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NTT東日本 関東病院

地域と密に連携を取り、人と地域とつながる医療をめざす

がん診療連携拠点病院/がんゲノム医療連携病院/東京都指定二次救急医療機関/東京都災害拠点病院/JCI(国際病院評価機構)認定

急性期医療と高度ながん治療を中心に
地域が求める医療のため進化を続ける

亀山 周二院長

亀山 周二院長

1981年東京大学医学部卒業後、同大学医学部附属病院および関連病院の泌尿器科で診療。同大学医学部泌尿器科学教室の講師を経て、1999年にNTT東日本 関東病院の泌尿器科部長に就任。同院副院長兼務を経て2014年から現職。日本泌尿器科学会泌尿器科専門医。手術支援ロボットなどを早期から導入し、職員の満足度向上をめざす施策にも積極的に取り組む。

運営母体であるNTT東日本の社会貢献の象徴ともいえる『NTT東日本 関東病院』は、救急を含む多様な分野の「急性期医療」、拠点病院として行う高度な「がん治療」を強みとし、地域医療支援病院として近隣の医療機関との「医療連携」を重視。訪日・在留外国人患者への対応や医療面での国際協力など「国際化」にも力を入れる。
地域が求める医療のため、前述の4本柱をもとに進化し続ける病院でありたいという亀山周二院長は、「がん治療では先進の内科的治療を主とする腫瘍内科、需要の多い乳腺外科などを開設。さらに東京大学医学部附属病院と連携したがんゲノム医療を展開し始めています」と、近年の成果を紹介。入院から退院まで一貫して患者をサポートする部署も開設し、患者への説明や情報提供がより充実すると亀山院長は言う。
「こうした患者さんへの支援や地域連携、国際化など、より多くの命と『つながる医療』が当院の目標です」

地域医療連携

吉澤 利弘先生

地域連携・地域医療担当 院長補佐/脳神経内科部長
吉澤 利弘先生

1983年筑波大学医学専門学群卒業。同大学附属病院、ハーバード大学、筑波大学での勤務を経て、2006年から現職。専門分野は神経内科。日本神経学会神経内科専門医、日本内科学会総合内科専門医。

院内カンファレンスの様子

院内カンファレンスの様子

地域医療を支える中核病院として
連携強化に向けた取り組みに尽力

二次救急と総合医療を担う基幹病院として、東京都の南側に位置する城南エリアを中心に幅広い医療圏をカバーする同院。令和元年には新たに東京都から地域医療支援病院の承認を受け、さらに地域の医療機関との連携が強化された。地域全体として患者を支える仕組みづくりに力を入れている。

地域の医療機関との連携を図るために同院が導入しているのが、医療連携協力医療機関制度。平成30年からの1年間で200件近い医療機関が新規に加わり、現在720を超える医療機関が連携先として登録されている。令和元年8月には東京都から地域医療支援病院の承認を受け、連携体制はさらに充実した。医療連携室の専任スタッフを増員し、地域の医療機関との情報共有を進めるために、訪問する機会を増やして顔が見える関係を築いている。医療機器の共同利用も推進しており、CT・MRI検査に加えて、骨シンチグラフィーなどの核医学検査も、地域の医療機関からの依頼があれば実施することができる。
「地域医療支援病院になったことで、これまでよりも患者さんを地域の先生方に逆紹介しやすくなりました。普段から緊密な連携が取れているので、何かあればまた当院でお引き受けしてスムーズに治療にあたれます。当院の役割を理解していただきながら、患者さんが安心できる入退院のサポートを行っています」と吉澤利弘先生。病院内には退院・転院を支援する総合相談室やがん相談支援センター、患者サポートセンターが開設されており、きめ細かに患者を支える。
また、毎年開催する「医療連携懇談会」では、令和元年は「がん」をテーマに、医師のほか看護師やコメディカル向けの講演も取り入れ、好評だったという。
「これからの連携には多職種がそれぞれにつながりを持つことが重要です。病院の中だけでなく、私たちが外に出て行き、地域の活動にどんどん参加する。研修会や勉強会を通じ、地域全体の医療のレベルアップにも貢献していきたいですね」

総合相談室・医療連携室のスタッフ

総合相談室・医療連携室のスタッフ

総合相談室

退院に向けてのサポートが充実
専任スタッフが相談に応じる

病院内には患者・家族を支援する総合相談室が開設されており、専任の医療ソーシャルワーカーや看護師が多数在籍。退院の際には地域のケアマネジャーや在宅医療に関わる医師、訪問看護師、介護スタッフとも連携し、不安を抱える患者や家族への充実したサポートを行っている。個別の事情をしっかりと聞きながら、内容に応じて必要な情報を提供し、専門家との話し合いの場を設けるなど、患者一人ひとりのニーズに合わせて対応する。

相談を受ける際には患者や家族が話しやすいように、信頼関係を築くことを大切にしている

相談を受ける際には患者や家族が話しやすいように、信頼関係を築くことを大切にしている

ロボット手術の取り組み

高度な技術に支えられたがん治療
サポートする専門部門も充実

東京都から、全国に14施設ある高度型の地域がん診療連携拠点病院の一つに指定されている同院(令和元年7月1日現在)。特に侵襲の少ないロボット手術でのがん治療に積極的に取り組むほか、緩和ケア部門やがん相談支援センターなどを設け、がん患者とその家族をしっかりとサポートする体制を整えているのが強みだ。

志賀 淑之先生

泌尿器科部長
志賀 淑之先生
1994年筑波大学医学専門学群卒業。虎の門病院、聖路加国際病院、東京腎泌尿器センター大和病院長を経て、2015年から現職。CT・MRI画像を立体化するVRナビゲーションシステム開発に携わる。日本泌尿器科学会泌尿器科専門医。

松本 順先生

呼吸器外科部長
松本 順先生
1989年山梨医科大学卒業。日本赤十字社医療センター、総合病院 国保旭中央病院などでの勤務を経て、2011年から現職。専門分野は肺がん、縦隔腫瘍。日本呼吸器外科学会呼吸器外科専門医。

同院のロボット手術は、診療科の垣根を越えて連携を取ることにより、より機能的な治療が可能となっている。泌尿器科の志賀淑之先生は、現職就任以来450例以上のロボット手術を手がけてきたスペシャリスト。同科では前立腺がんの前立腺全摘除術、腫瘍塞栓がある進行性腎がんの腎部分切除をロボット手術で行っている。ロボット手術は合併症のリスクを抑えられるのが特徴で、術中の出血量が少なく、排尿等の機能を温存できるメリットがある。低侵襲で、手術の翌日には歩けるほどに回復することが多いという。
「ロボット手術は直接患者さんの体に触れている感覚がない治療法です。だからこそ、それを扱う医師は手当てや心のケアができなければなりません。高度な医療を提供しながら、温かみのある医療を心がけていきたいですね」
泌尿器科では、腫瘍塞栓などに対するロボット手術ではできないような広範囲にわたる切除術にも対応している。
一方、呼吸器外科では肺がんに対する肺葉切除術でロボット手術を実施。5つある肺葉のうちの1つを切り取る手術が保険適用となる。胸腔鏡手術に比べるとアームを差し込むための穴は増えるが、その分、医師が視野を広く確保できることで精密な手術が可能になる。
「肺の手術の難しいところは、患者さんによって肺の状態が違うこと。それぞれにアプローチ法を考える、テーラメイドの手術が求められます。ロボット手術が必ずしも最良の方法なのではなく、ロボット手術も含めたすべての選択肢の中から、より良い治療法を選ぶことができるのが当院の強みです」と松本順先生。

がん相談支援センター

がん患者や家族の相談窓口
心に寄り添うサポートを提供

がんや治療に関する情報提供や、治療や生活の中での悩みなど、院内外からのさまざまな相談に対応している。相談者に寄り添うためにスタッフが心がけているのは「丁寧に話を聴く」こと。相談者のニーズを見極めながら、ともに解決への道筋を探すようにしている。話をするだけで気持ちが落ち着く人も多い。個別相談のほかに、がん患者や家族の交流の場である「なごみ会」や、社会保険労務士による「お仕事相談会」も定期的に開催している。

医師と看護師、医療ソーシャルワーカー、事務スタッフがチームを組んでサポートする

医師と看護師、医療ソーシャルワーカー、事務スタッフがチームを組んでサポートする

近藤 一成先生

産婦人科主任医長
近藤 一成先生
1997年筑波大学医学専門学群卒業。東京厚生年金病院、筑波大学附属病院などで勤務。2009年から現職。腹腔鏡手術を専門に子宮頸がんの予防にも尽力。日本婦人科腫瘍学会婦人科腫瘍専門医、日本産科婦人科学会産婦人科専門医。

樅山 将士先生

外科医長
樅山 将士先生
2002年横浜市立大学医学部卒業。横須賀共済病院、藤沢市民病院などで勤務し、米国カリフォルニア大学へ留学。がんの基礎研究に従事。横浜市立大学附属病院を経て現職。専門は大腸外科。日本消化器外科学会消化器外科専門医。

消化器疾患に高い専門性を持つ外科では、直腸がんを対象にロボット手術を実施。腹腔鏡と比べたロボット手術のメリットは、より肛門が温存できることや、神経損傷のリスクが大幅に軽減され、術後の排尿障害を抑えられることにある。
「繊細な手技が要求される直腸がんの手術ですが、ロボットのアームは手首のように自在に動かせるので、狭い骨盤のさらに奥にある直腸も他の臓器を傷つけずに処置できることが多いです。大腸がんは早い段階で治療すれば治る可能性が高いので、定期的な内視鏡検査で早期発見につなげてほしいです」と樅山将士先生。ロボット手術は開腹手術に比べて、合併症や感染症を起こす確率も低いそうだ。
産婦人科では子宮筋腫、子宮腺筋症といった良性の子宮疾患と、子宮体がんの治療でロボット手術が導入されている。
子宮体がんのうち保険適用となっているのは、進行期でIA期(ごく初期)のがんが疑われている場合のみで、脳動脈瘤や緑内障といった手術時に頭を下げる体勢による負担が考えられる患者など、適用しないケースもある。
「腹腔鏡手術も低侵襲ですが、ロボット手術ではさらに傷口のダメージが少ないのが特徴。アームが穴に固定された状態で、そこを起点として動くので傷口が広がりにくく、術後の痛みが軽減されます。また、腹腔鏡では2Dの画像を頭の中で立体化する必要がありますが、ロボット手術では立体視されており、視覚の情報も精密。術者が良いコンディションを保ちながら集中して手術できることが、治療精度の向上にもつながります」と近藤一成先生。術後の回復も早い傾向があり、入院期間が短く済むケースが多い。

緩和ケアの新体制

適切な介入で切れ目なくサポート
緩和ケア部門をまとめて組織化

すべてのがん患者とその家族に対して、診断から迅速かつ適切な緩和ケアを切れ目なく提供するため、これまでの「緩和ケアチーム」「緩和ケアの外来」「緩和ケア病棟」を統括した新たな体制を整えた。主治医と連携を取りながら、適切なタイミングで患者のニーズに応えていく。緩和ケアの専門知識を有する医師、看護師、リハビリテーションスタッフ、管理栄養士、臨床心理士と多職種が連携して、診断時から治療中、終末期までを一貫して支える。

多職種による専門ケアでその人らしい生き方をサポートしたいという鈴木正寛先生(中央)

多職種による専門ケアでその人らしい生き方をサポートしたいという鈴木正寛先生(中央)

さらなる診療体制の強化

急性期医療やがん治療で高度な医療を提供すると同時に、地域ニーズに応える幅広い診療にも強みがある同院。ここでは特に専門性が求められる3つの診療科・部門を紹介する。それぞれ質の高い医療を実践し、患者の健康やQOL(生活の質)の向上に貢献している。

乳腺外科

沢田 晃暢先生

乳腺外科部長
沢田 晃暢先生

1989年昭和大学医学部卒業。山梨赤十字病院、都立墨東病院、同大学病院を経て2019年から現職。乳がん治療が専門。日本乳癌学会乳腺専門医、日本外科学会外科専門医。

手術・化学療法・放射線治療で
あらゆる乳腺疾患に対応

乳腺疾患すべての診断・手術・治療を目的として開設された乳腺外科。地域の医療機関とも連携しながら、手術治療や化学療法が必要な患者を積極的に受け入れている。形成外科の医師とともに再建手術にも対応する。「当科での治療は患者さんの心のケアが欠かせません。そのため患者さんが話しやすい雰囲気づくりを大切に、誠実で温かみのある医療を実践しています」と沢田晃暢先生。高齢者に多い男性の乳腺疾患についても治療と啓発活動に力を入れている。薬の副作用などが原因で胸の張りや痛みの出る疾患で注意を要するそうだ。令和2年には乳がん治療に特化した新たな診療部門が開設され、より充実したトータルケアが実現する。

リウマチ科

津田 篤太郎先生

リウマチ科部長
津田 篤太郎先生

2002年京都大学医学部卒業。聖路加国際病院などでの勤務を経て2019年から現職。東洋医学に対し高い専門性を発揮。日本リウマチ学会リウマチ専門医。

薬によるコントロールが可能に
早めの診断・治療を推奨

免疫システムの働きに異常を来し、自らの体を攻撃してしまう膠原病。特に関節に症状が出る関節リウマチは患者数が多く、関節が腫れる、炎症で熱を持つなどの症状が長く続くことが多い。高齢者に多い疾患と思われがちだが、発症年齢で一番多いのは30代~40代だという。関節リウマチは薬によってほぼ寛解できるため、早い段階で治療に進めるのが重要と津田篤太郎先生は話す。以前は膠原病により妊娠・出産を諦めなければならないケースもあったが、現在は専門家のもとで治療に取り組めば可能だそうだ。
「原因がわからずにご紹介されて来る患者さんも多く、できるだけ治療の見通しを明確にお話しするようにしています」

スポーツ整形外科部門

武田 秀樹先生

スポーツ整形外科部門部長
武田 秀樹先生

1998年金沢大学医学部卒業。関東労災病院などに勤務後、現職。膝・足の治療に強みを持つ。ラグビーなどのチームドクターを務める。日本整形外科学会整形外科専門医。

痛みや機能不全の原因を探り
適切な治療につなげる

成人のアスリートから部活動やレクリエーションスポーツまで、幅広い選手層を対象にするスポーツ整形外科部門。スポーツに伴う外傷・障害は特徴的なものが多く、競技による違いや特性を熟知した上での専門知識がなければ適切な治療に結びつけることが難しいそうで、他の医療機関からの紹介患者も多い。同部門では膝・足を専門とする武田秀樹先生と、肩・肘を専門とする柴山一洋先生とで部位によりすみ分けて、手術を含めた治療に尽力。スポーツ復帰に向けたアスリートリハビリテーションにも力を入れ、専任の理学療法士が機能回復までサポートする。
「スポーツによるケガで困っていたら受診してくださいね」

看護体制

野上 さとみさん

看護部長
野上 さとみさん

1985年関東逓信病院附属高等看護学校卒業。同年、関東逓信病院(現・NTT東日本 関東病院)に入職。外来、血液内科、ペインクリニック内科病棟の主任、消化器内科看護長、副看護部長を経て2018年から現職。

さまざまなニーズに応え、質の高い看護を提供している

さまざまなニーズに応え、質の高い看護を提供している

バイタルや処方薬など患者情報を管理するデバイス。IOT活用が進んでいる

バイタルや処方薬など患者情報を管理するデバイス。IOT活用が進んでいる

退院後の患者の暮らしに寄り添う
生活の視点を取り入れた看護を

地域連携に力を入れ、患者の自宅や介護施設への訪問を積極的に行っている看護部。患者サポートセンターの開設で、これまで以上に充実した入退院の支援体制が整った。退院後の生活を想定した看護の実践のほか、診療看護師の導入や業務の効率化を図るIOTの活用により、さらにきめ細かな看護を実現していく。

看護部では在宅復帰後の患者の状況を理解するための取り組みとして、大田区の訪問看護ステーションや患者の自宅、連携先の回復期リハビリテーション病院を実際に見に行き、より生活に即した看護の実践につなげている。
「限られた入院期間中にいかに在宅復帰後の生活につなげることができるか。私たちは患者さんの暮らしを想定して看護をする必要があります。朝起きる、着替える、歯を磨くといった在宅での『生活の視点』を取り入れながら、急性期病院として提供すべきケアを考えていきたいです」と看護部長の野上さとみさん。
さらに地域連携の強化に向けて、新たに働き方改革を推進し、キャリア支援を拡大していくため、看護師を地域の医療機関に派遣する取り組みをスタートさせる。地域医療の現場に入っていくことで、さらに連携を深めていきたいという。急性期に関わる人材を地域医療に生かすと同時に、エリア全体のレベルアップにもつなげていく。

患者サポートセンター

個室の面談室で専任の看護師に相談。手術に備えて麻酔に関するチェックができるように、横になれる診察室も設けている

個室の面談室で専任の看護師に相談。手術に備えて麻酔に関するチェックができるように、横になれる診察室も設けている

入院前から患者のリスクを多職種チームで把握することで
治療がスムーズに行われ、退院後の安心にもつながる

入院前の支援を強化するために、2019年10月に開設された患者サポートセンター。あらかじめ退院に向けてどのようなリスクがあるかを把握し、必要があれば退院支援部門につなげることで、安心して入院できる環境を整えている。特に、周術期の管理は、入院前から重要になってくるため、より安全に手術が受けられるよう薬剤師や管理栄養士が入院前に指導に入ることで、予定どおり手術ができるようにする。また手術で全身麻酔をする患者には必要に応じて、術前から歯科衛生士による口腔ケアを行い、術後の肺炎を予防している。

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