院長メッセージ(医療法人社団時正会 佐々総合病院) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

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医療法人社団時正会佐々総合病院

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鈴木 隆文院長
Takafumi Suzuki

プロフィール1985年昭和大学卒業。東京女子医科大学消化器病センターで外科医師としてスタートし、大学病院や中核病院で研鑽を積む。東戸塚記念病院長を経て、2014年に佐々総合病院に副院長兼外科部長として入職。2017年から現職。専門は消化器外科全般で、特に腹腔鏡下手術を得意とする。日本外科学会外科専門医、日本消化器外科学会消化器外科専門医、日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医。

地域のニーズに応え成長を続ける急性期病院

田無駅から徒歩3分。都心からのアクセスも良好な西東京市にある「佐々総合病院」は、2019年に設立111年となる歴史ある病院。当初は診療所としてスタートし、1961年に分院として産院を設立。1973年に両院を併合し、現在は病床数183床、内科、外科、産婦人科、救急科、整形外科、泌尿器科、小児科など多彩な診療科を有する地域の中核病院として、地域医療に貢献している。2016年に7代目院長に就任した鈴木隆文先生は、東京女子医科大学消化器病センターをはじめ、大学病院や中核病院での診療経験がある消化器外科が専門。現在も院長職のほか、腹腔鏡下手術を執刀するなど臨床の現場に立ち続けている。「長く地域に根差してきた病院としての暖かさ、親しみやすさを大切にしながら、専門性の高い医療も提供する、実力ある病院をめざしている」と話す鈴木院長に話を聞いた。
(取材日2019年1月11日)

とても歴史のある病院と伺っています。
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当院は1908年(明治41年)に「佐々医院」として開設され、2019年で111年を迎えます。1944年に20床を有する「佐々病院」となり、1961年には分院として「佐々産院」を立ち上げました。地域には当院で生まれた方も多く、知人同士で「佐々で生まれた」という会話が出るほどだと聞いています。その後、1973年に産院を併合、1989年に多数の診療科を有する病院となり、現在は病床数183床の急性期病院として、西東京市をはじめとする北多摩北部エリアの地域医療を担っています。私は大学病院や中核病院で外科医師として研鑽を積み、2014年に当院に入職、2017年から院長を務めています。実は私の実家が当院の近くにあって、家族が入院したこともあります。そんな縁のある当院で働かせていただくこととなり、ニーズに合った医療の提供を通して愛着ある地域に貢献していきたいと思っています。

地域の中で、どのような役割を担っておられますか。
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お隣の小平市には公立昭和病院がありますが、ここ西東京市には公立の病院がありません。当院は民間病院ですが1世紀以上にわたって地域に根差した医療を行ってきました。ですから、地域の皆さまにとっては公立病院のような存在なのではないでしょうか。また、当院は1997年に東京都災害拠点病院に指定され、傷病者の受け入れはもちろん、自家発電装置や断水時に水源を確保する地下水活用システムの導入、地域ぐるみの災害訓練の実施など、災害時に地域の皆さまの受け皿となるべく体制を整えています。さらに、当院は開設から一貫して急性期医療を担っており、1980年からは東京都指定二次救急医療機関として、東京ルール、つまり「断らない救急」にも賛同しています。現在は二次救急までを受け入れていますが、2019年4月から脳神経外科の医師が新たに加わることになっており、2.5次救急まで対応できるようレベルアップを図っています。

多彩な診療科がありますが、特に注力されている分野は?
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急性期病院とは手術をたくさんする病院、というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、当院の救急科では、急な発熱や腹痛といった比較的軽い症状であっても断らずに受け入れています。また総合診療部門では、救急科とともに救急対応にあたるとともに、発熱や食欲不振・下痢・おう吐などの消化器症状、全身倦怠といった内科的な症状で受診した患者さまを診察し、適切な診療科や専門の医師に橋渡ししています。こういった症状で大学病院などの大規模病院を受診するのは難しくても、当院のような中規模病院であれば気軽に受診していただけると思います。その一方で、急性期医療を担っていく病院として、専門性の高い治療を提供していかなければなりません。特に外科は私の専門分野でもあり、入職後すぐに腹腔鏡下手術を導入するなどして診療の幅を広げてきました。

産婦人科や整形外科も充実しているそうですね。
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そうですね。過去に産院を運営していたこともあり産科へのニーズは高く、2017年1月から12月までの1年間の分娩件数は457件でした。日本産科婦人科学会産婦人科専門医をはじめ、経験豊富な医師や看護師が在籍しているほか、助産師の相談窓口を開設して妊婦さんをサポートしています。また、婦人科は内視鏡手術を専門とする医師が部長を務めており、侵襲の少ない腹腔鏡下手術を行っています。整形外科に関しては、一般の外来診療のほか脊椎専門、股関節専門の診療を開設しており、専門的で高度な治療を提供しています。特に股関節疾患では、重篤な大腿骨頭壊死症に対し自分の関節を温存する手術「骨切り術」を数多く実施しています。これは難易度の高い手術で、国内外から多くの先生方が手術見学に来られることもあります。その他、運動器の外傷や打撲、骨折など救急隊からのニーズも高い分野ですから、さらに力を入れていきたいと考えています。

最後に、今後の展望をお聞かせください。
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2019年度は在宅医療元年にしたいと考えています。このエリアには、かつて当院に勤務した先生が開業されたクリニックが多く、病診連携が非常にやりやすい環境です。その特性を生かして、例えば寝たきりの方の床ずれを当院の形成外科が治療する、看取りに関して当院の地域包括ケア病床を活用するといった連携ができれば、お役に立てるのではないでしょうか。加えて、検診や人間ドックなど予防医療にも注力していきたいですね。当院ができることは他にもたくさんありますが、実現していくには優秀な人材が必要です。そのため2016年に医師採用のための事務部門を新たに立ち上げ、医師を増員してきました。医師や看護師、リハビリ専門職、事務職員ら全スタッフが専門性を発揮し、生き生きと働ける環境を整えることは、院長である私の仕事です。患者さまはもちろん職員からも選ばれる病院となり、地域のニーズに応えられる実力を培っていきたいですね。

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