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医療法人横浜未来ヘルスケアシステム 戸塚共立第2病院

(神奈川県 横浜市戸塚区)

饗場 正宏 院長

最終更新日:2022/11/30

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患者とその家族もケアできる病院をめざす

戸塚駅東口から徒歩約7分。柏尾川沿いの静かな環境にあるのが「戸塚共立第2病院」だ。戸田中央医科グループに属する医療法人横浜未来ヘルスケアシステムの一院として、近隣に複数ある関連の総合病院やクリニック、介護施設などとも連携しながら、地域に根差した医療を展開している同院。合わせて25にもなる診療科と専門の外来を設置し、幅広い病気の診療に対応すると同時に、整形外科や循環器疾患などでは、専門性の高い医療も提供している。そんな同院の院長で「患者さんとそのご家族も、幅広く支えられる病院でありたいと思っています」と穏やかな口調で話す饗場正宏(あいば・まさひろ)先生に、同院のことや地域医療への思いなどを聞いた。(取材日2022年10月25日)

貴院を紹介していただけますか?

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当院は、戸塚共立第1病院や戸塚共立リハビリテーション病院などの急性期病院やクリニック、介護施設などを運営する医療法人横浜未来ヘルスケアシステムの一院です。現在は、101床の一般急性期病床を備え、内科や外科、小児科から耳鼻科、皮膚科などまで、地域のかかりつけの病院として幅広く診療すると同時に、がんや生活習慣病、整形外科疾患、循環器疾患や乳腺疾患などには専門的な診療も行っています。さらには、横浜市の二次救急拠点病院として24時間365日体制で救急搬送にも対応するなど、地域に密着した急性期病院としての医療を提供しています。2022年4月には、歯科口腔外科を新たに開設し、外来診療や手術に加え、入院患者さんの口腔ケアにも非常に熱心に取り組んでいます。また、当院は200床以下ということもあり、紹介状がなく受診しても選定療養費をお支払いいただく必要がありませんので、ご利用いただきやすいかと思います。

力を入れていることは何ですか?

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一つは循環器疾患で、2022年度より循環器内科と心臓血管外科を一つにした循環器センターを立ち上げました。こちらでは、心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患、心臓弁膜症、心房細動などの不整脈、心不全、大動脈瘤や大動脈解離などの大動脈疾患、閉塞性動脈硬化症などの末梢動脈疾患、肺血栓塞栓症や深部静脈血栓症などの静脈血栓塞栓症といった成人の循環器疾患を主な対象としています。冠動脈バイパス手術や弁膜症の手術、不整脈に対するアブレーション治療など心臓の病気に対する治療のほか、閉塞性動脈硬化症や腹部大動脈瘤、下肢静脈瘤など血管の病気の治療にも力を入れています。近隣には、高度な治療に対応している大きな病院がある中で、当院では循環器疾患の一般外来診療も行っていますので、手術などが必要になったときに、いつも診てもらっている病院や医師にしてもらえるという安心感があるのが、大きな特徴かと思います。

整形外科も特徴的だと伺いました。

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そうですね。当院の整形外科は、脊椎や股関節などの変性疾患とスポーツ整形外科分野が2本柱になっています。変性疾患では、椎間板ヘルニアや腰椎滑り症などの手術に加え、変形性股関節症や変形性膝関節症には専門の部門も備え、人工関節置換術にも取り組んでいます。スポーツ整形外科分野では、アスリートの外傷や障害などに豊富な経験を持つ医師が在籍しており、膝前十字靭帯再建術や関節鏡による肩、肘、膝、足関節の手術。さらに、今年の6月には、主にスポーツ整形外科分野のリハビリテーションに取り組む「運動機能再起センター」を開設しました。先進の物理療法機器やトレーニングマシンなどを備えるなど、アスリートのニーズに応えられるよう体制を整えています。サッカーやラグビー、野球、バスケットボール、柔道、空手など、さまざまな競技において成人はもちろん、小中高校生といったジュニア世代のアスリートまで、広く対応しているのも特徴です。

病院を運営するにあたって心がけていることはありますか?

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当院は、いわゆる総合病院ではありませんので、いくつかある診療科がそれぞれ特色を持って診療を行っています。その中で、紹介型の病院ではありませんので、地域の皆さまに必要なときは気軽に受診していただいて、当院で診れるものは当然診て、難しいものは同じグループの戸塚共立第1病院などと連携して、2つの病院で一つとして対応すれば、大抵の病気には対処できるようにしていること。同時に、救急も含めて病気で困っている方は断らずに診ること。そして、そういう方は体が弱って、それによって心も弱っていますから、アットホームな言葉遣いや対応をすることで、安心感を与えられるよう心がけています。また、私自身の診療では、私は外科の医師ですが、患者さんの体にちゃんと触れて診察すること。加えて、たまに検査をしたけど説明がなかったという話を聞きますが、検査結果なども含めて患者さんに、真摯に説明をすることを大切にしています。

今後の展望と地域の人たちへのメッセージをお願いします。

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最近は待ち時間が長くなっており、待合室などが非常に密になってしまっています。これまでは一部の診療科が予約制で、それ以外は来た順番に診る体制でした。それだと、診察開始直後など一部の時間に患者さんが集まってしまうことから、混雑の解消を目的にすべての診療科を時間予約制にしました。もちろん緊急の患者さんには対応します。また昨年はCTを更新して、今年は心臓と血管治療に使用するアンギオ装置も更新予定で、手術室も2室から3室に増やすなど、より体制も充実させています。常に改善を図りながら患者さんをきちんと治して退院なり、転院なりできるようにするという急性期病院の務めを果たしていきたいと考えています。そして当院では地域の皆さまに安心して受診していただくとともに、患者さんに加えて、お子さんも含めてご家族全員が受診していただける病院ですので、体調に問題があるときは、ご家族で安心してご利用いただければと思います。

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饗場 正宏 院長

1985年昭和大学卒業。米国南フロリダ大学留学、昭和大学病院、同藤が丘病院など勤務を経て、2008年7月より同院。2018年より現職。日本心臓血管外科学会心臓血管外科専門医、日本胸部外科学会心臓血管外科専門医、日本血管外科学会心臓血管外科専門医、日本外科学会外科専門医、日本超音波医学会超音波専門医。昭和大学藤が丘病院兼任講師。

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