循環器内科(社会福祉法人　仁生社江戸川病院)

最終更新日：2023/06/15

循環器内科

診療科・部門紹介

循環器疾患に対する先端の治療を追求するとともに心臓救急にも積極的に対応

循環器疾患の治療を病院内で完結できる体制を構築し、先端の医療を追求しながら心臓救急に積極的に取り組んでいる循環器内科。虚血性心疾患への経皮的冠動脈インターベンション術（PCI）、冠動脈内の動脈硬化巣を特殊なカテーテルで削り取る方向性冠動脈粥腫切除術（DCA）、不整脈に対するカテーテルアブレーション術など多彩な治療を提供している。救急においては東京都CCUネットワークに加盟し、狭心症や心筋梗塞など1分1秒を争う疾患に24時間365日体制でカテーテル検査・治療を実施。患者の年齢や病状、術後の日常生活動作（ADL）を含む総合的観点から、一人ひとりの患者に合った治療の選択をしている。

24時間365日体制。適切でスピーディーな対応を心がけている

スタッフ紹介

責任者

大平洋司副院長

1988年大分医科大学（現・大分大学）医学部卒業後、同大学臨床薬理学教室に入局。神戸市の中央市民病院、自治医科大学薬理学教室、横浜赤十字病院循環器内科などを経て、1999年江戸川病院循環器医長着任。同病院循環器内科部長を経て、2013年から同病院副院長就任。日本循環器学会循環器専門医。虚血性心疾患、不整脈、末梢血管などを専門とする。

メッセージ

なんでも気軽に相談できる身近な雰囲気がありつつ、内科的・外科的両方の高度な先端医療を受けられることは当院の最大のメリットであり、強みでもあります。冠動脈に対する経皮的冠動脈インターベンション術（PCI）のほか、不整脈のカテーテルアブレーション治療では通常のアブレーションだけではなく、心房細動に対してクライオバルーンという冷凍バルーンを用いたアブレーションを行っています。循環器疾患は症状によってあらゆる診療科との連携が必要になるため、診療科を超えた密な連携で、スピーディーかつ精度の高い診断・治療に努めています。また、命を救うだけではなく再入院を予防する治療という観点から心臓リハビリテーションを早期に開始し、元気に年を取って地域で長く暮らしていきたいという高齢の患者さんの願いをサポートしています。患者さんの中には、近隣クリニックからのご紹介や、インターネットで治療実績・手術件数を調べた上で来院する方が増えていますが、そういった方のニーズに応えられるよう幅広く、安心・安全な治療を実践できる施設をめざしています。気になることがありましたらご相談ください。

紹介医療機関の先生方へ

循環器内科は、院内の各診療科と強固な協力関係を築いており、個々の症例に対して、最適な治療法を検討しています。多様な循環器疾患に対し、先端の治療を含めて幅広く診ることができますので、患者さんの症状で気になることがあればいつでもご相談ください。今後は、微小血管狭心症の治療にも取り組んでいきたいと考えています。まだまだ未知な部分もある疾患ですが、診断や治療方法が少しずつ確立されてきていますので、当院でも精密な検査・診断と効果の期待できる治療を検討しながら進めてまいります。気になる患者さんがいらっしゃいましたら、ご紹介ください。