日野市立病院
- 東京都日野市多摩平4-3-1
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特徴
地域との連携を大切に患者に寄り添い温かい医療を行う市立病院
目次
01市立病院の責務として、地域連携を重視した医療を展開
紹介患者を積極的に受け入れ切れ目なく支援
市立病院として地域の医療機関からの紹介患者を積極的に受け入れ、患者に寄り添った温かい医療を提供している。市民にとって身近な存在の病院であることから、紹介状を持って直接来院する人も多く、外来ではできる限り断らずに対応。2022年に地域医療支援病院に承認された際、切れ目のない支援を実現するために地域医療支援センターを開設。患者総合支援室を設置し、入院から退院がスムーズに行えるように、多職種がサポートしている。緊急性が高いなどの理由で紹介があった場合は、担当看護師が窓口となり迅速に適切な診療科へとつないでいる。状況に応じて病院救急車で患者を迎えにいくなど、フットワークの良さも特徴の1つだ。
02断らない救急を目標に広く応需。災害時も医療ができるよう備える
二次救急施設として地域のニーズに応える
救急医療では24時間365日可能な限り断らないことをモットーに、病院救急車も活用し、二次救急施設としての役割を果たす。高齢者の骨折や急な体調の変化なども積極的に応需し、地域のニーズに応えている。災害医療については、日本DMATを保有し、大規模災害発生時には被災地にチームを派遣し災害救助に参加している。地域における災害医療への備えとしては、情報の収集と周知を徹底するため医師会との連携で訓練に取り組む。災害時には地下150mからくみ上げた地下水を、飲料水や手洗い用のほか透析医療をはじめ医療現場で活用できるよう一般企業と協定を結び、災害時もできる限り医療が滞ることのないように対策をしている。
03整形外科、小児医療、周産期医療、高齢者医療まで幅広く提供
診療体制の強化を図り、市民の健康を支える
伝統的に専門性の高い医療を提供する整形外科では、脊椎脊髄センターと人工関節センターを中心に多数の手術を実施。高齢の患者が多いことから、院内他科との連携で安全性に配慮した治療に努めている。肩、肘、腫瘍が専門の医師も在籍し、ほぼすべての分野に対応する。小児科と産婦人科では市民の要望に応えるため医師の数を確保。小児科は24時間365日体制で取り組み、産婦人科については、市内で分娩に対応できる病院が減る中で、地域の妊婦が安心してお産ができるように対応している。また、透析医療にも注力し、入院透析を基本に外来透析も行う。脳神経外科や耳鼻咽喉科の復活、循環器内科の医師の増員など充実の診療体制が整いつつある。
04やりがいを持って働ける組織をめざして。その人らしい看護を実践
専門知識をもつ看護師の活躍で質向上へ
やりがいを持って働ける組織をめざす看護部では、人生のどのステージであってもその人らしく働ける環境が風土としてある。入職時から段階的な看護教育を行う同部には現在、各分野の専門的な知識を習得した看護師が在籍。そういった看護師の存在はジェネラリストの看護師の目標にもなっている。専門知識をもつ看護師によるフットケアやストーマ、透析予防の外来や、助産師による助産のための外来も開設。地域の看護師や福祉関係者との交流会や情報発信にも精力的だ。
05安全性高く医療を提供できるよう多職種で情報共有し組織で対策
市民が安心して医療が受けられる環境を整備
医療安全部では、医療安全管理室と感染制御室を開設し多職種で活動。医療安全管理室では、ヒヤリ・ハットやインシデントが起こった場合、レポートを収集するシステムを構築。インシデントが起きないよう頻回に事例検討会を開催し、特にレベル3b以上の有害事象の場合は積極的に検討を重ねる。感染制御室では、職員の教育・指導と院内感染の防止に努め、新型コロナウイルス感染症の流行時も院内への影響を最小限に抑えることに成功した。多摩市・稲城市の各自治体の基幹病院と年複数回の相互評価を行い、府中市・八王子市含む近隣病院への情報提供・感染対策の助言を行う。地域の勉強会などを主宰し、診療所・クリニックとも連携を深めている。