今後も、乳がん患者が服を着たままでもできる治療を検討するなど、地域のニーズに応えていく。

整形外科

山本 和良先生

副病院長/整形外科部長
山本 和良先生

1988年浜松医科大学医学部卒業。その後、横浜逓信病院、聖ヨゼフ病院、横浜市立大学医学部附属病院などで研鑽を積む。2013年より現職。膝、関節外科、リウマチの治療を担当する。日本整形外科学会整形外科専門医、日本リウマチ学会リウマチ専門医。

対象となる疾患

・変形性ひざ関節症、リウマチ
・腰部脊椎管狭窄症
・骨折
など

自分の家族のように患者を迎え
幅広い疾患に適切な手術を行う

市民の病院として多くの患者を治療することを使命とする同科では、救急患者や地域の開業医からの紹介患者を受け入れ、さまざまな分野で対応。特殊性の高いものは大規模病院へ紹介。安心して治療を受けられるよう環境を整えている。

山本和良先生が得意とする膝や股関節の治療では人工関節手術や骨切り術に対応。腰部脊柱管狭窄症など脊椎疾患の専門的な治療も提供している。
地域の医療機関とは定期的に合同で研究会を行い情報交換するなど親睦を深め、顔の見える関係性を構築し、スムーズな紹介・逆紹介をめざす。
「高齢の患者さんが多いですが、日々の診療では、自分の家族のように患者さんを迎えて温かい治療を行っています。他科とも連携して合併症がある人でも安全に手術ができるよう、スタッフ一丸となって治療に臨んでいます」と山本先生。
一方、今後は中高年世代のスポーツ愛好家の診療についても幅広く取り組んでいく。
「通常であれば手術をしないような軽度の変形性膝関節症も、治療することで、趣味のスポーツを長く無理なく続けることができます。まだ若いからと過信せず、早めに治療することをお勧めします」

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