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医療法人社団苑田会 花はたリハビリテーション病院

(東京都 足立区)

鴛海 元博 院長

最終更新日:2020/11/25

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脊髄損傷を中心として、幅広く対応

急性期治療を終えた患者にとって不安なのは「これからどうなるのか」ということ。足立区花畑にある「花はたリハビリテーション病院」は、安全第一かつ充実したリハビリと退院後を考えたサポートで、患者が再び日常に戻れるよう支援することを使命とする病院だ。医療法人社団苑田会の10番目の病院、会の中では3番目のリハビリテーション病院として、2016年7月に新築移転オープンした。院内は、廊下に病室、リハビリテーション室とどこも広くて明るく気持ちが良い。特に脊髄損傷患者のリハビリに力を入れており、回復期リハビリテーション病棟でのリハビリ期間終了後、障害者病棟でリハビリを続けることも可能だ。日本循環器学会認定循環器専門医の鴛海元博院長をはじめ、呼吸器や脳神経外科などを専門とする医師がそろっており、常に患者のコンディションを診ていくことで、循環器疾患や呼吸器疾患のある患者にも、安全性に配慮したリハビリを提供している。鴛海院長に、病院の特徴や患者への思いを聞いた。(取材日2020年2月14日)

まずは、病院の概要から教えてください。

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当院の最大の特徴は、回復期リハビリテーション病棟と障害者病棟の2つが同じ施設内にあることです。幅広い疾患に対するリハビリを行っている当院の主軸は、脊髄損傷の患者さまに対する回復期・慢性期に行うリハビリです。脊髄損傷は外傷が原因であることも多く、若い患者さまも多く見受けられます。回復期リハビリ病棟で最大180日のリハビリが可能です。しかし問題は、患者さまが65歳未満の場合、要介護認定が受けられないことです。身体障害者認定の申請が通るまで受傷後約半年かかるため、回復期退院時には、それまでのようなサポートが受けられなくなってしまう可能性があります。当院の障害者病棟は回復期リハビリを終えた患者さまの受け皿になるもので、継続してリハビリを行い、身体障害者申請が通った段階で、在宅復帰やサービスつき高齢者向け住宅への入居へとつなげています。さらに退院後は、通所リハビリや訪問リハビリで支援を続けています。

心臓疾患や呼吸器疾患などを持つ人も受け入れ可能なのですね。

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ええ、そうです。私自身、日本循環器学会認定循環器専門医ですし、呼吸器科、脳神経外科、神経内科についても専門の医師がおり、常に患者さまの状態を診ながら進めているので、循環器疾患などがある方でも安全性に配慮したリハビリが可能です。リハビリそのものは理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)たちの仕事ですが、リハビリができるコンディションづくりをするのは、医師や看護師、薬剤師たちの仕事。脊髄損傷は外傷性や疾患性のほかに、心臓血管外科の手術、特に胸部大動脈瘤の手術などをきっかけに、脊髄に栄養を送っている血管が詰まることで下半身麻痺が残る場合もあります。そうした患者さまもご紹介いただいていますし、喘息がある、在宅酸素療法を行っているといった方も受け入れ可能です。それぞれを専門とする医師が在籍しており、必要なことをすぐ確認できる点は当院の強みかと思います。

入退院時には、どのようなサポートを行っているのでしょう?

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相談室があるのはもちろんですが、回復期リハビリ病棟入院時の判定は私と看護部長、事務主任の3人で随時行っています。患者さまがどういう病気で今どういう状態なのかを把握し、自宅復帰が可能なのかそれとも施設が良いのか、自宅に戻るなら家族のサポートや金銭面なども考えます。退院後も生活は続いていくわけで、そこをどう過ごすかは非常に大切なもの。行き当たりばったりにはしたくないので、最初からゴールを想定しておいた上で、入院中に改めて相談員を含めて調整しています。介護保険の申請などもなるべく早く進めます。退院後にも近くなら当院の、遠くなら患者さまの家の近くの通所リハビリテーションを紹介したりと、サポートが後手に回らないように心がけています。

職場環境も、とても大事にされていると聞きました。

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はい。スタッフが働きやすい組織でなければ、働いている人が幸せでなければ、良い医療が提供できるわけがないですからね。私はもともと急性期医療に携わっていたので、院長を任された当初は、勝手の違う仕事に戸惑いました。しかし、リハビリとサポートを通じてその人の帰る場所をつくる仕事には急性期医療とは異なるやりがいがあることがわかりました。また、一生懸命なスタッフたちを見ている中で、「良い組織をつくらないと申し訳ない」と思うようになって。そこから、組織づくりに取り組んできました。朝礼でもよく話すのは、まず自分と他人は違うことを認識しないといけないということと、自分のやりたいことに挑戦していいけれど組織としてのビジョンがずれてはいけないことですね。また、問題が起きた時は絶対に一人で抱え込まず話をするようにと全員に伝えています。

リハビリスタッフの発案から開設した外来もあるそうですね。

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ええ、医師は病気の専門家ですが、PT、OT、STはリハビリの専門家。特に当院のスタッフは、学会や研究会への参加などとても熱心で、さまざまな提案をしてくれます。装具の外来では、入院中に作成した装具を、外来にて提供して、体に合わせて微調整を行っています。また、脳梗塞で筋肉が固まってしまった部分にボツリヌス毒素製剤を注射しやわらかくしていくことで、装具を使って歩けるように導いていくという治療を外来及び2週間ほどの入院にて行っています。多職種連携のもと、安全にリハビリを行って、患者さまが帰りたい所に帰れるようお手伝いさせていただく。そんな当院の役割を、引き続きしっかり果たしていきたいと思います。

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鴛海 元博 院長

1992年、東京慈恵会医科大学卒業。研修医を経て、同大心臓外科に入局し研鑽を積む。2005年に医療法人社団苑田会に移り、日本循環器学会認定循環器専門医としてカテーテル治療、ペースメーカー手術などに従事。2014年に花はたリハビリテーション病院の前身となる苑田会保木間病院の院長に就任。2016年7月より、 新築移転した花はたリハビリテーション病院の院長を務める。

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