東京慈恵会医科大学附属病院の特徴 | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

病院・総合病院・大学病院8176件掲載中(2020年05月29日現在)

病院・クリニック・医者検索

ドクターズ・ファイル

求人・転職・仕事情報を探す

ドクターズ・ファイル ジョブズ
1

東京慈恵会医科大学附属病院

1881年創設から培ってきた医療技術と慈愛の心で、新しい時代のニーズに応えていく

時代に合わせた高度先進医療とともに
患者中心の温かい全人的医療を展開

井田 博幸院長

井田 博幸院長

1981年東京慈恵会医科大学卒業。米国ジョージタウン大学小児科への留学後、2008年から東京慈恵会医科大学小児科学講座担当教授を務める。2019年4月現職。専門は小児科で、特に先天代謝異常症の研究・臨床に長年尽力、中でも小児先天性代謝異常症のゴーシェ病の研究に注力。日本小児科学会小児科専門医。厚生労働省社会保障審議会専門委員、日本医師会予備代議員、難病指定医、小児慢性特定疾病指定医。

明治15年に「有志共立東京病院」として開設された『東京慈恵会医科大学附属病院』では、建学の精神である「病気を診ずして 病人を診よ」に基づき、病気の治療だけでなく患者全体を診る全人的医療を展開している。
特定機能病院として高度医療を中心に先進的な取り組みを進めてきた同院では、令和2年1月に新外来棟と小児・周産期医療棟をオープン。新棟の開設にあたっては「原点回帰」をコンセプトに、同大学の精神でもある「社会貢献の精神と慈愛の心を基本とする医療」、「医学を基礎にしながらも人間味のある医療」、「患者さんを中心とした全人的な医療」の3つを理念として掲げ、患者が「Happiness」を実感できる医療の実現をめざす。
「時代の変化に合わせて新たなニーズに対応する医療を展開するのが私たちの使命です。患者さんに寄り添う『慈恵の心』は変わらず持ちながら、新しいことにチャレンジしていきたいと考えています」と井田博幸院長。

新外来棟オープン

2020年1月4日の新外来棟オープンに伴い、同院は都内有数の広さ、アメニティーを有する都市型病院へと生まれ変わり、新たな一歩を踏み出す。同時に新設された母子医療センターでは、高度で先進的な母子医療、包括的な母子医療を提供する。2層の連絡通路で外来棟と同センターを直結させることで、手術室から集中治療室へのスムーズな移動ができるほか、緊急時専用の通路が確保できるなど機能的な構造になっている。職員が一丸となってこの施設を活用し、患者とその家族から高い満足度が得られるよう、今後も進化と成長を続けていく。

先進の医療機器

ハイブリット手術室対応の多軸透視・撮影システム

ハイブリット手術室対応の多軸透視・撮影システム

多様な手術に対応できる多目的手術室

多様な手術に対応できる多目的手術室

先進の医療機器を配置
患者への負担が少ない医療を実現

同院は泌尿器科でロボット支援手術を導入したほか、先端の検査機器であるPET-CTを、がんの早期発見などに役立てていく方針だ。
また同院では、充実した画像診断設備を備えており、3テスラのMRI(磁気共鳴画像装置)を4台、1・5テスラMRIを1台、2管球CT3台を含むマルチスライスCTを5台保有、高速・高精度・低被ばくの検査を短時間で実施する。
放射線治療においては、複数の病変に対して一度に治療できる高精度放射線治療装置を設置。強度変調放射線治療(IMRT)、画像誘導放射線治療(IGRT)が可能になった。

高度専門医療への対応

約500㎡のリハビリ施設。高度で専門的なリハビリテーションを実施

約500㎡のリハビリ施設。高度で専門的なリハビリテーションを実施

新外来棟では、再生医療を行う際の細胞調製施設を備えた

新外来棟では、再生医療を行う際の細胞調製施設を備えた

各診療科の強みを活かした
特色ある医療を展開

外来棟5階には腫瘍・血液内科、乳腺・甲状腺・内分泌外科、緩和ケア診療部、外来化学療法室を集約し、がん患者に対応する。
先端の撮影装置を備えたハイブリッド手術室では、カテーテルやステントを用いた低侵襲手術や、脊髄、頭蓋底、心血管に対する高難度手術を実施する。また、大腸内視鏡検査ではAI技術による診断支援システムの開発に取り組む。また、同大学では再生医療・細胞治療の研究・研究支援を行う。
その他、リハビリテーション施設では、脳脊髄に対するrTMSや、心臓リハビリなど高度で専門的なリハビリテーションを実施する。

患者サポート

患者と同院をつなぐ窓口として、質の高いホスピタリティーを実践する

患者と同院をつなぐ窓口として、質の高いホスピタリティーを実践する

リラックス空間で
多様なニーズに対応

ホテルのロビーのようにリラックスして過ごせる新外来棟1階にはサポートエリアを創設。院外の医療と介護資源をつなぐコンシェルジュの役割を担う患者支援・医療連携センターを中核に、医療ソーシャルワーカーによる医療福祉相談や看護師による在宅療養相談に対応する。また新たに設けられた入退院支援室、手術ケア部門では入院手続きからオリエンテーション、麻酔科医師による診察までをワンストップで実施。さらに栄養指導やセカンドオピニオンの外来なども含め、多面的な患者サポートができるエリアとなっている。

母子医療センター

森田 紀代造先生

母子医療センター長/教授
森田 紀代造先生

1980年東京慈恵会医科大学卒業。2001年母子医療センター開設、2005年より同大学心臓外科学講座教授。2006年小児心臓外科部門教授を経て、2008年より現職。医学博士。日本心臓血管外科学会心臓血管外科専門医、日本外科学会外科専門医。日本成人先天性心疾患学会理事。

明るいコーディネートカラーがかわいらしい、小児部門の外来待合フロア

明るいコーディネートカラーがかわいらしい、小児部門の外来待合フロア

ハイリスクのお産に対応できるよう備えられた分娩室。周産期の救急患者に迅速に対応

ハイリスクの出産に対応できるよう備えられた分娩室。周産期の救急患者に迅速に対応

多角的かつ集約的高度医療により
胎児から大人まで人の一生を守る

東京都の指定する周産期母子医療センターとして機能してきた同院が、新たに、集中治療を網羅した母子医療センターをスタート。周産期から高度小児医療まで、医科大学の附属病院として、国内では数少ない病院機能に直結した自己完結型の高度母子医療を展開する。

周産期医療と小児の総合的医療の両方を併せ持つ新センター。母体の合併症や妊娠中のトラブルで、ある程度以上のハイリスク出産が見込まれる患者を積極的に受け入れる。それと同時に、ハイリスク出産の場合、新生児の有病率が高いことから、小児の高度医療に必要な小児科以外の外科系の診療科もそろえ、院内で治療が完結できる体制を整えている。
同センターでは、一般的な小児疾患、循環器など専門の外来、ワクチンや検診の外来受付を1カ所に集約しながらも、内部では感染予防のため分離する配置を実現。産科については、これまで生殖医療と同じフロアだったが、不妊症の患者への配慮から新センターには産科のみを開設。MRIやエックス線も同センター内に設置した。
また、小児の疾患には移行期があり、成人してもその病気に特化した診療を受診する必要があるため、成人の診療部門ともうまく情報共有する必要があると森田紀代造センター長。
「僕の専門は先天性心疾患ですが、生まれながらに先天性心疾患を持っている患者さんの半分以上は18歳以上。そこで、大人の先天先心疾患を診るユニットも当センター内に開設しました。小児科の医師と成人を診る医師が協力して診療をすることで、小児から成人まで途切れずに受診できる医療を担っていきます」
胎児から新生児、乳児期を経て、子どもそして大人になり次の世代を育むという、ライフサイクルのどこであっても一人の患者をずっと診ていく「成育医療」がコンセプト。子どもたちの健やかで明るい未来のために、広く母子の健康を支えていく。

PICU、MFICU

重症小児やハイリスク出産に対応
母体、胎児、小児の集中治療室

新センターには、小児患者専門集中治療室(PICU)と母体胎児集中治療室(MFICU)を設置。4床から8床に増床したPICUでは、小児科看護の専任ナース、臨床工学技士、小児科および小児外科系の医師が先天性心疾患などの術後管理を行っている。また、MFICUでは、前置胎盤や胎盤癒着などによりリスクの高い母体や胎児に緊急性に従って対応。麻酔科の医師や小児治療チームが待機し堅固な体制を整えることで、不測の事態や緊急事態に備えている。

小児集中治療管理室(PICU)。集中治療により、多くの小児患者の救命を行っている

小児集中治療管理室(PICU)。集中治療により、多くの小児患者の救命を行っている

消化器・肝臓内科

猿田 雅之先生

消化器・肝臓内科診療部長/教授
猿田 雅之先生

1997年東京慈恵会医科大学卒業。医学博士。専門は消化管。日本内科学会総合内科専門医、日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医、日本肝臓学会肝臓専門医。

各分野のプロフェッショナルが集う

各分野のプロフェッショナルが集う

定例で行われるカンファレンスでは、医師以外の多職種を交えて情報交換を行い、連携強化を図っている

定例で行われるカンファレンスでは、医師以外の多職種を交えて情報交換を行い、連携強化を図っている

4つの分野に分かれ専門的診療を提供
炎症性腸疾患など難病にも対応

消化管班、肝臓班、胆膵班、腫瘍班の4つに分類され、それぞれの専門性を発揮し質の高い医療を提供している同科。食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肝臓、胆囊、膵臓の8臓器をフィールドとする、最も多くの臓器を診ている診療科であり、良性疾患から悪性疾患まで網羅している。

消化管班が注力するのが、猿田雅之診療部長が専門とする炎症性腸疾患だ。先端の検査や薬を扱うと同時に、国際的治験にも参加。同院で1038人(平成30年12月末時点)を、さらに附属3病院も含め多くの患者を診ている。肝臓班では、自己免疫性肝炎や原発性胆汁性胆管炎の診療を、胆膵班は、増え続ける膵臓がんの早期発見・診断のための超音波内視鏡の技術向上に尽力。腫瘍班は多様な抗がん剤に精通し、外科との連携で術前・術後の抗がん剤管理を行う。
また、地域医療機関との連携も密で、情報共有しながら二人主治医制により患者を支える。日々の診療では、患者の話をよく聞き、情報をシェアしながら一緒にゴールをめざすことで患者の満足度を向上。今後は、検査受診の啓発にも力を入れ早期発見につなげていく。
「普段と違うおなかの違和感や下痢があれば、ぜひ受診を。早い段階で適切な治療をすれば、普段どおりの生活に早く戻ることができると思います」

腫瘍・血液内科

矢野 真吾先生

腫瘍・血液内科診療部長/教授
矢野 真吾先生

1989年東京慈恵会医科大学卒業。国立東京第二病院内科研修医、同大学第3内科医員、1998年米国国立衛生研究所客員研究員などを経て2017年現職に就任。日本内科学会総合内科専門医、日本血液学会血液専門医。

外来化学療法室では、ベッド5 床とリクライニングチェア18 床を用意

外来化学療法室では、ベッド5床とリクライニングチェア18床を用意

防御環境室。空気を無菌化することで経気道感染を防ぐ

防御環境室。空気を無菌化することで経気道感染を防ぐ

科学的根拠のある標準治療を採択
患者の意思を尊重するACPも導入

同科では、一般的な血液の病気から、急性骨髄性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫といった造血器悪性腫瘍を対象に、最初の診断から治療までに一貫して対応。外科との連携で乳がん、食道がん、膵臓がん、原発不明がんへの集学的治療や、がんゲノム医療、細胞移植療法にも取り組む。

血液良性疾患、造血器悪性腫瘍、がんの化学療法について、質の高い標準治療を提供。臨床治験にも積極的に参加し、先端治療に対応できる環境を整えている。同科では全科に先駆けて、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)を開始。看護師が介入し、最期をどのように迎えたいか、本当に受けたい治療はどれかなど患者の思いを丁寧に聞き、治療法を選択していく。また、普段の生活を維持しながら治療を継続できるように就労支援も積極的に行う。
「時間を重ねてお話をすることで、人生設計を確かめながら治療方針を決めていきます」と矢野真吾診療部長。
新外来棟では、誰でも気軽に立ち寄れるようにとの配慮からがんサロン「ソレイユ」を1階に開設。
「悪性腫瘍は今や治療を諦める病気ではありません。適切な治療を提供するとともに患者さんとご家族のサポートもいたします。最後の砦となって、患者満足度の高いがん医療を提供いたします」

血管外科

大木 隆生先生

血管外科診療部長/教授
大木 隆生先生

1987年東京慈恵会医科大学卒業。2005年米国の大学病院の血管外科教授に就任。帰国後2006年より現職。2007年より東京慈恵会医科大学外科学講座統括責任者。日本外科学会理事。日本心臓血管外科学会専門医・理事。

培った技術を伝えることに余念がなく、後進の育成にも励む

培った技術を伝えることに余念がなく、後進の育成にも励む

手術が難しい弓部大動脈瘤を独自開発のステントグラフトで治療

手術が難しい弓部大動脈瘤を独自開発のステントグラフトで治療

大動脈瘤の手術件数が豊富
独自の手術で患者を救う最後の砦

心臓と脳以外におけるすべての血管を扱う血管外科では、内臓の動脈瘤の治療件数が豊富で、頸動脈狭窄症や足の血管の閉塞性動脈硬化症においても高い実績を持つ。特に、大動脈瘤の治療では、独自手術やオリジナルの治療器具を開発。一般に手術が困難とされる患者の最後の砦となっている。

過去10年間における治療のうち、3分の2は手術が難しい人の治療を行ったという同科。紹介元の多くは大学病院や基幹病院で、放置すれば死に至るリスクを持つ患者を救ってきた。
その中心人物が大木隆生診療部長だ。血管病治療先進国であるアメリカの医科大学で教授として活動し、その実績や経験を同院に持ち帰ったことで、東京にいながら世界水準の治療が受けられる診療科として同科を築きあげた。
「大動脈瘤や下肢閉塞性動脈硬化は良性疾患ですので、がんの末期と違って手術で治療できない人はほとんどいません。手術不能と判断されるのは手術侵襲が高過ぎたり、技術的に困難だった場合です。従って、多くのケースで技術革新と鍛錬で手術不能の壁は突破できます。諦めずにベストの治療法を模索してほしい。僕らの座右の銘は『完成された手術は一つもない』。イノベーターとしてより良い手術を開発し続けることで、患者さんの期待に応え続けていきたいです」

脳神経外科

村山 雄一先生

脳神経外科診療部長/教授
村山 雄一先生

1989年東京慈恵会医科大学卒業。2001年カリフォルニア大学ロサンゼルス校客員研究員、2011年同校教授。2013年東京慈恵会医科大学脳神経外科学講座担当教授。2016年同大学附属病院脳卒中部門長。

3Dプリンターで作製した脳血管の模型。治療方法の決定に役立つという

3Dプリンターで作製した脳血管の模型。治療方法の決定に役立つという

血管撮影装置を用いて行われる脳血管内手術の様子

血管撮影装置を用いて行われる脳血管内手術の様子

各分野の専門家が難症例に挑む
チームで行う適切な診断と治療

平成15年、世界的に見ても早期にハイブリット手術室を開設し、放射線管理区域の検査室で管理していた血管撮影装置を手術室で使用できるようにした同院の脳神経外科。このためさまざまな複合手術が可能になり、その後安全性、有効性を高めた治療法を次々に導入している。同分野の基準を固め、低侵襲治療を広めた。

同科が得意とするのが、カテーテルによる未破裂動脈瘤治療だ。対応可能な施設が少ない難症例には、カテーテルと開頭手術を組み合わせるなど特殊な技術を駆使して治療を行う。
一方で、7000人ものデータベースからさまざまなシミュレーションを行い、手術適応かどうかを検討。その上で手術が必要な場合は、患者の画像データから3Dプリンターでモデルを作るなど、一手間をかけて治療に挑む。
また同科では、村山雄一診療部長が専門とする脳卒中をはじめ、脳腫瘍、内視鏡手術、脊椎脊髄の手術、小児の悪性腫瘍など各分野の専門家が所属。チームで患者を診る体制を整えている。
「開頭手術しかないといわれた場合でも、外科的介入は最後の砦。私たちは適切な診断とベストなマネジメントをめざしています」
新外来棟では、患者に待ち時間を感じさせない工夫や、ホテルのロビーのような空間づくりをめざしているという。

泌尿器科

頴川 晋先生

泌尿器科診療部長/教授
頴川 晋先生

1981年岩手医科大学卒業。北里大学泌尿器科学教室、米国ベイラー医科大学留学、メモリアルスローンケタリング癌センター客員教授。2004年東京慈恵会医科大学泌尿器科学講座担当教授。専門は泌尿器腫瘍、前立腺がん、腹腔鏡手術。

傷口が小さく低侵襲である腹腔鏡下手術を多く手がけてきた

傷口が小さく低侵襲である腹腔鏡下手術を多く手がけてきた

海外の学会でも精力的に活動する頴川診療部長

海外の学会でも精力的に活動する頴川診療部長

高い技術力と豊富な治療法を誇る
患者を面で支える医療連携に注力

大正11年当時、独立講座としては草分け的存在であった泌尿器科。全11分野のうち、悪性腫瘍を中心に、婦人泌尿器科、神経泌尿器科、神経系統の疾患、小児泌尿器科、内視鏡関連の5分野を網羅。大学病院として高度医療を提供している。羽田空港が近いことから、海外からの患者も多い。

同科では、これまで医師が持つ高い技術のみで手術を行ってきたが、この度、前立腺がんの治療において普及が進んでいるロボット支援手術を導入。状況に応じて治療法を変えていく必要がある前立腺がんにおいて、同科では内視鏡手術はもちろん、国内では数少ない治療法がそろっている。そこにロボット支援手術が加わることで、手札が1枚増えたというわけだ。「われわれの持つ技術力と先端機器のメリットをうまくミックスさせていきたいですね」と頴川晋診療部長。
同科では医療連携にも力を入れて取り組んでおり、平成16年から都内で年2回、医療連携の会を開催している。「患者を地域で支える、面で支える」をキーワードに二人主治医制を推進。全国各地から受診する患者のために、地元の医療機関と連絡を取りながら進めている。
「多くの病気は治る時代になりました。心配し過ぎる必要はありません。ベストな治療を考えていきましょう」

access.png

↑TOPへ戻る