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社会福祉法人 親善福祉協会 国際親善総合病院

(神奈川県 横浜市泉区)

清水 誠 病院長

最終更新日:2025/12/23

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挑戦する風土を大切に「量より質」の医療を

1863年横浜山手の外国人居留区に設立された「YOKOHAMA PUBLIC HOSPITAL」をルーツとする「国際親善総合病院」。泉区のベッドタウンへの移転からもはや35年、一貫して地域貢献を続けている。内科に加え、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科といった多様な専門科をそろえ、外科領域でも整形外科、脳神経外科などと幅広く対応。小児科、産婦人科で周産期医療に取り組むほか、緩和ケア内科も設け、がん領域におけるトータルケアも可能としている。2025年4月、そんな同院の病院長に就任した清水誠先生は、「良いものは積極的に取り入れる、そんな風土が当院の魅力。挑戦して改革していく意気込みがなければ、前には進めませんから」と話す。常に地域ニーズの一歩先を見据え、手術支援ロボットなど先進的な医療にも意欲的に取り組む同院の現在とこれからについて、清水病院長に聞いた。(取材日2025年10月28日)

まずはこちらの病院の概要と地域での役割を教えてください。

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当院は二次救急医療機関に指定され、地域の急性期医療を担う中核として機能し、いわゆるER型二次救急施設として、救急搬送から紹介、直接来院まで、幅広い患者さんに対応しています。直近ではやはり高齢者の救急対応が多く、一部外傷にも対応。心血管疾患での救急はできる限りすべてを受け入れ、国立病院機構横浜医療センター、横浜市立大学附属市民総合医療センターなどの高度医療機関にその日のうちに送っています。また、伝統的に強みを持つ消化器外科では救急対応から手術まで広く手がけ、内視鏡下術を含む甲状腺手術の実績も多数。悪性腫瘍や尿路結石で診療実績のある泌尿器科は、尿路敗血症などで意外に救急搬送も多く、泌尿器科領域の集中治療にも注力しています。周産期救急も実践する産婦人科では、早くから無痛分娩を取り入れており、計画分娩ではなく夜間でも可能な限り自然分娩をめざせることも特徴です。

近年の各科の新しい取り組みにはどのようなものがありますか?

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2023年秋にはロボット支援手術システムを導入しました。すでに泌尿器科、外科、婦人科などの手術で稼働しており、精密な手技によって低侵襲かつ安全性の高い手術に努めています。当時、中規模病院での導入はまだ多くない状況でしたが、教育や若手医師の育成という面でも重要だと考えて踏みきりました。やはり、先進の医療技術にふれられる環境がなければ若い医師は集まりません。教えるということは学ぶことにもつながり、若手医師はベテラン医師にとっても欠かせないものだと考えています。ほかに、循環器内科では下肢動脈硬化症の血管内治療や不整脈へのアブレーション術を、脳神経外科では脳梗塞急性期の血栓回収療法を含めた脳血管内治療を導入しており、眼科では加齢黄斑変性症への抗VEGF療法で豊富な実績を有しています。また、2016年には緩和ケア病棟を開設。がんの早期発見、治療から緩和ケアまで一貫して取り組める環境となりました。

組織改革のために取り組んでいることはありますか?

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病院長に就任してからは、3週間かけて各部署との面談を実施、今後も年2回ほど行う予定です。また、全ドクターを集めて経営陣の考え方を伝える対話の場も設けました。こちらも年3回程度の定期開催をめざしています。大きな病院ではないので、職員同士の意見交換はできていると思います。しかし、日々慌ただしい現場では、診療部長会で各部長に伝えたことが、医員までは伝わらないということも。将来の病院の建て替えを視野に入れた経営の安定化が最優先課題であるということなど、経営側の考えを伝えることで、現場を担う医師にも経営意識を浸透させたいとの思いもあり、こうした場を設けたものです。私からは「弱音を吐かずに頑張ればなんとかなる。限界を自分で決めないで、少し背伸びして挑戦してほしい」と職員に伝えるようにしています。挑戦して改革する意気込みがなければ前には進めない。挑戦こそが、病院全体の成長につながると信じるからです。

人材育成にも力を入れていらっしゃいますね。

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病院の宝は人。医師や看護師、スタッフが優秀で、生き生きと働いてくれていることが一番の誇りです。若手医師の採用と教育を重視することはもちろん、看護師のスキル向上にも早くから取り組み、決められた手順書に従って特定行為が行える看護師の養成を2020年にスタート。毎年3〜4人を養成しており、今後もさらに力を入れ、特定行為に従事できるスキルを備えた看護師の育成に取り組んでいきたいと考えています。当院には、良いと思われるものはどんどん取り入れる、先進的なものにも積極的に挑戦していく風潮があります。病院機能評価についても、当院は神奈川県内でも早くから日本医療機能評価機構からの評価を受けており、昨年には5回目の更新を受けました。

今後の展望と地域へのメッセージをお願いします。

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医療の世界は「量より質」の時代に入ったのではないでしょうか。少子高齢化社会にあり、求められる医療も昔とは性格が変わってきていると思うのです。単に長く生きることや、一律に安価な医療ではなく、一人ひとりの価値観に基づいた、押しつけにならない医療が求められているのではないでしょうか。当院は、地域の皆さんとともに、「満足度の高い医療」を育てていく、そのような病院でありたいと考えています。経営の安定化や多様な大学との連携による人材確保など、目下の課題にも対応しながら、これまでどおり地域に根差した急性期病院としてお役に立っていきたいと思います。当院には、外来部門を補完する「しんぜんクリニック」や、地域包括ケア病棟もあります。地域の医療者や介護関係者との前方連携、病院との後方連携、そのどちらにも注力し、広く地域に貢献していければと存じます。

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清水 誠 病院長

1987年横浜市立大学卒業。横浜南共済病院、横浜市立大学の救命救急センター、静岡県の公立森町病院、焼津市立総合病院を経て、2007年より国際親善総合病院に勤務。循環器内科部長、副院長を経て、2025年4月に病院長に就任。「弱音を吐かずに頑張ればなんとかなる」をモットーに、組織改革にも力を注ぎ、「量より質」を求める新時代の医療を追求している。

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