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医療法人財団緑秀会 田無病院

(東京都 西東京市)

丸山 道生 院長

最終更新日:2020/11/25

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急性期・慢性期・在宅をつなぐ医療を提供

1945年に中島航空金属株式会社付属病院として発足、翌年独立し「田無病院」を開設、地域医療に従事。病院としていち早く高齢者医療に取り組んできたが、2014年に丸山道生先生を院長に迎え、以来、「老いても足で歩くまち、老いても口から食べるまち、西東京」をスローガンに、高齢化社会に適応すべく、より体制を強化。各診療科では専門性の高い医療を提供すると共に、内科では総合的な診療に加え、地域の高齢者医療に精通した医師が在籍しているので、患者のあらゆる相談にも応じることができている。同院では、地域の農産物を使用した病院食の給仕を実現。健康促進、地域に根づいた医療の提供という理由だけでなく、そこには食事を通して患者に喜びを与えたいという丸山院長の思いも込められている。昨年は西東京市民まつりとの共催という形で田無病院まつりの再開を果たすなど、医療を通してだけでなく、患者にとっての喜びを形にする丸山院長の温かさが、病院の取り組みの随所に見られる。自身も西東京市で育ったという丸山院長に、地域に根付き、住民と深い結びつきを持って医療を行う同院についてたっぷりと話を聞いた。(取材日2016年11月4日)

同院の来歴を教えてください。

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1945年に中島航空金属株式会社付属病院として発足し、翌年独立して田無病院となりました。当時、病院存続に導いた宮田重雄院長は、画家、俳人としても名を馳せた多彩な方でしたので、住民に親しまれていましたね。その後、時代のニーズに合わせて、急性期に慢性期の病棟を加えて、ケアミックスの病院へと移行し、中・大規模の医療機関の中でもいち早く回復期及び療養型の施設を加えて、リハビリや介護を行ってきました。現在、地域で介護療養病床を有するのは、当院のみとなります。また高齢化社会に向け、通所リハビリテーション、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、サービス付き高齢者住宅など、充実した関連施設と協力の元、臨床研究を行い、地域の住民への還元をめざしています。

丸山院長が医師をめざしたきっかけは何でしたか?

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医療だけでなく、研究や文化的な活動を通してマルチに活動し、困っている人の助けになることのできるところに医師の魅力を感じ、東京医科歯科大学へ入学しました。同大学の医局に所属し、大学卒業後は都立病院に長く勤務していました。そして実は僕自身、こちらから歩いて5分のところで育ち、現在も住んでいます。小さい頃より病院とこの地域に愛着があるので、いつかこちらに勤められたらいいな、と思っていたところ、非常勤医師としてのお話をいただき、専門である外科で診療するようになったのが始まりです。僕が院長に就任後、より一層高齢者医療に取り組むべく、自分の口から食べ、自分の足で歩く、という基本、その柱となる栄養とリハビリを重んじ、「老いても足で歩くまち、老いても口から食べるまち、西東京」というスローガンを掲げました。

こちらの病院の特徴は何ですか?

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急性期の基幹病院から救急処置を終えた患者さんの受け入れ、反対に救急病院への搬送、訪問診療、自宅での療養の困難な患者さんの受け入れなど、急性期から慢性期医療、在宅医療、介護、そしてお看取りまで、地域の間に立って住民の皆さんに適切な医療を結びつけ、患者さんに一生を通してご利用いただけるのが当院の最大の特徴です。そのため、さまざまな医療機関と連携をしております。院内の診療については、私の務める外科では胃ろうの手術も積極的に手がけるなど、各診療科にて専門性の高い診療を行うと共に、内科では総合的な診療に加え、地域の高齢者医療に精通した医師が在籍していますので、患者さんのあらゆる相談にも応じることができています。予約制や紹介制を取っておりませんので、お困りになったその時にお越しいただけます。施設や独居の高齢者への対応も方船経験を持つ医療者、介護者がおり、そのような方にも安心して来院していただけます。

他に、こちらの病院ならではの取り組みはありますか?

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西東京農業協同組合と協力して病院食に市内産農産物を使用し、地産地消に取り組んでいます。当院はリハビリなど長期入院の患者さんを多く療養しており、患者さんにとって食事は楽しみのひとつですから、喜んでいただきたい、という僕のささやかな思いもあります。産地と生産者を表記して食事をお出ししているのですが、地域の患者さんのご利用が多いので、実際にそれを楽しんでいただいていますね。もともと僕は、世界でも珍しい、術後の食事を研究している研究者で、これまで30ヵ国、80箇所の病院を周ってきました。それから、東京大学大学院農生命科学研究科と協力して江戸東京野菜を用い、「農作業におけるリハビリテーションの効果」について研究しています。土に触れ、作物の育成収穫する機会を設けることで、認知症や高次脳障害の患者さんの症状や心のケアを行っています。

どのような時にやりがいと感じますか?

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意志の疎通ができなければいいチームワークを築けませんから、スタッフ間の対話を大切にしています。それが患者さんと地域の幸せにつながるからです。そして、医療チームを作って共に治療に取り組んだり、研究を行うことももちろんですが、西東京市民まつりへの参加や田無病院まつりの開催など、病院全体で何か一つのことに取り組み、それが患者さんの喜びにつながった時にやりがいを感じます。これからもさまざまなことに挑戦し、足りない部分を補いながら、患者さんの要望に応えていきたいです。具体的には、将来的に病院と在宅での医療の割合を1:1にできるよう、在宅医療に力を入れていきたいと考えています。現在は僕に加え、主に内科の先生方が訪問診療を行っているのですが、今後、在宅医療を専門に行うグループを立ち上げ、われわれが病院から地域へ積極的に出向いて医療を提供できる体制を整えたいと思っています。

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丸山 道生 院長

1980年東京医科歯科大学卒業。大久保病院外科部長を経て、2014年より現職。消化器外科学、臨床栄養学、臨床腫瘍学を専門とし、日本外科学会外科専門医、日本消化器外科学会消化器外科専門医、日本静脈経腸栄養学会理事、日本在宅医療学会理事、日本外科代謝栄養学会評議員である。また、在宅医療にも精通しており、同院にて地域医療にも積極的に取り組んでいる。

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