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最終更新日:2023/04/05

国家公務員共済組合連合会選定療養費あり
九段坂病院

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  • 東京都千代田区九段南1-6-12
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脳神経内科

診療科・部門紹介

認知症予備軍への医療的介入へ。多角的なアプローチによる先制医療の実現をめざす

脳卒中や頭痛、てんかん、パーキンソン病、認知症、多発性硬化症など、幅広い脳神経内科疾患に対応。疾患のサインとなるふらつきやしびれは整形外科疾患とも重なるため、診療科同士の連携を強化し、疾患の早期発見・治療につなげている。さらに、千代田区で高齢化が進んでいることを背景に、認知症の予防にも注力。認知症の3分の2を占めるとされるアルツハイマー型認知症の新薬開発の動向に着目し、東京医科歯科大学と連動して認知症予防の外来も立ち上げた。健常と認知症の間のグレーゾーン状態である軽度認知障害の段階で原因を突き止め、多角的なアプローチで医療的介入を行うための先制医療の実現に向けて体制を構築中だ。

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軽度認知障害の段階で診断し、早期治療をめざす

スタッフ紹介

責任者

Dr1

山田 正仁院長

1980年東京医科歯科大学卒業。2000年より金沢大学神経内科教授を務め、2021年より九段坂病院副院長、2022年4月より院長。金沢大学名誉教授、東京医科歯科大学特命教授。日本神経学会神経内科専門医。専門分野は脳神経内科全般・認知症・脳老化・アミロイドーシス。

メッセージ

当科では脳神経系の病気を広く診療していますが、特に認知症の「先制医療(病気へ進行する前に予防的な介入をすること)」に力を入れています。正常ではないが認知症でもないグレーゾーンである「軽度認知障害」や「初期の認知症」の方々に受診していただき、原因となっている病気の原因を特定し方針を立てます。軽度認知障害や認知症の約3分の2はアルツハイマー病が原因ですが、根本的な治療効果が期待される新薬の開発が急速に進んでおり、今後その診療が大きく変化することが見込まれています。当科の「認知症予防の外来」では丁寧な診察や検査を行い、治療や認知症への進行予防、生活指導等を行っております。また、当院の人間ドックに「専門性に特化した脳ドック」を立ち上げ脳画像検査ばかりではなく脳神経系診察や認知機能検査を含むチェックを行い、皆さまの脳の健康づくりをサポートしています。さらに、当院には千代田区の高齢者サポートセンターが併設されており、行政と協働して地域全体の認知症支援に貢献しております。ご心配なこと、ご不明のことがあれば、お気軽にご相談ください。

スタッフ

Dr2

三條 伸夫部長

1990年東京医科歯科大学卒業。専門分野は神経内科学全般、認知症および指定難病であるプリオン病。2016年に東京医科歯科大学大学院脳神経病態学分野特任教授。2021年より現職。アジア太平洋プリオン研究会理事。日本神経学会神経内科専門医。

メッセージ

社会の高齢化が進む今日では、認知症をはじめとする脳神経系の病気に対する診断のニーズが飛躍的に高まっております。当科ではさまざまな脳神経系の病気の中で、特に認知症に力を入れており、3人の経験豊富な医師が進行度に応じて最善の治療をめざしております。しかし、軽度認知障害の原因を早い段階で診断するには高度な専門性が必要とされる一方で、高齢の方の増加に伴い潜在的な患者さんの母数も増加傾向にあります。気になることがあればぜひ一度、認知症予防のための診療を開始する当科にご相談ください。

Dr2

内山 由美子医長

1995年群馬大学医学部卒業後、東京女子医科大学病院神経内科入局。専門分野は神経心理学・認知症・脳神経内科全般。2019年より現職。日本神経学会神経内科専門医、日本内科学会総合内科専門医。認知症の治療では薬以上に「地域で支える」仕組みづくりが重要だと考え、行政との連携にも注力。日本神経心理学会評議員。

メッセージ

ふらつきやしびれといった脳神経内科疾患を知らせるサインは、整形外科疾患にも見られます。脊椎・脊髄疾患を疑って整形外科を受診したものの、脳梗塞やパーキンソン病の疑いで脳神経内科を紹介されるケースも少なくありません。当然、その逆もあり得ます。当院ではすべての患者さんが早期に適切な治療を受けることができるように、診療科同士の連携を強化しています。気になる症状がありましたら、早めにご来院ください。また、頭痛や物忘れなど認知症の不安がある方は、ご家族の同行をお勧めしています。高齢のご両親がいる方は時々連絡を取り、異変がないかを確かめるようにしましょう。何でもお気軽にご相談いただけるとうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

専門性に特化した脳ドック(頭部MRI・MRA検査のほか、公認心理士による認知機能検査、脳神経内科/認知症の専門医師による脳神経系の診察を含む):5万5000円

紹介医療機関の先生方へ

当科では神経内科を専門とする3人が在籍し、脳神経内科疾患に対する専門的な治療を行っています。中でも、超高齢社会を背景に、認知症の予防に対して積極的に取り組んでいるのが特徴です。アルツハイマー型認知症の新薬開発の動向を見据えて、東京医科歯科大学と連動し、2021年6月には「認知症予防の外来」をも開設しました。軽度認知障害の段階で診断し、早期治療につなげていく先制医療の実現をめざしています。その他の疾患についても、必要に応じて他科と連携し、早期治療に取り組んでいきます。気になる患者さんがいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。

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