特定機能病院として高度医療を提供する「昭和大学病院」 | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

病院・総合病院・大学病院8182件掲載中(2018年12月16日現在)

病院・クリニック・医者検索

ドクターズ・ファイル

求人・転職・仕事情報を探す

ドクターズ・ファイル ジョブズ
23786 ma 1 1375688718

昭和大学病院

真心を尽くす医療人の育成と地域連携の充実、高度医療の追求で、進化をやめない医療拠点

特定機能病院/臨床研修病院/がん診療連携拠点病院/エイズ治療拠点病院/東京都災害拠点病院

真心ある医療人を育成し地域連携に貢献
高度医療を追求する大規模医療拠点

高度医療を実践しながら
身近な医療の提供にも力を注ぐ

旗の台駅の北にそびえる『昭和大学病院』は、地域の急性期医療を担う大規模医療拠点だ。大学病院でありながら親しみやすく頼れる存在として、地域住民の信頼は厚い。昭和大学の9医療施設(同院、同院附属東病院、藤が丘病院、横浜市北部病院、附属烏山病院、江東豊洲病院、藤が丘リハビリテーション病院、豊洲クリニック予防医学センター、歯科病院)の本院として高度医療を追求しながらも、「至誠一貫」の建学理念の下、真心を尽くす良き医療人を育て、患者に身近な医療を実践してきた。

近年は、高齢化に対応する包括的な地域医療連携の仕組みづくりや、さらなる高度医療・先進設備の推進、そして女性医療の強化など、時代に即した分野により注力している。

病院長メッセージ

板橋 家頭夫病院長

板橋 家頭夫病院長

小児医学・新生児医学を専門とし、昭和大学卒業後、同大学病院にてNICU退院後の新生児のフォローアップを担当。新生児集中治療を中心に周産期母子医療などに尽力。2016年4月より現職。日本小児科学会小児科専門医。低出生体重児の栄養管理や生活習慣病に関する研究を行い、関連論文多数。

小児病棟は壁に動物が描かれ明るい雰囲
気 

小児病棟は壁に動物が描かれ明るい雰囲気 

「すべては患者のため」を合言葉に
人々に愛される病院をつくる

先進医療を含む高度医療を提供する特定機能病院として、815床の病床を有する同院。地域間の医療連携を強化しながら、三次救急医療機関として、多くの重症患者の救命にも力を発揮している。

地域全体で医療を完結させることを目的として、あらゆる診療科を設ける同院。切れ目のない地域医療を提供するには「顔の見える病診連携」が欠かせないとして、近隣医療機関に新たな高度医療を紹介するクリニカルセミナーの実施、地域の医師会への参加など、地域医療連携を強化している。
「大学病院は、がんなどに対する専門的治療や先進医療を行ういわば『非日常』であり、患者さんには身近なかかりつけ医を見つけて日常生活の中で診療を受けてもらうことが大切です」と板橋家頭夫病院長。大学病院から地域のクリニックを紹介する「逆紹介」の際は、「このクリニックの先生は私も知っていましてね」と一言添えるなど、患者が見捨てられたような気持ちにならないようこまやかな配慮もしているそうだ。
自身も昭和大学の卒業生である板橋病院長の専門は、新生児集中医療。卒業後は複数の周産期母子医療センターを立ち上げ、同院内にある「品川区こども夜間救急室」の設置にも尽力した。多忙な病院経営の傍ら、現在も一人の医療者として現場に立ち、小さく生まれた赤ちゃんのフォローアップにも力を注ぐ。
「特定機能病院として役割を果たし続けることをはじめ、課題は多くあります。最終的にはすべて患者さんのためであるという意識を忘れずに、『頼ってよかった』と思っていただけるような病院づくりにまい進したいと思っています」

緊急時に頼れる各種窓口

小児科・外科疾患に24時間365日対応
周産期の緊急時にはチーム医療が機能

平日と一部土曜の夜間、小児科の外来が「品川区こども夜間救急室」として外傷を除く応急診療を行うほか、総合診療部門でも24時間365日、小児科・外科系疾患の初期診療を行うER体制をとっている。また、周産期における母体、胎児、新生児の緊急事態には、産科・小児科・小児外科がチームで対応。NICU(新生児集中治療室)では、新生児の治療と管理も行っている。

24 時間365 日体制で子どもたちを見守るNICU

24時間365日体制で子どもたちを見守るNICU

救急医療体制

一次・二次救急医療にも尽力
「断らない救急」の確立をめざす

品川区内はもちろん近隣区域からも「最後のとりで」として期待される同院の救命救急センター。断らない救急医療の実践に向け、三次救急のみならず一次・二次救急患者の受け入れも積極的に行っている。

齋藤 司先生

総合診療部門長
齋藤 司
先生
1984年昭和大学卒業。2011年より診療を開始した総合診療部門を率い、内科および一部の小児科と外科系の患者の一次・二次救急を24時間体制で担う。専門分野は循環器内科学。日本循環器学会循環器専門医。モットーは「疾患を診るのではなく、一人の人間として診ること」。

土肥 謙二先生

救急科長
土肥 謙二
先生
1992年昭和大学卒業。同大学医学部救急・災害医学講座専任医師、東京慈恵会医科大学救急医学講座准教授など要職を歴任後、2016年8月より昭和大学救急・災害医学講座の主任教授に就任。地域救急医療を担う基幹病院として、救急診療や災害医療のみならず、地域住民の教育にも力を注ぐ。

三次救急医療機関として重症者専用病床20床を有し、重症度・緊急度ともに高い患者を24時間体制で受け入れている同院。救急車等で搬送されてくる重症患者の数は、年間1000人に及ぶ。脳や神経の保護など、大学病院ならではの高度な医療を提供する一方、患者の症状を的確に見極めて院内の他科や地域の病院、クリニックなどへ振り分ける役割も担っているのが特徴だ。三次救急部門を率いる土肥謙二先生は、「救命救急センターは患者さんが選んでおいでになる所ではありませんが、地域のかかりつけ医のバックには必ず私たちがいるんです。万一に備えて、かかりつけ医の先生と普段から密にコミュニケーションを取っていただきたいですね」と話す。
また、自力で救急を受診する比較的軽症な救急患者にも適切かつ最善の医療を提供できるよう、平成23年度より総合診療部門での診療を開始。救急における一次・二次医療を担当し、24時間365日、すべての救急患者に適切な急性期医療を提供する「断らない救急」の確立に向けて、救命救急センターとの両輪で活動している。総合診療部門長の齋藤司先生によると、「夜間や休日など時間外の患者さんの場合はいったん入院管理にすることで、スピーディーかつ手厚い医療を実現しています。安全で質の高い医療と、受け入れ人数拡大を両立すべく、ドクターや救急隊への教育も積極的に行っています」とのこと。

私たちにもできる「救命」

初期救命処置が患者の未来を分ける
一般の人も積極的に方法の会得を

心肺停止状態で運ばれる患者の社会復帰率は、発見時の処置によって大きく異なる。一般の人もできる救命処置といえばAEDや人工呼吸だ。齋藤先生は、「AEDの設置場所にも普段から気を配って」と呼び掛ける。また市民向けの講習会を活用し、いざというときの対処法を学ぶことも広義の救命だといい、この救命が連鎖することで、救える命が増えるのだという。

AED

「他人事と思わず、興味を持って学んでほしい」と土肥先生

ハイブリッド手術室

村上雅彦先生

村上雅彦先生は同院副院長で、消化器外科責任者・中央手術室長も兼任

ハイブリッド手術室

一定の清浄度で管理された、CTおよび血管造影装置を備えたハイブリッド手術室

検査・治療を一貫して行える
安全性と確実性を追求した空間

CTや血管造影のできるエックス線撮影装置を備え、さまざまな手術に対応するハイブリッド手術室。循環器内科や心臓血管外科に加え、麻酔科の医師、診療放射線技師や臨床工学技士等がチームで高度かつ安全な医療をめざしている。

複数診療科の連携による治療が当然になる未来に向け、医療の進化に耐え得るハードウエアを完備したハイブリッド手術室。CTや血管造影のできるエックス線撮影装置を備えたことで、別室で検査して手術室に運んでいたようなケースも同室内で検査・治療できるようになった。酸素や麻酔ガス、電気といった配管設備の利便性やモニターの位置など、室内設計は医療の質と患者の安全を第一に検討したという。造影した血管の様子を随時確認しつつステント治療を行い、万一のときは外科手術に即時移行可能。より安全で確実な治療に努める。
「循環器内科や心臓血管外科の治療、整形外科での脊椎手術への利用を中心に、他の診療科へ応用範囲を広げたいです」と村上雅彦副院長は展望を語る。また同手術室では、開胸せずに大動脈弁を取り換えるTAVI(経カテーテル的大動脈弁留置術)、心臓に埋め込んだペースメーカーのリードの入れ替えといった高度な術式も行っている。

ICU(eICU)

ICU導入の発案者でもある大嶽浩司副院長 

eICU導入の発案者でもある大嶽浩司副院長 

ICU室長の小谷透先生。連携先の病院へ行き来しながらチーム力向上にも努めているという 

ICU室長の小谷透先生。連携先の病院へ行き来しながらチーム力向上にも努めているという

365 日24 時間の経過観察が、遠隔モニタリングにより可能に

365日24時間の経過観察が、遠隔モニタリングにより可能に

いち早く「eICU」を導入
知恵を結集し医療の質向上を図る

同院のICUでは、昨年度から「eICU(遠隔集中治療管理プログラム)」を導入。集中治療を専門とする医師が不足する今、全国に分散するプロフェッショナルの力を結集することで患者の早期社会復帰をサポートする。

高齢化によって、慢性的な複合疾患を持つ患者が増え、ICUの必要性が増している。一方、集中治療を専門とする医師は少なく、現場は人手不足の状態だ。同院では、集中治療室に専従して多くのICU立ち上げに携わってきた小谷透先生の下、eICUの実証研究を開始し、こうした状況の改善をめざしている。
eICUは、サポート部門と複数の病院のICUをネットワークで結び、サポート部門が患者の様子を遠隔地からモニタリングするシステム。米国では既に多数導入されており、効果が実証されているという。「ICUの目的は早期退院ではなく早期社会復帰であり、少ないリソースで最善の医療を最適なタイミングで提供することをめざすeICUは、実効性あるソリューションです」と、大嶽浩司副院長。全国のプロフェッショナルの力を結集することで、致死率の低下などのほか、現場の待遇改善による患者への間接的なメリットも見込める。

頭頸部腫瘍治療

嶋根俊和先生

昭和大学病院の頭頸部腫瘍治療チームで責任者を務める嶋根俊和先生

歯科診察室。口腔ケア、口腔リハビリテーションを組み合わせてQOL向上をサポート

歯科診察室。口腔ケア、口腔リハビリテーションを組み合わせてQOL向上をサポート

歯科診察室と隣り合う耳鼻咽喉科の診察室

歯科診察室と隣り合う耳鼻咽喉科の診察室

耳鼻科と歯科の強みを結集
患者の利便性とQOLの向上を実現

頭頸部腫瘍は首や喉、口腔内にできる悪性または良性の腫瘍のこと。同院では、頭頸部腫瘍に対して耳鼻咽喉科と歯科口腔外科の医師が連携し、治療からリハビリテーションまで担当する総合的な診療体制を整えている。

同院では、頭頸部がん専門の耳鼻咽喉科と、口腔がん専門の歯科口腔外科の医師が同じ部署に所属。咽頭がん、口腔がんをはじめ甲状腺がん、耳下腺腫瘍、顎下腺腫瘍、頸部神経鞘腫といった頭頸部腫瘍全般を対象に、互いの強みを発揮して診療にあたる。窓口の一本化で、患者の利便性も飛躍的に向上した。
さらに、術後の全身的な管理から口腔ケア、咬合やそしゃく機能の回復、義歯作製まで総合的に担当。誤嚥性肺炎などのリスク低減のほか、口腔機能を早期に回復させ、義歯利用により患者が口から食事ができる時期を早めるなどQOL(生活の質)向上にも貢献している。
「全員参加のカンファレンスや夕方の情報交換会で全症例について話し合い、1つのチームとなって知識と経験を共有し、最適で安全な治療をめざします」と責任者の嶋根俊和先生。頸部神経鞘腫では、術後も神経機能を温存する手術方法を得意とし、関東地区にとどまらず西日本からの受診も多いそうだ。

地域医療連携

和気あいあいとした明るい雰囲気を大切に、スタッフが相談に応じている

和気あいあいとした明るい雰囲気を大切に、スタッフが相談に応じている

パンフレットなどで「かかりつけ医」を持つ大切さを啓発している

パンフレットなどで「かかりつけ医」を持つ大切さを啓発している

多職種の連携により、
入院から退院まで円滑な転退院支援

同院の総合相談センターは、地域の病院やクリニックに対する窓口として機能するほか、患者の入院から退院までをサポートする役割を果たしている。患者と家族、そして病院と地域が円滑につながるための軸のような存在だ。

総合相談センターには、事務、医療ソーシャルワーカー、退院調整看護師が在籍し、地域医療連携と転院や在宅医療に向けての患者支援を担っている。医療連携においては、地域の医師とともに同院の懸け橋として信頼関係の構築に注力しており、紹介患者の受診予約、逆紹介の推進ほか、医療機関訪問を定期的に実施。同院への要望を聞き、業務改善に生かす取り組みを実施している。
退院支援では、患者が退院した後も安心して自宅で過ごせるように、入院早期から患者本人と家族に寄り添う。「医師や看護師に病気の相談はできても、プライベートな話はしにくいという場合も。そんなときこそ、私たちのドアをノックしてほしいと思います」と退院調整看護師の板垣友子さん。独居の高齢者のためにリハビリ設備のある病院や在宅支援を行っている施設を探したり、経済的に困窮している高齢者の相談に乗ったりと、相談事例が多様化する中、一人ひとりの状況に応じてこまやかに対応している。

 

院内環境

気分がふさぎがちな入院生活も環境次第で変わるもの。入院棟には、子どもの患者や患者を世話する家族に配慮したさまざまな施設が完備されている。

レストラン

レストラン

食事だけでなく、喫茶でも利用できる。東京を一望できる窓際の席が人気だ

入院棟の最上階である17階にある「タワーレストラン昭和」。帝国ホテルグループが運営しているとあって、メニューが充実していてどれもおいしいと好評だ。患者とその家族の憩いの場となっていることはもちろん、純粋に同レストランの食事を目当てに同院を訪れる人も多いという。周囲には高い建物が少ないので見晴らしがよく、抜群の眺望とともにランチやディナーを楽しめる。

さいかち学級

さいかち学級

子どもの体を治す病院の中で、「心」を元気にするのが院内学級の役割の一つ

同院に入院中の小学生が、入院しながら通うことができる院内学級「さいかち学級」。実は同院に隣接する品川区立清水台小学校の一部であり、教壇に立つのは同小学校の先生だ。同院における小児の入院期間は長くない場合が多いが、学習できる場を保証し、たとえ短期間でも学習を継続してもらうことで、「自分は必要な存在だ」と感じてもらいたいという思いで開設されている。

access.png

↑TOPへ戻る