院長メッセージ(医療法人社団杏精会 岡田病院) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

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医療法人社団杏精会岡田病院

地域と取り組むチーム医療で、「安心できる暮らし」をサポートする

東京都指定二次救急医療機関、労災保険指定病院、生活保護法指定医療機関

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岡田 豪院長
Tsuyoshi Okada

プロフィール1993年、順天堂大学医学部卒業。在学中から、叔父2人が診療していた「岡田病院」の診療をサポートし、2013年に院長に就任。以後、医療の二極化が進む中で自院の役割を問い、独自の強みを持った地域密着型病院としての成長を推進してきた。ユーモア溢れる独特の語り口は、相対する人を和ませ、前向きで明るい気持ちにさせる力を持っている。趣味は落語鑑賞。

大学病院と診療所の「狭間」を担う地域病院

高度専門医療を担う大学病院と、プライマリケアを担うクリニックの二極化が進む中、荒川区の下町で40年以上にわたって地域密着型の診療を続けてきた「岡田病院」は、「そのどちらにも属さない、中間部分の需要に対応する病院」として独自の立ち位置を築いている。同院の岡田豪院長がめざすのは、専門性を追求する一方で全身的なサポートにも力を注ぐ、いわば「バラエティショップのような」病院だという。「病院に行きたいが、行くことができない」世帯にも医療の手を差し伸べるため、近年は訪問診療にも力を注ぐ。高齢化と格差の広がりが顕著な地域ならではの家庭の事情や経済状況に寄り添い、ときに医療の枠を超えて患者と家族の将来をともに考える同院の存在は、ドラマのような華々しさとは程遠く、どちらかいえば泥臭い。しかし、そこにニーズがあり、救いを待つ人がいる以上、誰かがやらなければならないと岡田院長は話す。「医療の狭間」に落ちた人の足元を照らし続ける光に似た同院の取り組みについて、岡田院長に聞いた。(取材日2018年2月21日)

まずは、病院の成り立ちと歴史についてお聞かせください。
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当院は1975年に2階建ての個人病院「永野病院」として開院しました。私の叔父2人が運営を引き継いだ際に現在の「岡田病院」に院名を変更し、法人化を経て今に至ります。開院当初は耳鼻科が専門でしたが、叔父たちが継いでからはそれぞれの専門である産婦人科と外科を中心に、急性期病院として成長を続けてきました。私が本格的に運営を継承したのは2013年です。順天堂大学病院に勤務していた頃から手伝いに来ていましたが、叔父たちも年を取り、地域に必要とされる病院を残したいという思いから継承することを決めました。病院自体も歴史とともに進化し、2011年には2年をかけて病院全体をリニューアルしています。また、2年前には3階のリハビリテーション室を大幅に拡張し、患者さん自身が積極的に「リハビリをしたい」と思えるようなガラス張りの明るい部屋に作り変えました。時代の流れに応じた、地域の医療需要に応える設備が整っています。

専門性を高めつつ、全身のサポートにも力を入れておられますね。
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以前は、当院も「患者さんを受け入れて、治して、帰す」という一連の流れを、あらゆるケースで完結するのが地域病院の役割だと思っていました。しかし、ちょうど私が当院を継承した頃から、専門的で先進的な医療を行う大学病院と地域のクリニックとの二極化が進み、次第に意識が変わってきたのです。当院が地域に求められる病院として生き残っていくためには、大学病院も地域のクリニックもカバーすることができない、いわば「医療の隙間」ともいうべき部分に対応することが重要だと考えるようになりました。現在は胃腸外科を中心に外科、循環器、呼吸器を含めた一般内科を中心に専門性を追求しながら、患者さんとそのご家族が安心して暮らしていくためのサポートをする病院として、通院が困難な患者さんのお宅への定期訪問診療、家族構成や生活環境を踏まえたリハビリなどに力を入れています。

注力されている訪問診療についてお聞かせください。
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2013年から開始した訪問診療の件数は、地域の高齢化に伴って年々増加しています。最初のうちは「病院は来てもらうところ」という意識が強く、自分たちが足を運ぶということに慣れなかった医師も、入院より介護が必要な高齢者の患者や、老々介護や独居で帰るに帰れない患者が多いという地域の特性を知るにつれ、訪問診療の重要性を理解してくれるようになりました。現在は、患者さんの安否確認も兼ねて、7名いる常勤の医師が順番に訪問診療を担当しています。複雑な事情を抱えた患者さんに対しては、入院した日からケースワーカーを入れて介護保険の申請をしたり、帰宅後を見据えて筋肉の衰えを防ぐリハビリを推奨したりと、医療と介護の中心に立って総合的なサポートをすることが多いですね。退院前には自宅で安全に生活できるように家屋調査を行いますが、リハビリの合間にも無理なくお話を伺って、職員間で事情を共有するようにしています。

地域のクリニックや大学病院との連携についてはいかがですか。
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分業化を進める上で、地域の医療機関との連携は欠かせません。医師会には頻繁に出席して、入院施設がある地域の病院という特色を生かして連携できるよう関係を構築してきました。年に数回、当院が主催する勉強会には、毎回多くの開業医の先生方が出席してくださっています。連携にあたって常に心がけているのは、大学病院やクリニックと同じことはしない、ということですね。違いを明確にすることによって、競争相手ではなく協力しあう存在として良い関係を築いていくことができると思っています。こうした関係をより強固にするため、開業医の先生方から依頼があれば原則としてすべて受け入れ、治療が終わればお返しするという流れを徹底しています。当院にとっては、信頼する開業医の先生が「入院が必要で、自分たちの手が及ばない」と判断して連絡をくれたという事実だけで十分ですから、電話では性別のみ伺って迅速に受け入れの準備を整えています。

今後の展望についてお聞かせください。
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高齢者の人口は、今後20年は増加し続けるといわれています。つまり、今後しばらくは認知症や介護、看取りといった高齢化にまつわる問題に対処していかなければならないということです。その先の未来はわかりませんが、時代が求める限り、そうした需要に対応していくことが私たちの役割だと考えています。今後は、外来機能を縮小して地域のクリニックとの差別化を今以上に明確にしていくことも一つの在り方かもしれません。そうした機能再編を含めて、大学病院と地域のクリニックをつなぐという独自の立場をより鮮明に打ち出していきたいですね。50床の入院設備を有する病院という機能を生かして、入院に内視鏡検査や治療、東京都指定二次救急医療機関としての救急診療にも変わらず力を注いでいくつもりです。

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