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医療法人社団東京ハートサミット 東京心臓不整脈病院

(東京都 江戸川区)

鵜野 起久也 理事長

最終更新日:2022/03/15

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心臓に関するすべての悩みに応えたい

平井駅南口から徒歩約2分の場所にある「東京心臓不整脈病院」は、地域の人々に長年親しまれてきた「西村記念病院」が2021年6月にリニューアルして誕生。不整脈に対するカテーテルアブレーションをはじめ、心臓に関する病気への専門的な治療で、地域医療に貢献することをめざしている。そんな同院の鵜野起久也理事長は、これまで大学病院の循環器内科准教授や基幹病院の不整脈部門長などを歴任してきた不整脈治療のスペシャリスト。同院でも、その豊富な技術や経験、知識を生かし、心臓の病気に悩む患者のQOLの向上に尽力している。「私たちは最適、最善、最高の医療を追求していますので、心臓の病気で思い悩んでいる方がいましたら、ぜひお越しいただきたいと思います」と話す鵜野理事長に、同院のことや心臓病治療にかける思いなどを聞いた。(取材日2022年2月14日)

病院の紹介からお願いいたします。

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当院は58床の心臓専門の病院で、不整脈をはじめとする心臓の病気をオールインワンパッケージで治療することをめざしています。私は心臓疾患の中でも不整脈の分野を専門に長年研鑽してきました。不整脈は特に治療が難しい分野で、治療の成功率にはばらつきがあります。そのため、自分の病気にある程度の知識を持つヘルスリテラシーが高い患者さんは、より良い治療を受けるために病院を探します。私は以前、不整脈治療で知られる総合病院土浦協同病院に在籍していましたが、なぜ茨城県の土浦に都内をはじめ全国から患者さんが訪れるのか疑問でした。私が北海道や千葉の病院にいた時も、東京をはじめ遠くから患者さんが訪れていました。つまり、東京だからといって良い医療を提供しているとは限らないのです。そういうこともあって、東京に心臓の病気の治療がちゃんとできる病院をつくらないといけないと思い、当院を開業することにしたのです。

こちらの病院では不整脈治療に力を入れているのですか?

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当院は心臓不整脈病院と称しているように、心臓病も診れば不整脈も診ます。私が医学生の頃、不整脈はどのように治療をすれば良いのかわからない、薬で様子を見るしかない不治の病のように思われていました。しかし今は違います。私が医師になってからは、カテーテルアブレーションという新しい治療が始まりました。加えていろいろな新しいデバイスも登場し、ものすごい勢いで治療法が進化して根治が期待できるようになったのです。しかし、そのことについてはまだまだ一般的には十分に認識されていません。当院は、不整脈の根治をめざして治療を行っている病院だと声を大にして言いたいです。また、心臓にはほかにも心不全や弁膜症といった病気もあります。当院では不整脈の治療をしっかりすると同時に、狭心症や心筋梗塞、心不全、弁膜症といった心臓のすべての病気をしっかり診ることを目標に体制を整えているところです。

診療で心がけていることは何ですか?

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一番大事なのは病診連携です。地域の先生たちとしっかりコミュニケーションを取って、治療が必要な患者さんたちをいかに根治へと導いていくか。心臓の病気でお困りの患者さんをご紹介いただいたら、私が診てコメントし、必要であれば治療をして、その後は地域の先生方がフォローをする、というかたちで地域の中で連携が図れれば、医療もより充実したものになるはずです。そのためにはまず、地域の人たちに不整脈はカテーテルアブレーションで根治がめざせることを知っていただきたいのです。開業医の先生方も、不整脈を薬だけで診ている方がいらっしゃるようであれば、カテーテルアブレーションについて知っていただけると、新たな可能性が広がるでしょう。心筋梗塞や狭心症だけでなく、心臓の慢性病といわれる不整脈や心不全をいかに治療していくか。循環器専門の病院として地域の先生たちと連携し、治せる病気をすくい上げお役に立てればと思っています。

今後の抱負はありますか?

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私は、ただひたすら患者さんを治し続けたいと思っています。信念を持ち、決してぶれることなく自分が良いと思う治療を行い、患者さんのQOL向上をめざしています。そう思うようになったのは、以前、80歳の登山家の患者さんを診療したことがきっかけです。その方は不整脈があって、診てもらった病院で治療ができないと言われ、登山も無理だとストップをかけられたそうです。しかしどうしてもその方はエベレストに登りたかったんです。私が「治ったら登れますよ」とお伝えしたら、「やっとそう言ってくれる先生に会えた!」とおっしゃって、その時の表情は今も覚えています。医師としてドクターストップをかけることは簡単です。しかし私は「ドクターゴー」をかけられる医師でありたいし、「あなたを治すことができる」と言ってあげたい。治る手段、可能性があるのなら諦めず、その技術や知識を常にブラッシュアップしてしっかり治すのが私のモットーです。

最後にメッセージをお願いします。

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地域の開業医の先生方に対しては、心臓の病気の治療でお困りの患者さんや、カテーテルアブレーションをはじめとする治療が必要だと思われる患者さんがいましたら紹介していただければ、治療の必要性や手術の時期についてご提案いたします。また、治療でお困りでなくても、心臓を専門とする当院で一度チェックさせていただければ、何かしらのお役に立てると思いますので、ぜひご相談ください。読者の皆さんに対しては、今受けている治療が本当に最適かどうか、自分にとって最適な治療とは何なのかを今一度考えてみませんか、とお伝えしたいです。場合によっては治療を一度リセットすることも検討してみてほしいのです。その際は、私たちが、成果が期待できる治療など、結果にコミットできるようなかたちで患者さんに貢献させていただきます。私たちは最適、最善、最高の医療を追求しています。心臓の病気で思い悩んでいる方がいましたら、ぜひお越しください。

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鵜野 起久也 理事長

1986年札幌医科大学卒業。国立循環器病センター(現・国立循環器病研究センター)心臓血管内科レジデント、米国留学、札幌医科大学第二内科講師、総合病院土浦協同病院循環器内科部長、東京医科大学八王子医療センター循環器内科准教授、札幌心臓血管クリニックハートリズムセンター長、千葉西総合病院不整脈センター長などを経て2021年より現職。日本循環器学会循環器専門医。医学博士。

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