最終更新日：2023/06/29
武蔵野陽和会病院
- 東京都武蔵野市緑町2-1-33
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泌尿器科
診療科・部門紹介
尿路がんへの腹腔鏡手術や前立腺肥大症へのレーザー核出法（HoLEP）など多彩な治療を展開
前立腺肥大症を含む排尿障害や尿路結石をはじめとする良性疾患から、前立腺がん、膀胱がん、腎臓がんといった尿路がんの治療まで、腎臓、膀胱、尿道、前立腺、生殖器の疾患を扱う。がん治療ではほぼ全例で内視鏡や腹腔鏡による低侵襲手術を実施し、早期の回復と機能の温存をめざしている。前立腺肥大の手術については、レーザー核出法（HoLEP）を採用。また外来では、膀胱炎や腎盂腎炎といった尿路感染症、過活動膀胱などに広く対応。婦人泌尿器科疾患である膀胱脱や尿漏れについては薬による治療は同院で行い、手術治療が適している場合には専門施設へと紹介。初診で検査、診断、結果説明、手術日程の決定までを行う迅速な診療も特徴的だ。
先進の機器を揃え、泌尿器疾患にアプローチ
スタッフ紹介
責任者
長倉 和彦理事長
1976年慶應義塾大学卒業後、同医学部泌尿器科学教室に入局。関連病院勤務、琉球大学医学部助手、防衛医科大学校講師などを経て武蔵野陽和会病院。泌尿器科医長を経て2001年より現職。慶應義塾大学医学部客員教授などを歴任。日本泌尿器科学会泌尿器科専門医。東京泌尿器科医会会長。医学博士。
メッセージ
当院では、患者さんのお話を聞いてできる限り寄り添うことで、病気について正しく理解していただけるような診療を心がけています。排尿障害で受診することは男性にとっても女性にとってもまだまだ敷居が高いようですが、夜間トイレに行きたくて何度も起きる、おしっこが出づらい、血尿が出るといった症状は生命に関わる危険な病気がその原因となっていることがあるので、放置せずに早目にご相談ください。高齢になって筋力が低下し結果的に骨折などのトラブルが起こる状態を示すフレイルという言葉は、整形外科などから広がり今や全診療科でも使われています。例えば泌尿器科では、排尿障害のある人は、オムツを履くことで行動範囲が狭くなるなど日常生活に制限ができてしまいます。排尿に起因するフレイルの状態をなるべく改善させるための全診療科による取り組みも始まっていますので、排尿に関して気になることがあればいつでも当院を受診してください。
スタッフ
小原 玲泌尿器科医長
1999年島根大学医学部卒業。2014年より現職。日本泌尿器科学会泌尿器科専門医。
メッセージ
泌尿器科の外来診療をしていて最近感じているのは、10年、15年前と比べて診察に来る患者さんの年齢層が上がり、より高齢の人が診察に来ているということです。それはつまり、診察に来られるくらいの日常生活を送っている高齢者が増えているということではないかと考えています。地域に住むご高齢の方々の健康寿命の延伸につなげるため、当科では排尿トラブルの症状改善をめざし治療に取り組んでいます。昔からおしっこは健康のバロメーターといわれています。おいくつになってもおしっこの不都合を感じたら我慢せずに診察を受けてください。それが皆さんの健康寿命を延ばす一つのきっかけになるかもしれません。
診療実績
【期間】2022年1月～2022年12月
紹介医療機関の先生方へ
当院の強みは小規模の病院らしく、紹介を受けたら、検査をして、診断をつけて、患者さんに説明をして、手術の日程を組むこともできるだけ初診時に行い、次に来ていただくのは入院の日ということができることです。早く適切に診断し、なるべく早く問題解決して、地域の先生方へ患者さんを逆紹介したいと考えています。排尿障害などお困りの患者さんがいらっしゃいましたら、ご紹介いただければと思います。
