社会福祉法人 仁生社江戸川病院高砂分院

- 東京都葛飾区西水元4-5-1
- 内科
- 整形外科
- リハビリテーション科
- 循環器内科
- 消化器内科
- 糖尿病内科
- 泌尿器科
目次
同院の最大の強みは、医療と福祉を一体化させたサービスを提供できる点だろう。敷地内には3つの居住型施設があり、その一つである養護老人ホーム「高砂園」は、経済的理由や障害、虐待などのため家庭で生活できない高齢者が入居する措置施設だ。入居対象となるのは、介護の必要がなく身の回りのこともある程度できる人。同園では食事の提供や健康管理など、一人ひとりの人格を尊重したケアやサービスを提供する中で、社会復帰に向けた自立を支援する。また、介護が必要になった場合の次の生活場所を探すのも同園の役割。入居者を敬う気持ちと家族のような想いを大切に、温かなサービスを提供し続ける地域のセーフティーネットといえる。
患者の自立をめざし援助に尽力している
同院に併設する「中川園」は、都内でも長い歴史を持つ特別養護老人ホームだ。時代に合わせて増築を重ね、施設の安全性と利便性を高めながら、高齢者とその家族が安心できる福祉環境を提供し続けてきた。中でも大きな特徴は、身体面・精神面双方から入居者の健康を考え、少人数グループでのユニットケア型の介護サービスを提供していること。サービス計画の立案にあたっては、家族との足並みをそろえることを重視し、随時希望を聞きながら適切なケアにつなげている。また条件に応じて介護度の低い人も受け入れ、通院の付き添いや健康管理を含む生活援助、リハビリテーションを提供するなど、すべての人のQOL向上と自立支援に力を注ぐ。
豊かなふれあいのある生活の場をめざす
「中川園」と同じく同院に併設し、日常的に介護が必要な地域の高齢者を支えるのが「水元園」だ。同園がめざすのは、高齢者の尊厳を守る個別ケアの提供。画一的な介護では入居者の思いを十分にくみ取ることができないという考えから、介護度や症状に応じて介護手法を選択。介護度が低くコミュニケーションの図りやすい人には、ユニットケア型のサービスを提供し、介護度が高く思うようにメッセージを発信できない人には、培ってきたノウハウを生かした適切なケアを提供するなど、時代のニーズに合わせ個々に寄り添った介護を追求する。その他、介護者の負担軽減を目的に、一時的な空きが出た場合に短期入所できるショートステイにも対応している。
利用者のニーズに応える努力を重ねている
医療・福祉・介護サービスを包括的に提供する江戸川病院グループの一つである同院では、そのネットワークを生かし、法人内施設とのスムーズな連携を図る。例えば、高齢者は退院後すぐに自宅に戻るのが難しい場合や、戻ったとしても通院でのリハビリテーションが必要な場合がある。家族が不安を抱えるケースも多く、相談窓口が必要なことも。そうしたニーズに合わせ、同院では「水元ふれあいの家」「奥戸くつろぎの郷」「第二奥戸くつろぎの郷」「水元在宅サービスセンター」「地域包括支援センター」と協働。「みんなのしあわせとおもいやり」をモットーに、各施設と情報共有しながら誰もが住み慣れた町で安心して暮らせるようバックアップする。