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最終更新日:2022/12/19

国家公務員共済組合連合会
虎の門病院

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  • 東京都港区虎ノ門2-2-2
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脳神経・血管外科

診療科・部門紹介

脳や脊髄の血管疾患に対する脳血管内治療専門の診療科。先進の医療も早くから導入

脳神経疾患の中でも脳や脊髄の血管疾患を扱う脳神経・血管外科では、脳動脈瘤、頸動脈狭窄、脳動静脈奇形、硬膜動静脈瘻などに対する血管内治療を行っている。切らずに足の付け根から細いカテーテルを入れて治療をする血管内治療は、体へのダメージが少なく、入院期間も短く早期に社会復帰できるのが大きなメリットだ。脳動脈瘤の治療では、通常のコイル塞栓術だけではなく、フローダイバーターという特殊なステントを使った治療も積極的に実施。この方法は治療できる医療機関が限られているが同科では早くから取り組んでいる。また、高い技術が要求される脳動静脈シャント疾患に対するカテーテル治療にも力を注ぐ。
■HPはこちら

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患者への負担を低減する、先進の治療法を導入

スタッフ紹介

責任者

Dr

鶴田 和太郎脳神経血管内治療科部長

1998年筑波大学医学専門学群卒業後、同大学脳神経外科に入局。茨城県内の病院で脳神経外科一般臨床を学び、2014 年筑波大学脳神経外科脳卒中予防・治療学講座准教授に就任。2015年フランスのHopital FOCHにてシャント疾患に対する脳血管内治療を学び、2016年11月から現職。専門は、脳動脈瘤、頸動脈狭窄、急性期脳梗塞、硬膜動静脈瘻、脳動静脈奇形、脊髄血管奇形。

メッセージ

脳動脈瘤は破裂するまで気づくことができないため、未然にくも膜下出血を防ぐためには頭部のMRIを撮るしか方法はありません。そこで40歳代の人は5年に1回、50〜60歳代の人は何もなくても2、3年に一度は脳の状態をチェックしていただきたいと思います。検査の結果、血管が狭ければ早めにステントで広げる処置をすることや、動脈瘤があることのリスクが高まる前に治療をすることもできます。 実際に当科では、未破裂脳動脈瘤の患者さんや、血管が狭くこの先脳梗塞が起こることを心配する患者さんにも多く対応しています。動脈瘤が見つかったとなれば不安も大きいと思いますが、実際には動脈瘤が見つかって破裂するリスクは年間数パーセントと言われており、必ず治療をしないといけないわけではありません。経過観察で問題ないこともあるので、治療することのリスクと天秤にかけながら、まずは正しく状況を見極めて患者さんと相談しながら今後の方向性を考えています。最終的に治療をすることになれば、当科の強みである血管内治療は患者さんの体への負担が少ない治療です。一生懸命に取り組んでいますので、まずは外来を受診してください。

紹介医療機関の先生方へ

脳神経疾患における血管内治療はまだ新しい治療なので、わかりづらいことも多いかと思います。患者さんが血管内治療にご興味があるようであれば、説明を聞きに来られるだけでもいいので気軽にご紹介ください。治療が必要になりそうな人はもちろんですが、そうでない人も血管内治療がどういうものなのか知りたいという方には丁寧にご説明差し上げます。当科では、低侵襲で、安全面への配慮および有用性も開頭手術と同等レベルの脳血管内治療を普及させたいという気持ちで日々取り組んでいます。クリニック向けの勉強会の開催とともに日常の診療でも普及に貢献していきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

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