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医療法人社団愛育会愛和病院

医療・介護・福祉をシームレスに担う愛育会グループで、慢性期から回復期、在宅からの一時入院までを支える

「時々入院、ほぼ在宅」の
地域での実践をめざす

昭和46年に開設され、二次救急に尽力してきた「協和病院」を前身とする『愛育会』。竹川勝治理事長のもと、現在は、医療・介護・福祉の各分野を1カ所に集めて地域包括ケアを実践し、住み慣れた環境で住民を切れ目なくサポートすることに尽力。回復期・慢性期の医療療養病床を持つ「愛和病院」、併設の介護老人保健施設「清らかの里」、隣接する介護老人福祉施設「あじさい」、日々の健康管理や予防を担う「協和メディカルクリニック」の4つを運営している。
全施設で貫かれるのは、理事長が掲げた「ありがとう! うれしかったね! よかったね!」の理念。このフレーズはシンプルながら、人と人とのふれあいを大切にという願いが凝縮されている。「ありがとう」は「あることが難しい」ことだからこそ、実現できたときに感謝の気持ちを忘れてはいけないこと、「うれしかったね」は相手と共有できる喜び、「よかったね」はどのような結果でも「なるようになる」ことを踏まえ「常に前向きでありたい」ことを意味するという。
老老介護や高齢者の独居世帯も少なくない、江東区の地域医療を担って40年以上。「慣れ親しんだ町で最後まで生活できる、理想的な医療体制」を追求し、医療・介護・福祉で存在感を増す同会に、地域の期待はますます高まっている。

理事長メッセージ

竹川 勝治理事長

竹川 勝治理事長

1987年北里大学医学部卒業。同大学病院勤務を経て、1993年に協和病院へ。創設者である父の後を継ぎ院長に就任。1996年より愛育会理事長。2002年より愛和病院院長。専門は泌尿器科。北里大学医学部非常勤講師、東京都病院協会常任理事、江東区医師会理事、日本医療経営実践協会関東支部副支部長を兼務。

清らかの里の1階には、通所リハビリテーション利用者が作業療法で作製した七福神の作品が飾られている

清らかの里の1階には、通所リハビリテーション利用者が作業療法で作製した七福神の作品が飾られている

愛和病院の待合室。受付スタッフが明るく元気なあいさつで迎える

愛和病院の待合室。受付スタッフが明るく元気なあいさつで迎える

地域包括ケアの理想を追い続け
めざしたのは「断らない医療」

地域に求められる、地域包括ケアの理想の姿を追い続けている同会。竹川理事長自らが訪問診療のために地域を駆け巡り、病病連携、病診連携にも意欲的に取り組んでいる。そんな熱意に、グループ全体の職員・スタッフが引き寄せられ、患者や家族の日常生活を真摯に支えている。

同会では最近、およそ1年をかけ、愛和病院の全病床を医療療養病床とした。40年以上にわたり地域医療を担ってきたが、これまで以上に、医療の面でもケアが行き届くように。スタッフも気持ちを新たに、地域包括ケアの実現・実践に意気込みを見せている。
竹川理事長が何よりも重んじるのは、「時々入院、ほぼ在宅」という、患者や家族にとって負担が少なく、自分らしく過ごせるケア体制。4施設で医療・介護・福祉をシームレスに担うグループとしての強みを生かし、短期入所療養介護(ショートステイ)や在宅医療、通所リハビリテーション(デイケア)を適宜組み合わせつつ、「病状が悪化したら入院し、安定したら在宅に戻る」という患者の状態に応じた医療を可能としている。
平成31年からは泌尿器科専門の池田滋先生が愛和病院の院長に就任するなど、竹川理事長の思いを現場に伝え、より浸透させる体制が強化された。
「もともと小学校跡地にある愛和病院は、敷地も広く、周りとも道で隔てられていますから、災害時などには地域の避難場所としても貢献できるでしょう。近隣の皆さんとは、日頃から顔を見て声をかけ合えるくらい、近しい関係を築きたいですね」と、竹川理事長の視座は高く、真の地域包括ケアを模索する姿勢はまだまだ熱い。仕事をリタイアした高齢者の気力・体力が衰えないようにと、同会ではボランティアで社会参加してもらう機会も積極的につくっている。
「今後は、世界がめざしているSDGs(持続可能な開発目標)にも注目し、持続可能な医療・介護の提供、環境に優しい運営体制なども考えたいですね」

愛育会の提供連携サービス

愛育メディカルセンター

愛和病院

●医療療養病床
●外来(内科)
●訪問診療

介護老人保健施設 清らかの里

●施設入所
●短期入所療養介護
●通所リハビリテーション

協和メディカルクリニック

●外来
●人間ドック・健診
●訪問診療
●禁煙の外来

介護老人福祉施設あじさい

病院案内

グループ内や近隣の施設・病院と連携
シームレスな医療の要を担う

医療療養病床として慢性期から回復期まで、また自宅や介護施設などにおいて状態が悪化し、一時入院する患者にも、適切な医療を提供している同病院。個々の入院診療計画に基づいて治療と状態の安定化を図り、検査体制の整う協和メディカルクリニックや清らかの里のデイケアとも連携して、退院や在宅復帰をめざす。

池田 滋院長

池田 滋院長
北里大学医学部卒業。2018年より愛和病院勤務、2019年より現職。泌尿器科を専門とし、過去には急性期病院で数多くの手術を手がけてきた。排尿・排便管理に関する豊富な経験を生かし、高齢者の自立を支援。同病院での勤務をきっかけに慢性期医療についての知識を深めるべく、より専門性の高い勉強をスタートさせた。温かな人柄と話術で人気を集めるドクター。

神代 由紀先生

神代 由紀(くましろ) 先生
久留米大学医学部卒業。内分泌代謝内科および救急科での研修を経て、神代病院で総合的医療の研鑽を積む。若手経営者の会などで竹川理事長とは知己であり、地域医療を重んじる考えに賛同し、2019年6月より愛和病院に勤務。

 

池田院長は、もともと竹川理事長の先輩にあたる泌尿器科医師。平成30年に同病院に入職して、慢性期における医療に間近でふれてきた。院長に就任した平成31年度からは、理事長のめざす地域包括ケアの理想を、愛和病院の現場で実践するため、さらにまい進していく。
「大規模病院の医療は専門化・細分化が進んでいますが、われわれは小回りを利かせ、患者さんやご家族、地域のニーズに迅速に応えねばなりません」
一人でできることには限りがあると池田院長。だからこそ、改めて「チーム医療」を旗印に掲げていく。
「多職種連携の重要性が叫ばれて久しいですが、当病院ではそれがリアリティーを持って実現されています。これをさらに維持・強化させていきたいですね」
同病院の入院患者には、脳卒中などの後遺症がありリハビリテーションをしながら在宅復帰をめざす人や、自宅や介護施設での療養中に肺炎や尿路感染症などが悪化し、一時的に入院している人が多い。前者では、急性期治療中の排せつケアを軽減するため、バルーンカテーテルを設置している人が少なくないそうだが、泌尿器治療のスペシャリストである池田院長は、これを外すことは決して難しくないと話す。
「8割がたの患者さんは、バルーンを外すことができるでしょう。食事と排せつは、介護者にも負担をかけるし、ご本人の尊厳にも関わるもの。リハビリと合わせて自立性を促すことで、日常生活に近い状態に速やかに戻るための助けになりたいですね。一つ一つの病気を診ていくのではなく、総合的に診て、その方の状態をより良くできればと思います」

患者に合わせた食事を用意

病状や体力、嗜好に合わせて
回復しようという気持ちに弾みを

急性期の治療を終え、在宅復帰をめざすときには、おいしい食事が励みとなる。量を食べられなかったり、介助が必要だったりと患者によって事情が異なる中、同病院では食べやすさを心がけ、一度に量を食べられなければ栄養価の高い食品で補うなど、同じメニューでも分量や内容を変え、こまやかに対応。飲み込みや体力回復に重要な咀嚼・嚥下については言語聴覚士によるリハビリや、専任看護師による経管栄養管理も行う。

栄養バランスの取れた食事は管理栄養士が考案。カロリー補給のため、高カロリープリンの提供も

栄養バランスの取れた食事は管理栄養士が考案。カロリー補給のため、高カロリープリンの提供も

ナースステーションでは、池田院長を囲んでの、カンファレンスも行われる

ナースステーションでは、池田院長を囲んでの、カンファレンスも行われる

日の光が注ぐ病室は4 人部屋が中心だが、個室もあり、夫婦で利用することも可能

日の光が注ぐ病室は4人部屋が中心だが、個室もあり、夫婦で利用することも可能

入院生活にめりはりをつける入浴の施設も充実。車いす患者の入浴も可能

入院生活にめりはりをつける入浴の施設も充実。車いす患者の入浴も可能

エックス線検査施設があり、肺炎疑いなどの場合もすぐ状態を調べられる

エックス線検査施設があり、肺炎疑いなどの場合もすぐ状態を調べられる

子育て世代の流入が多いという江東区だが、同病院のあるエリアは古くからの住人が多く、高齢者のみの世帯や家族が昼間は留守となる家庭も少なくないそうだ。だからこそ、同会では竹川理事長が提唱する「時々入院、ほぼ在宅」を実践するため、グループ内の体制整備とともに、近隣の病院やクリニック、高齢者施設との密接な連携に注力。地域医療連携室も設置し、アウトリーチ活動などを通して「顔の見える関係」の構築に力を注いでいる。池田院長は、地域における医療・介護の多職種に、そして住民にも、もっと同病院や同会のことを知ってもらいたいと言う。
「一人の人が抱える病気の種類や数、家族や家庭の状況はそれぞれ異なります。地域との協働を深め、われわれならではの小回りの利く医療を行っていきます」
同会では、同病院での入院治療をはじめ、急性期治療後も必要な医療を受けながら長期療養するための入所・通所リハビリ、短期入所療養介護、医師が各家庭を訪れる訪問診療、一般的な症状を診る外来診療など、さまざまな形で医療と介護を提供。地域の人が家族を安心して託すことができ、スムーズに自宅に帰すことができるよう、有機的に支援を展開する。そんな中、令和元年には、救急医療や総合診療の経験豊富な神代由紀先生が新たに同病院で勤務を開始。
「この数年間、介護を含めた地域医療現場で、主に高齢の方の慢性疾患や急な状態変化に伴う症状への対応などに関わってきました。患者さんが何を望んでおられるのかを大切にして、診療を行ってまいります」
また、急性期の救急とは異なる、在宅患者の体調悪化や肺炎、帯状疱疹、感染症といった状況に応じる「在宅救急」についても、神代先生を中心に体制を固めていく計画だという。在宅患者に何かが起こった際、搬送の仕方やタイミングを計りながら対応することで、救急車要請への集中緩和が期待できるという。
開設から40年以上の歴史がある同病院には、医師はもちろん看護師や介護福祉士などのスタッフも経験豊富なベテランがそろう。その人材の豊かさを生かし、長期入院につきものの、床ずれと呼ばれる褥瘡(じょくそう)の予防と改善にも注力。これは高齢者を数多く診てきた同院ならではの取り組みだろう。
また、「レスパイト」と呼ばれる、介護家族を休ませる目的での入院にも対応する同病院。普段自宅で介護をしている家族が、急な用事ができて家を空けなければならないときや、骨休めをしたいときなどに活用されている。家族の介護疲れを軽減させるだけでなく、入院する患者自身のリフレッシュとしても役立っているという。これもまた、竹川理事長が視野に入れる「持続可能な医療・介護体制」の一助となる。
エックス線検査施設もあり、肺炎疑いなどの場合もすぐ状態を調べられる。

入院

日常生活のケアから、より医療的な支援までと幅の広がった同病院で、相談窓口を務める吉田美枝子さん(左)と佐々木理恵子さん(右)

日常生活のケアから、より医療的な支援までと幅の広がった同病院で、相談窓口を務める吉田美枝子さん(左)と佐々木理恵子さん(右)

治療・療養生活の場となる病室は明るく、広々として快適。仙台堀川公園を望める部屋も

治療・療養生活の場となる病室は明るく、広々として快適。仙台堀川公園を望める部屋も

看護・介護が連携し、チームで見守り
在宅復帰後も頼れるよう一貫体制を取る

地域の中で、急性期後も継続して入院加療の必要な患者に対し、適切な医療と介護、リハビリを提供して、在宅復帰を支援する同病院。在宅療養者の体調悪化時にも頼れる入院サービスは、小回りの利く規模感を生かしたスタッフ間の連携と、患者を思い献身的に務める看護・介護スタッフ一人ひとりに支えられている。

1年をかけて介護療養病床から、より医療の必要な患者を受け入れられる医療療養病床に転換した同病院。看護師・介護職員・リハビリスタッフ・栄養課・薬剤師・医事課など多職種が連携し、互いの専門性を生かしつつ、患者が安心して治療・療養できるよう支えている。
「病院の機能が変わったことで、医療的にも学ぶことが多く、多職種協働の重要性を実感する毎日です」と医療ソーシャルワーカーの吉田美枝子さん。
入院生活の入り口に関わる部門であり、入院申し込みから退院後まで、一貫して患者と家族からの相談に対応する相談室では、佐々木理恵子さんも加わって体制が充実。不安を抱えて来院する人に寄り添い、同院の役割や機能を理解してもらえるよう、丁寧な説明を心がける。
「この人たちに相談すれば大丈夫、と思って頼っていただきたいですね」
退院後は引き続き訪問診療で在宅生活を見守るケースも多く、地域のケアマネジャーとの連携にも注力している。

訪問診療

駐車の難しい都内を巡るドライバーとともに、同病院の在宅医療を支えるチームの面々

駐車の難しい都内を巡るドライバーとともに、同病院の在宅医療を支えるチームの面々

鮮やかなバーガンディ色の訪問診療車が印象的。最近は、訪問診療ニーズの高い豊洲へも

鮮やかなバーガンディ色の訪問診療車が印象的。最近は、訪問診療ニーズの高い豊洲へも

地域のクリニックや訪問看護と密に連携
「時々入院、ほぼ在宅」を全力サポート

同病院では、寝たきりの人や家族の事情で通院が困難な人、急性期を経てなお治療や医療処置が必要な人を対象に、訪問診療を実施。日常の穏やかな環境で状態維持や回復に努める患者を医療的にバックアップし、介護する家族の精神的な支えにもなる存在だ。「最後まで住み慣れた町で過ごしたい」という願いに応えている。

同病院では、「現場感が大切」という竹川理事長と、池田院長の2人が訪問診療を担当。月2回(希望があれば週1回)の訪問診療の内容は、日常的な健康チェックから点滴・薬による治療、床ずれの手当て、酸素療法、経管栄養法、尿道などのバルーンカテーテルのケア、人工肛門などの各種ストーマケア、抗がん剤の投与までと幅広い。地域の訪問看護ステーションとも深くつながっており、訪問診療を希望する患者の紹介が増えているという。
「地域のクリニックと連携し、『時々入院、ほぼ在宅』を目標に24時間体制でサポートします」と竹川理事長。訪問診療の窓口を務める梅津雅則さんが、煩雑な手続きの説明を丁寧に対応。要望に応じ、訪問診療への移行を考える地域のクリニックや患者の不安解消のため出向く。また、糖尿病や腎臓病などの患者の栄養指導は、管理栄養士の太田光晴さんが担当。無理せず、少しでもおいしく、栄養管理できる方法を指導している。

通所リハビリテーション 清らかの里

白田博子さん(左)と佐藤亮太郎さん(右)をはじめ、職員は患者の様子をこまめに共有

白田博子さん(左)と佐藤亮太郎さん(右)をはじめ、職員は患者の様子をこまめに共有

広くて明るい、機能回復訓練室。レクリエーションを通して、前向きにリハビリテーションを行える

広くて明るい、機能回復訓練室。レクリエーションを通して、前向きにリハビリテーションを行える

日常生活をスムーズに行えるよう
患者や家族に寄り添うリハビリ

長時間の身体機能訓練を受ける通所リハビリテーション。自宅での移動・歩行の不便を少しでも改善できるよう、ある意味で厳しくも心のこもった介護で、日常をサポートする。始めたばかりで緊張しがちな利用者にはこまやかに声がけするなど、一人ひとりを見つめるスタッフの心遣いが頼もしい。

同施設の通所リハビリでは、要介護認定者を対象に、日に6~8時間のサービスを提供。朝の送迎に始まり、リハビリ・入浴・レクリエーションなど、総合的に充実した時間を過ごせるようにしている。リハビリは、計画段階から医師も参画し、身体機能の回復をめざす。
「この地域には、医師が介入したリハビリと入浴の両方を受けられるデイケアはあまりありません。入浴もできるデイケアとして、ケアマネジャーさんにも喜ばれています」と相談員の佐藤亮太郎さん。
デイケアは、リハビリ目的のみならず、利用者同士のコミュニティーとしても大切な場。仲間とのレクリエーションやカラオケ、創作活動、頭の体操など、個々人の嗜好に合わせて過ごせるためのサポートも欠かさない。
「普段閉じこもりがちなお年寄りにとっては、デイケアが人と接するきっかけにもなります。介護をするご家族のちょっとした息抜きの時間としても、ぜひお役立てください」と白田博子さん。

介護老人保健施設 清らかの里

経験豊富なリハビリテーションスタッフが、明るい笑顔で在宅復帰をサポートしている

経験豊富なリハビリテーションスタッフが、明るい笑顔で在宅復帰をサポートしている

利用者たちは理学療法士の丁寧な指導で、リハビリテーションに励む

利用者たちは理学療法士の丁寧な指導で、リハビリテーションに励む

自宅で過ごせる状態への復帰をめざして
チームによる見守りでリハビリを支援

介護老人保健施設である同施設では、通所リハビリだけでなく、介護保険適用のもと、施設入所サービスおよび短期入所療養介護も提供。利用者の気持ちに寄り添った施設サービス計画の立案と実施に力を入れ、生活機能の維持・向上とスピーディーな自宅復帰をサポートしている。

施設入所サービスや短期入所療養介護を提供する同施設では、利用者の生活機能の維持・向上をめざしている。
施設入所サービスでは在宅復帰を目標に、施設ケアマネジャーを中心として、医師・リハビリ専門職・看護師・介護福祉士・管理栄養士など各専門家が力を合わせ、チームで見守っている。最近は、急性期病院からの退院先として、重症患者の受け入れにも注力。また、退所したら終わりではなく、本人や家族の状況に応じてショートステイやデイケアの活用を推進する、在宅療養中も頼れる存在だ。夏冬など、高齢者にとって体力的に厳しい季節だけ入所するといった使い方も。
「設立から17年たち、以前利用された方のご家族からのご相談も増えています。困ったときに思い出していただければうれしいですね」と医療ソーシャルワーカーの安齋景子さんは笑顔で語る。
施設では見学会や講演会なども定期的に開催しており、近隣住民に身近に感じてもらえる施設をめざしている。

協和メディカルクリニック クリニック案内

健康維持のため、些細な不安がある際に
気軽に頼れる「最初の窓口」をめざす

北砂地区にあり、訪問診療や遠隔診療を含む、内科を中心とした外来部門と、人間ドック・健診部門を備える同院。外来部門は、人間ドック部門やグループ内の愛和病院、介護施設と迅速かつ密に連携し、当日の検査にも臨機応変に対応。家族みんなが安心して頼れる、かかりつけ医院をめざしている。

細野 紫麻子院長

細野 紫麻子院長
1993年北里大学医学部卒業。消化器全般に精通し、内視鏡治療などの経験を生かした診療を展開している。リフレッシュのためにジョギングすることが毎朝の日課。趣味は写真を撮ることとスキューバダイビング。

柴田 恵多先生

循環器内科
柴田 恵多先生
杏林大学医学部卒業。2017年より昭和大学江東豊洲病院循環器センター勤務。非常勤で木曜に診療。

野口 哲央先生

泌尿器科
野口 哲央先生
昭和大学医学部卒業。同大学江東豊洲病院の泌尿器科で助教を務める。非常勤で水曜に診療。

田中 健彦先生

呼吸器内科
田中 健彦先生
1969年東京医科歯科大学卒業。同大学附属の病院勤務、愛和病院院長を経て2019年より現職。

外来部門と人間ドック・健診部門を擁する同院では、地域密着型の予防・日常的疾患対応を行っている。健診をきっかけに風邪などで頼るようになったり、家族の受診をきっかけに全員がかかるようになったりと、地域の中で活用の輪が広がっているそうだ。愛和病院の前院長で、呼吸器内科が専門の田中健彦先生も同院の診療に加わり、常勤2人体制となった。ほかに、近隣の大学病院に在籍する循環器内科の柴田恵多先生、泌尿器科の野口哲央先生なども非常勤で診療。内科診療では、スギ花粉やダニのアレルギーに対する舌下免疫療法も開始した。気になる症状があれば、CT検査や超音波検査をできる限り当日中に行うなど、柔軟に対応するのも特長だ。
細野紫麻子院長は、職場や区で受診した健康診断の結果で不安や疑問を感じたときに、臆せず頼ってほしいという。
「一緒に健診結果を見ながら、今後どうするべきかを考えていきましょう。ちょっとした悩みにもお応えいたしますので、ご自身の健康を守るための『最初の窓口』として、当院をお使いいただければと思います」
愛着ある地域だからこそ、住民には病気が重く、つらくなる前に、気軽に受診してもらいたいそうだ。
長らく課題としていた待ち時間の長さが、予約システムを導入したことにより、だいぶ改善されたという同院。細野院長は、「予約枠には余裕を持たせているため、診療の中で、日頃からの健康の悩みやご家族の治療についてなど、『この際、聞いておきたい』というお話までじっくり伺っています」と話す。もちろん、急患にも柔軟に対応可能だ。
また、患者の利便性を考えて導入した遠隔診療も、利用する患者が少しずつ増えていると院長。出張先からも診療を受けられるほか、12時半まで対応しているので、仕事の昼休み中などに受診しやすいメリットがある。
「スマートフォンを通じて診療する仕組みなので、ITを使い慣れている若い層が積極的に活用されています。糖尿病管理など、一部、通院と組み合わせる必要のある場合もありますが、舌下免疫療法などにも適用できますので、ぜひお問い合わせください」
そのほか、同院が力を入れているのが、在宅患者への訪問診療だ。細野院長自ら、患者の自宅に足を運んでいる。長く外来を受診してきたが加齢のため、通院が難しくなった患者や、大学病院などでの急性期治療を終えた患者、がんなどで在宅療養を希望する患者などの相談が多いという。自宅での看取りにも対応している。
「ご本人に加え、ご家族にも寄り添うことを心がています。ご家族は、患者さんがこのまま自宅にいて良いのか、入院しなくて大丈夫かなど、ご本人以上に悩むもの。ご本人の希望を通して構わない、選ぶ権利があるのだと、安心していただきたいですね」

協和メディカルクリニック 人間ドック

西村 凡子先生

人間ドック・健診部門長
西村 凡子先生

2002年ドイツのライニッシェ・フリードリッヒ・ヴィルヘルム大学ボン医学部卒業。帰国後に日本の医師免許を取得。ボン大学医学部医学博士。日本消化器病学会消化器病専門医。多数の学会に参加し研鑚を積む。「患者の立場でものを考え、笑顔を忘れずに、スムーズに気持ちの良い健診を」をモットーに、ピロリ菌の撲滅と乳がん未検診ゼロをめざす。

マンモグラフィは女性技師を増員し、体制をパワーアップ

マンモグラフィは女性技師を増員し、体制をパワーアップ

受診者自身が画像を見ながら検査の様子を確認できる経鼻胃カメラを導入

受診者自身が画像を見ながら検査の様子を確認できる経鼻胃カメラを導入

受診者の満足度向上をめざし体制を整備
地域住民の健康を丁寧に守り続ける

高級感のあるホテルのような印象で、リラックスできる空間の人間ドック・健診部門では、消化器系の検査から婦人科検診まで幅広く対応。外来部門や提携する医療機関とも連携して、常に内容の充実と質の向上に努めており、毎年受診している受診者から「去年よりさらに良くなった」と評価される体制をめざしている。

開設から6年目に入り、受診者が順調に増え続けている同院の人間ドックや健診。かねて地域のニーズが高かったという消化器系の検査では、内視鏡検査をスムーズに行える経鼻の胃カメラも導入して、少しでも負担を軽減できるよう努めてきた。また、胃がんの原因となり得るピロリ菌の除菌治療にも積極的。江東区の健診で胃カメラが導入されるようになったこともあり、より多くの区民に関心を持ってもらいたいという。近隣の医療機関の経験豊富な医師が担当する曜日も増やし、ますます地域の要望に応えていく。
乳がん検診と子宮がん検診は、人間ドック・健診部門長の西村凡子先生が担当。特に乳がん検診については、女性技師を増やしてきたことが功を奏し、より多くの女性に受診してもらいやすい体制となったそうだ。早期に発見することで、治療の選択肢が広がる乳がん。「当院には専門的な研鑽を積んだ技師が多く所属しており、検診の精度を高め、維持しています。マンモグラフィと超音波検査は、年に1回、ぜひセットで受診してほしいです」と西村先生は呼びかける。
また、より総合的かつ精密な検査を行う人間ドックも推奨。がんや脳梗塞・心筋梗塞のリスク検査などオプションも多様だ。予約は15分単位ででき、検査は前回の結果を踏まえて実施。より丁寧でためになる人間ドックをめざしている。
「検査の質や満足度については、江東区一をめざしブラッシュアップしています。病気を見つけるだけでなく、『今年も何もなくて良かった』という安心感を得るためにも、人間ドックを活用していただきたいと思っています」

女性スタッフによる接遇

質の良いマナーや明るい笑顔で
心から受診者の健康をサポート

同院の人間ドック・健診部門では、医師や看護師、診療放射線技師、受付など、スタッフのほとんどが女性。女性らしいこまやかな対応を部門全体のモットーとし、より快適な健診を提供すべく、スタッフ全員が定期的な接遇研修などで研鑽に努めている。特にマンモグラフィなどでは、女性技師のほうが受診者に安心してもらえるという。また、多くのスタッフが子育て中か子育て経験の持ち主で、母親の気持ちに寄り添った接遇を行っているそうだ。

待ち時間の軽減やスムーズな案内、説明などに、スタッフ全員が心を砕いている

待ち時間の軽減やスムーズな案内、説明などに、スタッフ全員が心を砕いている

介護老人福祉施設 あじさい

明るく元気で、笑顔あふれるスタッフたち。利用者たちに真摯に向き合っている

明るく元気で、笑顔あふれるスタッフたち。利用者たちに真摯に向き合っている

リビングとキッチンがあるダイニングルームは入居者たちの憩いの場。冷蔵庫や調理器具も自由に使えて、おいしそうな料理の匂いや笑い声がしてくる

リビングとキッチンがあるダイニングルームは入居者たちの憩いの場。冷蔵庫や調理器具も自由に使えて、おいしそうな料理の匂いや笑い声がしてくる

広々とした個室は8畳ほどの大きさで、好きな家具などを置け、家族が泊まれるスペースもある

広々とした個室は8畳ほどの大きさで、好きな家具などを置け、家族が泊まれるスペースもある

座ったままの姿勢で入浴できるチェア浴用の浴槽。同施設ではこの浴槽2 台のほか、寝たままの姿勢で入浴できる浴槽1 台も備える

座ったままの姿勢で入浴できるチェア浴用の浴槽。同施設ではこの浴槽2台のほか、寝たままの姿勢で入浴できる浴槽1台も備える

優しく温かく穏やかな暮らしを守るため
「敬愛」と「和」を大切に向き合う

地元に密着した「新しい介護老人福祉施設」として親しまれている同施設。すべてのスタッフが「自分の親にしてあげたい介護、自分が受けたい介護」を念頭に置き、利用者とその家族が笑顔のある生活を送れるよう、きめ細かにサポートしている。「最後まで地元で暮らしたい」と望む人のために看取りまで総合的にケアを行う。

地域の人たちの「介護が必要になっても、自宅や家族から遠く離れずに暮らしたい。地域の中で家族や親しい人とともに、不安のない生活を送りたい」という声に応えたいと、平成18年にオープンした同施設。「地域の皆さんに支えられて、14年目を迎えることができました」と話すのは松戸ちえ子施設長。特別養護老人ホームは全室個室で、静かでゆったりとした雰囲気の中で自分らしい生活が続けられるよう、なじみの職員が利用者をサポートしている。個室とリビング、キッチン、くつろぎスペースなどの暮らしの場をひとくくりのユニットとし、生活しやすいように工夫しているそうだ。
一方、定員30人のデイサービスでは食事、入浴などの介護サービスやレクリエーションなどを日帰りで実施。また、定員10人のショートステイでは、家族の緊急時や介護負担の軽減のため、一時的に宿泊や食事、入浴などのサービスを提供している。さらに、居宅介護支援事業所として、利用者や家族の立場に立って一人ひとりの生活をサポートするケアプランの作成も行う。そのほか、地域の高齢者やその家族に向けた地域包括支援センターの窓口として、社会福祉士、保健師、ケアマネジャーが介護保険などさまざまな相談に応じる。
医療面でも隣接する愛和病院と密に連携。看取りも行っており、本人や家族の要望に応じ、その人にふさわしい最期を迎えられるよう、自信と誇りを持って看取りケアに取り組んでいるという。
「ここは病院ではなく介護が必要な方が暮らす生活の場です。だからこそ、優しく、温かく、穏やかな暮らしを送ってほしいと常に心に留めています」

居心地のいい環境づくり

利用者を癒やす看板犬の存在や
こまやかな情報発信が特長

利用者の生活の場として、居心地のいい雰囲気づくりに努める同施設では、16歳になる看板犬・ナルくんが活躍している。ナルくんの愛らしい姿は、利用者を癒やすだけでなく、施設全体をさらにぬくもりあるものにする役目も果たしている。また、利用者とその家族の不安を少しでも軽減するために、ホームページ上で介護士によるブログを開設。認知症に関する知識や当事者・家族の心の持ちようなどについてわかりやすく伝えている。

ナルくんの日々の様子はホームページ上のブログでも紹介されている

ナルくんの日々の様子はホームページ上のブログでも紹介されている

地域医療連携室

医療・介護にシームレスに対応する同会のサービスをわかりやすく広報

医療・介護にシームレスに対応する同会のサービスをわかりやすく広報

フットワーク軽く、地域の福祉関係者と密に連携
健康セミナーなど定期イベントで、住民との交流も

各施設の相談員から成る地域医療連携室では、主に入退院の調整を行う。地域の施設・病院やケアマネジャーから相談を受けるほか、パンフレットの配布や空室状況の連絡など、施設の認知度向上や、介護従事者、地域住民との連携に努める。相談員が自ら話を聞き、顔の見える関係を構築し相談しやすい雰囲気をつくるなど、こまやかな対応で、理事長からの信頼も厚い。「地域の方に親しまれ、いざというときに頼っていただけるグループでありたいのです」と医療ソーシャルワーカーの安齋さん。「年2回、健康セミナーも行っています。ぜひいらしてください」

愛育会の提供サービス 「法人全体で地域医療をサポート」

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