独立行政法人地域医療機能推進機構

東京高輪病院

診療科・部門紹介

腎臓の病気全般に対し、専門的な検査や治療に対応。将来の人工透析や心血管疾患の予防をめざす

蛋白尿や血尿などの二次検診から腎炎、慢性腎臓病などの治療、人工透析まで腎臓疾患を幅広く、最初から最後まで診ることをめざしている。腎炎や慢性腎臓病などが疑われる場合には、腎生検を積極的に実施。臨床初見とも合わせながら診断し、食事・運動指導や薬物療法を組み合わせて腎機能障害の進行の抑制に努めている。また、透析療法にも取り組んでおり、腹膜透析と血液透析の両方を提供。加えて、透析シャントトラブル対応にも力を入れており、血管外科を専門とする非常勤医師とも連携しながら実施している。診療では、ガイドラインを基本としながらも、患者一人ひとりの生活背景なども考慮したオーダーメイドの治療を心がけている。

スタッフが力を合わせて、時代のニーズに合った医療を発信する

透析室

スタッフ紹介

責任者

式田 康人先生

2009年大阪医科大学（現・大阪医科薬科大学）卒業後、昭和大学腎臓内科に入局。大阪府済生会中津病院勤務などを経て2023年より現職。日本腎臓学会腎臓専門医、日本透析医学会透析専門医、日本内科学会総合内科専門医。

メッセージ

腎臓病が悪化すると最終的には人工透析が必要になるほか、心血管疾患のリスクが著しく上がることがわかっています。そのようなことにならないようにするためには、腎臓病の早期発見が大切です。特に、腎臓の病気は自覚症状が出たら末期のことがほとんどです。ですから、定期的に健康診断を受けることや、その結果でクレアチニン値が高かったり、検尿でタンパク質や潜血などの異常が出たりしたら、自覚症状がなくても専門の医師の診察を受けることが大切です。当科では、話しやすい雰囲気を大切にしており、患者さんとは世間話なども普通にしています。健診で異常があったら検査結果をお持ちになって、緊張せずに受診していただければと思います。

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