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独立行政法人国立病院機構村山医療センター

Hf1
  • 東京都武蔵村山市学園2-37-1
    • 外科
    • 内科
    • 麻酔科
    • 歯科
    • 整形外科

    • リハビリテーション科

骨・運動器に特化した高度で専門的な
患者のための医療を諦めることなく追求する

谷戸 祥之院長

谷戸 祥之院長

1989年医師免許取得。1993年7月から1年間、当時の国立村山病院で大谷清院長に師事。その後、慶應義塾大学病院、藤田保健衛生大学病院、防衛医科大学校勤務などを経て、2013年に手術部長として再び村山医療センターに赴任。2017年より副院長、2020年より現職。日本整形外科学会整形外科専門医。

骨・運動器の疾患の高度で専門的な治療に取り組んでいるのが『村山医療センター』だ。平成31年3月には新病棟がオープンし、さらに充実した医療を提供する体制を整えた同院が、特に力を入れる脊椎・脊髄領域では、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などのよくある病気に加え、脊椎カリエスや脊椎側弯症、脊髄損傷など、治療ができる病院が少ない疾患にも積極的に対応。さらに、股や膝の変形性関節症に対する人工関節置換術や手外科、リハビリテーション、脊髄損傷に対する再生医療の治験にも力を入れている。
「患者さんにとって一番良い医療を提供することを大切にしています」と谷戸祥之院長。脊髄損傷をはじめ、同院が取り組んでいる診療にはコストがかかり病院経営上は厳しい面もあるが、決して利益を優先するようなことはせず、患者のための医療を諦めることなく追求していきたいと話す。

人工関節部門

清水 英徳先生

関節外科
清水 英徳先生

2005年金沢大学医学部卒業。初期臨床研修を経て慶應義塾大学医学部整形外科学教室に入局。荻窪病院勤務、慶應義塾大学医学部病理学教室国内留学、練馬総合病院勤務などを経て2017年より現職。日本整形外科学会整形外科専門医。

カップ、ライナー、ヘッド、ステムから成る人工股関節

カップ、ライナー、ヘッド、ステムから成る人工股関節

PTを中心に「美しく歩いて帰れるまで」のリハビリテーションを実施

PTを中心に「美しく歩いて帰れるまで」のリハビリテーションを実施

低侵襲の手術とリハビリで
痛みや不安なく退院させることをめざす

加齢などが原因で変形したり、すり減ったりした股関節や膝関節を人工のものに入れ替える人工関節置換術に取り組んでいる人工関節部門。股関節と膝関節のそれぞれを専門とする4人の医師がチームとなり、難しい症例にも対応している。

低侵襲の手術を実施しており、股関節の場合は、可能な症例には前方からアプローチすることで筋肉を温存しているほか、膝関節の場合も、できるだけ皮膚切開を小さくすることで、術後の回復を早めている。また、長期的な観点で低侵襲となるよう、入念な術前計画のもとで精密な手術を行うことで、術中だけでなく術後の合併症もできるだけ起こらないよう尽力している。
「人工関節の治療では、手術と同じくらい、その後のリハビリテーションが大切です」と清水英徳先生。そのことを外来などで患者によく話し、理解してもらうことに加え、手術後1週間を目安に回復期リハビリテーション病棟に移り重点的にリハビリに取り組むことで、痛みや不安がなく生活できるレベルまで戻してから退院させることを目標にしているという。
「長らく治療を受けていて、良くならずに困っている患者さんも、ぜひ当院へ相談にお越しください」

手外科部門

加藤 直樹先生

手外科センター長
加藤 直樹先生

1994年防衛医科大学校卒業後、同大学校病院整形外科に入職し、手外科を専攻。英国留学、防衛医科大学校整形外科学講座講師、埼玉医科大学整形外科学教室講師、埼玉手外科研究所副所長を経て、2018年から現職。日本整形外科学会整形外科専門医。

骨、関節、神経、腱、血管、靱帯などの分布が複雑かつ繊細であるため、疾患や外傷で損なわれた機能の再建には高い専門性を要する

骨、関節、神経、腱、血管、靱帯などの分布が複雑かつ繊細であるため、疾患や外傷で損なわれた機能の再建には高い専門性を要する

専門的で高度な治療を駆使し機能改善へ
患者のQOL向上に寄与する

肩から上腕、肘、前腕、手関節、指までの病気や障害の治療を専門とする手外科部門。上肢の骨折や脱臼、手や肘の麻痺に対して腱移行などにより機能再建を行うほか、母指CM関節症への関節形成や関節固定など、専門性の高い治療を実践している。

高齢化に伴い、指先のしびれや変形、親指の付け根の関節の痛みを訴える患者が多く訪れるという同部門。一般的には加齢の影響だから仕方ないと考えられがちだが、生活に支障が生じているときは当部門を受診してほしいと加藤直樹先生。
「手が使えないのは日常生活にかなりの悪影響を与えるので、できる限り機能を再建してQOL(生活の質)改善の手伝いをしたいと思っています」
特に、神経が圧迫されている場合には、長年放置をしてしまうことで麻痺状態が定着してしまい、治療をしても治すのが難しくなることもあることから、タイミングを逃すことなく手術をすることが大切だと話す。
また、この病気だからこの治療と簡単に結びつけず、困っているのが手の変形なのか、痛みなのか、使いにくさなのかなど患者の訴えにしっかり耳を傾け、多くの選択肢からニーズに合った方法を提案し、時間をかけて患者に決めてもらうようにしているという。

低侵襲脊椎手術

古川 満先生

脊椎脊髄部門医長
古川 満先生

2003年慶應義塾大学医学部卒業、同大学医学部整形外科学教室入局。東京歯科大学市川総合病院などを経て、同大学大学院修了。けいゆう病院、静岡市立清水病院を経て2019年より現職。専門は低侵襲脊椎手術、骨粗しょう症。

カンファレンス風景。症例の画像を見ながら専門の医師たち12 人が議論を重ね、最適な治療法を探る

カンファレンス風景。症例の画像を見ながら専門の医師たち12人が議論を重ね、最適な治療法を探る

直径18㎜程度の筒を手術部位に挿入し、筒の中で手術操作を行うことで組織の障害を抑える

直径18㎜程度の筒を手術部位に挿入し、筒の中で手術操作を行うことで組織の障害を抑える

脊椎を専門とする医師たちが連携し
一人ひとりの患者に最適な治療を志向

腰部椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症といったよくある病気に対し、内視鏡などによる低侵襲手術を積極的に行っている同院。脊椎外科を専門とする12人の医師たちが連携し、患者に最も適した治療を提供できるよう力を注いでいる。

伝統的に脊椎の外科治療を得意とする同院では、近年、内視鏡による低侵襲手術に力を入れている。対象となる主な疾患としては、腰部椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症だ。これらの疾患は、患部の変性に伴い、神経の通り道が狭くなることで神経障害が引き起こされ下肢の疼痛や、筋力の低下を来す。これまでは皮膚を切開した後、外科的処置をするために骨や筋肉など必要な部分を露出させて処置を行っていたが、内視鏡の適応により、小さな傷から必要最低限の術野で神経を広げる処置が可能となった。内視鏡手術では、患部に対して18㎜の傷の穴を1カ所開けて、そこから機器を挿入していく。この際に、周辺の筋肉を痛めることなく神経の圧迫を取れると、痛みの軽減につながる。
また、手術に伴う切開の傷も小さくて済むため、ダメージを抑えることができて、体の回復も従来の外科手術に比べて早く、日常生活が問題なく送れるという。
「脊椎の手術では、数%は再手術が必要になります」と古川満先生。
一度の手術ですべて解決したとは言いきれず、最初の手術で多くの椎間にまたがる固定術などを行った場合に、後に何か問題が起こったらリカバリーの手術は難しく、時には不可能になることから、初回は内視鏡を用いた低侵襲手術を勧めると話す。
内視鏡手術はあくまで一つの手段であり、患者の症状を取り除き、手術後もトラブルなく安心して日常生活を送れるよう、脊椎が専門の12人の医師たちがカンファレンスで意見を交換し、一人ひとりの患者に最適な手術に努めている。

TOPICS

先進の医療機器を駆使し
安全で確実な手術を追求

低侵襲であると同時に、安全な手術を追求している同院では、先進のナビゲーションシステムを導入した。手術中にCT撮影を行い、その画像をリアルタイムで確認することで、従来は経験値で補っていた肉眼では見えないところの状態をピンポイントで把握。一歩間違えると血管や神経を損傷する恐れもある手術を的確、安全に行うのに役立てている。

術中に使用するCT。患者の体の正しい位置へ手術器具を挿入できるように使用する

術中に使用するCT。患者の体の正しい位置へ手術器具を挿入できるように使用する

脊髄損傷治療

許斐 恒彦先生

整形外科医長
許斐 恒彦先生

2003年福島県立医科大学卒業後、慶應義塾大学医学部整形外科学教室に入局。同大学大学院、北海道せき損センター勤務などを経て村山医療センターへ。2017年より現職。日本整形外科学会整形外科専門医。医学博士。専門は脊髄損傷と側弯症。

多職種がそれぞれの得意分野を生かしたチーム医療が大きな強みだ

多職種がそれぞれの得意分野を生かしたチーム医療が大きな強みだ

脊髄損傷症例(頸椎脱臼骨折)。脱臼した部位で脊髄の圧迫が認められる

脊髄損傷症例(頸椎脱臼骨折)。脱臼した部位で脊髄の圧迫が認められる

手術やリハビリで麻痺改善へ導く
総合的医療で患者の社会復帰をサポート

脊髄損傷は、転落事故や交通事故のほか、最近では転倒などの軽微な外傷によって引き起こされる、高齢者の脊髄損傷が増えている。手術やリハビリテーションのほか、総合的な看護医療ケアを通じて症状の改善を図り、患者の社会復帰を支えている。

脳から伝わる信号を体に伝える神経である脊髄が、外傷などによりダメージを受けることで、手足の麻痺や呼吸の障害が生じる脊髄損傷。その治療に急性期から慢性期まで一貫して対応することができる、限られた施設である同院。そこでは、脊髄損傷に対する豊富な知識や経験、情熱を持つ多くの医療スタッフが、患者の社会復帰や日常生活の場に戻れるよう、昼夜取り組んでいる。全国でも数少ない脊髄損傷専門病棟を備えており、初期治療から自立に向けてのリハビリ、家屋改造のアドバイスまで、総合的な医療とサービスを提供する体制だ。
「完全に治せないこともありますが、とにかく患者さんに寄り添い、正しく適切な情報を提供するよう心がけています」と許斐恒彦先生。患者に主体的に治療法を選択し、納得して治療を受けてもらうことを大切にしていると話す。また、常に最新の脊髄損傷治療の動向をチェックし、新薬や再生医療の治験にも積極的に取り組んでいる。

先端ウエラブル手術支援システムの導入

手術を行う術者のスマートグラスの内側には、ナビゲーション画像が表示されている

手術を行う術者のスマートグラスの内側には、ナビゲーション画像が表示されている

スマートグラスを用いたナビゲーションシステムで
視線をそらさず、手元がぶれにくい手術が可能に

伝統にのっとることに加え、新しい医療にも果敢に挑戦している同院では、スマートグラスを用いた先進の手術ナビゲーションシステムを開発。通常、手術をしているときには術野を見て、エックス線画像などを見るときにはモニターに視線を移すことから、その度にぶれが生じていた。しかし、このナビゲーションシステムなら、スマートグラスを通した目の前にエックス線画像をはじめとする必要な情報を映し出せることから、視線をそらさず手術を継続できるという。「今後は、リハビリテーションなどにも活用していきたいと考えています」と谷戸院長は話す。

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