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医療法人社団津端会 京葉病院

(東京都 江戸川区)

津端 徹 院長

最終更新日:2020/11/25

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「丁寧な医療」で地域の人々の暮らしを守る

新小岩駅から車で約10分、国道14号線沿いに建つ「京葉病院」は、「丁寧な医療をすること」という大原則を軸として地域医療を行う病院だ。手術については、消化器外科と整形外科に力を入れており、急性虫垂炎や胆石、早期大腸がん、胃がん、骨折などを対象に、縫い方一つとっても丁寧な処置に努めている。外来は、毎日の内科・外科・整形外科はもちろん、大学病院などの専門の医師が担当する脳神経外科や糖尿病内科、泌尿器科などの専門外来も週1~3回ずつ設け、これらの科の患者についても、遠くの病院まで行かなくても診療が受けられるような体制づくりをしている。約15年前の病院建て替えの際には、検査をしたその日に診断が付けられるようにとコンパクトで精度の高いと感じられる検査機器を早くから導入。入院患者のために、院内コンビニエンスストアを設けたり、病棟から朝日・夕日を感じられる設計にしたりと、施設にも丁寧さや患者への優しさが溢れているのも特徴だ。温かい人柄を感じさせる院長・津端徹先生に話を聞いた。(取材日2017年12月14日)

50年以上、地域と共に歩んできた病院だと伺いました。

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もとは1961年に父が開院し、すい臓がんで亡くなった後に僕と弟で引き継いだものです。それまでは、東京警察病院で早期胃がんの治療や表在がん治療に有効的なレーザー開発などを行っていました。病院を継ぐにあたり、弟と2人で決めたのは、2人で全部の入院患者さんを診ることと丁寧な医療をすることです。例えば、「僕らの知らないうちに患者さんが入院して、アルバイトの医師が診て帰ってしまった」ということがないようにしたかったので、病床は2人で診られる限界の60床に。救急の際は全般に対応しますが、専門治療に関しては範囲を絞り、それ以外は信頼できる機関に紹介するようにしています。

専門治療ではどの分野に力を入れているのでしょう?

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僕の専門である消化器外科と弟の専門の整形外科です。消化器外科の中でも胃と大腸に注力しており、症状で言えば胆石や急性虫垂炎、早期大腸がん、胃がんの方が多いですね。整形外科も、脊椎と手以外の四肢体幹部分に注力しているので、最も紹介が多いのは骨折の方。またそれらの治療に伴い、必要なリハビリテーションと透析も行っています。東京都指定二次救急医療機関で、それほど重症ではないながら、今ひどくおなかが痛いとか、折れている、出血しているという人を受け入れる病院でもありますし、特に整形外科は手術が必要だと判断した場合は、迅速に行うことを心がけていて、その日か翌日には手術を行うことが多いです。それ他の、例えばすい臓がんや肺がんなどは、科ごとに週に1~3回専門の先生に診てもらっているので、精密な検査や治療が必要な場合は先生所属の大学病院などで入院や治療を行い、退院後はまた当院に通院してもらうようにしています。

専門以外の科についても、通院の拠点になっているのですね。

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そうですね。関連施設で多いのは東京警察病院や東京ベイ・浦安市川医療センター、都立墨東病院、東海大学医学部附属病院、透析なら三井記念病院、東京医科歯科大病院などですが、どこもここから遠いので、なるべく医師を出してもらって、患者さんがうちに来てもらえさえすれば診察から検査が必要かの判断、術後の定期診療まで受けられるようにしています。うちは地域医療を担うことを使命とする病院ですが、そのために大事なのはただ地域にあるだけではなくて、地域の人の暮らしや日常、生活の一部であることだと思うんですよ。例えば、この辺りは普段、仕事場の作業着や普段着の人が多いんですが、大きな病院などでは待合室のほとんどの人がスーツなので、そのままじゃ恥ずかしくて行きづらいとという話もよくお聞きします。一方、うちはネクタイをしている人はドクターか業者の人ぐらい。それぐらい日常の一部として来られることは大事だと思っています。

先生ご自身が、診療の際に大事にされていることは何でしょうか?

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なるべく言い返しやすい聞き方をすることでしょうか。例えば胆石の患者さんがいるとして、「胆石なのでこういう手術をします」という言い方はせず、「胆石の手術にどういうイメージがありますか」や「医療に対して怖いと思うことはどんなことですか」ということから聞いています。僕の息子と娘がそれぞれ自然気胸と急性中性炎穿孔になったことがあり、その時も術前にほかの患者さんと同じように手術の説明をしたんですが「聞きづらい」と言われてしまって。そこからどんな話し方がいいかと考えて、現在の形になりました。患者さんの質問に答えながら、不安を解消するようにしています。また手術に関して大事にしているのは、毎回患者さんに負担が少ない形でスマートに完了すること。「先生すごいですね、ありがとうございました」と言われるより、「最近の手術はこんなに楽なんですか?」と言われたいと思って頑張っています。

最後に、今後の展望について一言お願いします。

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僕も弟も年をとっていくので将来のことまではわかりませんが、医療行政にあまり振り回されずに、地域の人たちが病気で困ったときに、何かできる場所であり続けたいなと。僕たち兄弟の子ども4人も医学・薬学系に進んでいるので、彼らがここを拠点にこの町に貢献してくれたらうれしいし、そうでない時は老人保健施設のようなものを作れればと思っています。またもっと近い未来の話では、外来が混みすぎて患者さんを長い間待たせてしまうことが常態化してしまっているので、何とか待ち時間を減らしたいところです。また、毎日17~19時受付の夜間外来を行っており、スタッフにも頑張ってもらっているので、その負担軽減も課題ですね。夜間外来の縮小も考えたのですが、受付の締め切りが17時だと仕事を休まないと来られないですし……。やはりその時間でしか受診できない人もいるので、何とか続けていければと思います。

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津端 徹 院長

東京警察病院などでの勤務を経て、1996年に医療法人社団津端会理事長兼京葉病院院長に就任。消化器・一般外科・救急・総合診療・内視鏡を担当。日本外科学会外科専門医・日本救急医学会救急科専門医・日本消化器病学会消化器病専門医・日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医。医学博士。

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